吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

イソプロパノール

2021年02月27日 06時03分26秒 | 日記
 通常、医療機関が使う手指消毒薬はエタノール系(C2H5OH)が多い。最近では品薄になってきたため、イソプロピル系(C3H7OH)も導入せざるを得なかった。これはエタノール系よりも炭素Cの数が1個多いのである。だからどうと言うわけではないが若干、特殊な芳香臭がある。最近このにおいをかいで思い出した。昔、子供の頃、旅行で横浜駅を通るたびにシュウマイを買ってもらった。〇陽軒のシウマイである。そこには小さなパックされた四角い消毒用手拭きが入っていた。当時、この封を切るとこのにおいがした。おそらくイソプロパノールだろう。なのでこのにおいをかぐと当時の旅行の楽しい思い出がよみがえる。そして同時にシウマイの味も連想するのである。匂いで情動反応が惹起されるというのは何故か不思議である。

東北新社の総務官僚接待事件

2021年02月26日 06時31分38秒 | 日記
 今の時代、ここまであからさまで派手な接待はちょっとない。本当に昭和の時代にズブズブ癒着の横行した時代ならよくあった。しかしながら今はもう令和である。ただしここまでひどくなくとも業者と官僚の癒着などまだまだ水面下ではあるはずである。なくならないわけはない。経理的に表面上はうまく体裁を整えて高額接待しているのはたぶんあるだろう。それはどちらの側にとっても美味しい関係だからである。そして表立ってあからさまな行政配慮や便宜供与が業者に対してなければ、そんなことはいちいち報道されない。今回は、業者側に有名人がいたので「狙われた」のである。これが総理の息子でなければ盗聴もされないだろう。つまり報道して金になる登場人物なのである。違法接待云々よりも総理の息子であることが衆目を集めるネタなのである。しかもまるで芸能人かアーティストの風貌である。これならゴシップネタで面白くなる。ネタの内容としてはこれ以上のものはなかった。いやとにかく普通人とは違うということに気が付かずわきが甘かったようだ。
 もっとも普通人と違うのだからこそ東北新社に途中入社できたのであり、会社側も「それ」を期待していたのである。三社の思惑はすべて一致していたのである。

銀行のイメージ

2021年02月25日 05時45分05秒 | 日記
 随分前TVで、今後銀行の規模や形態がどんどんかわりサービス内容も変化してくると特集していた。その中で街頭インタビューがなされ「銀行のイメージは?」と言う質問に若い女性が答えた。
 「銀行のイメージ? そうですね『正義感が強い』と言うことですね」と・・・。
 これを聞いてまったくの意味不明な回答に困惑した。銀行のイメージで正義感が強いってあるんだろうか? もしかしたらそれ(1回も観たことないけど)、何かTVドラマの影響なのだろうか? あるいはこの若い女性に常識がないのか?
 昔は銀行のイメージといえば「固い、謹厳実直、真面目、エリートサラリーマン等々」であったろう。そしてバブル崩壊直後は「山師、詐欺師、いいかげん、テキトー、信用できない業種」であった。バブル以後は融資をお願いしても貸し渋りしてずいぶんこちらも頭を下げたこともあった。そして今となっては金利がベラボーに下がっているので預金するよりタンス預金のほうがまだましと思えるくらいである。その割に口座作ろうとすると物凄い手間暇がかかる。
 そして窓口業務は対応が悪い。結局、自分のような小企業事業者からすれば、銀行なんて今では振込手数料で稼いでいる中間搾取業者というイメージなのである。世の中での各種取引やカード払いが銀行口座を必要とするから使っているだけである。これからのネット社会で必要だから使っているだけで、対応も悪く融資してくれなければ銀行の存在意義はない。

やめてほしい その5

2021年02月24日 06時09分32秒 | 日記
 数日前、TVの情報番組で大江千里がニューヨークで受けたコロナワクチンでアナフィラキシーになったって騒いでいた。自宅でピアノ弾いていて腕が痛くなり手が上がらなくなって意識が遠のいた。これアナフィラキシーっていっていたけど、こんなウソの情報やめてほしい。
 アナフィラキシーは即時反応であり重症なものほど発症が早い。だからそんな重篤な副反応なら自宅に帰ってピアノ弾いてから発症なんてありえない。しかもアナフィラキシーの症状ではない、呼吸苦などもない。これはアレルギー反応でもないし、想定内の筋肉痛じゃないの?と思う。
メディアはこんな報告をTVで流したらどうなるか分かっているのか? これ見た視聴者はみんなワクチンがこわくなるはず。まさに国益に反する情報の垂れ流しである。想定内の致命的ではない副反応を、さも重篤感を持って報道するのは如何なものか?
 その後、「あれはアナフィラキシーと報道しましたが典型的な症状ではないので、むしろ致命的ではない通常の副反応の可能性が高いものと思われます。お詫びして訂正いたします」くらい出してほしい。


やめてほしい その4

2021年02月22日 06時08分09秒 | 日記
 そしてやめてほしいことはまだある。接種したあとに「どうですか? 痛かったですか?」ってインタビューしたことである。なんだかTVのインタビューでそんなこと取り上げるから「本当は痛いはずのだ」と勘ぐってしまう。ワクチン用の針はせいぜい25ゲージの極細である。無痛ではないがほとんど痛くはない。自分は自身でワクチン注射打っている。それくらい大したことない。たまさか痛くたっていいじゃない。死ぬか生きるか、そして世の中が滅亡するかどうかの病気が流行しているのである。そこで痛いの痛くないのってまるで幼児レベルでの取材・報道は幼稚で情けない。今までで一番痛かったのは日赤での献血の針である。あれは14ゲージくらいの極太である。たかがワクチン注射「痛いの?どうなの?」って聞くくらいなら、日赤の献血車の前で「どう痛かった?」ってインタビューしろよって言いたくなる。何だかなぁ~。

やめてほしい その3

2021年02月20日 05時25分36秒 | 日記
 新型コロナワクチン接種が最前線の医療従事者から始まった。そこの院長なのかのコメントで「私が率先して受けます」などと言っていたが違和感を覚えた。
「率先して・・・」などというと「これは危ないものなのであり私は本当は受けたくないのだが職務柄、範を示すため」という本音があるような疑いを持たせる。世の中には医療従事者の中にも「受けたくない」という人もいる。任意接種なのでそれでもよいが、一定数のマスが接種しないと集団免疫の効果が得られない(のは院長レベルの偉い先生なら知っているはず)。
 少なくとも医療従事者なら今回の致命的リスクの頻度と、同時に得られる利益については「情報を総合的に検討し」勘案されているはずである。それが分かっていたら「率先して・・」ではなく「皆さんよりお先に打たせてもらってすみません」くらいの発言が妥当だと思うのである。それが「率先して・・」と悲壮な顔で言われると寂しくなる。
 一般人ならともかく「医療従事者」である。きちんと勉強してるのかいなと思った。

やめてほしい その2

2021年02月19日 06時22分28秒 | 日記
 これはメディアの報道姿勢の問題。報道局の方針はワクチンで何万人が助かろうとも、一人でもワクチンで亡くなることの方がいけないことであると、そしてもしそうなればワクチンは全面否定するという姿勢なのだろう。とにかく事なかれ主義のようだ。何事をするにもリスクはともなう。そのリスクを否定するのは如何なものか。
 過去メディア一連の「子宮頸がんワクチン叩き」は、今の若い世代での子宮頸がん死亡増加をもたらした。その後、追試によると子宮頸がんワクチンと、種々言われた副反応は「ワクチンとは因果関連がない」と結論付けられている。しかしこれは報道されないので今後も若い女性の死亡率は高いままなのである。
 彼らは報道したことに対して責任を取らない。コロナウイルスが二の舞にならないことを祈る。日本国内の思想誘導をしているのは彼らなのである。

やめてほしい その1

2021年02月18日 06時23分35秒 | 日記
 報道番組でよく言う情報の取り扱いについて「あらゆることを報道しすべてを情報公開する」っていう姿勢が果たして本当に正しいのかなと最近思う。
 一連のコロナワクチンの副反応について、「痛み、腫れ、倦怠感がインフルワクチンよりこんな高い確率で報告されていますよ」ってこれ余計なことだと思う。刺したら痛いし、抗体産生の流れで倦怠感だとか発熱、穿刺部熱感なんて当たり前。副反応というか想定内の症状である。
 それよりも致命的なアナフィラキシーについての確率、可能性をもっと強調してほしい。10万人に一人である。飛行機事故で亡くなる可能性と同じと言った方が分かりやすい。最近の研究では飛行機事故よりもかなり低い確率であるとの調査結果もある。そのアナフィラキシーの確率とワクチン接種で助かる何千、何万の人数を比較してコメントする番組はぜんぜんない。なので、ワクチンの怖さしか伝わってこない。
 百歩譲ってワクチン接種後、慢性期の副反応が怖いというがmRNAワクチンは壊れやすく痕跡を残さないと言われているので生殖細胞に入り込みその人の将来的な遺伝子情報に影響を与えることはないと言われている。なんだかTV報道番組見ているとワクチン恐怖をあおるようなものばかりである。

ジェンダー・フリー

2021年02月17日 05時47分48秒 | 日記
 森さんの一連の発言が「女性蔑視」ということでJOC会長を辞任した。それについて後任会長を決めるにあたり、TVでは議論が拍出している。時期会長の資格として考え方は二つあるようだ。一つは会長職はスポンサーや各国とも政治的な交渉がタフであり、またコロナ禍において開催するかどうか、また開催しない時の違約金の請求に対してどれだけ実務的に対応能力があるかが問われるため性別はぬきにして選出すべきと言う意見。そしてもう一つは女性は全世界で歴史的に差別を受けてきたので、これからの概念変換を意味する世界的大会として位置付けるため女性限定にする。そしてもし実務的に足りないところがあれば周りのスタッフが補完してあげるという考えである。
 どちらがいいのか自分には結論はない。でもこれだけ交代劇が世界に報道されたなら、次にやる人はかなり重圧になるだろう。それに耐えられる精神力がないと難しい。


「故障はなかった」“池袋暴走”裁判で捜査員が証言 その2

2021年02月16日 06時09分32秒 | 日記
 さて、いよいよ「ブレーキが壊れていた」という被告の主張を否定する結果が出された。「車が壊れていたため車が暴走したのであって自分に責任はない」という論拠が崩れてきたようだ。本人が意図的に虚偽の証言をしたのか、あるいは短期記憶障害などで本当に「自分はブレーキを踏んでいた」といったのか定かではないが、この後の被告弁護士の出方が気になるところである。「いや、やっぱり車の不具合だ」と押し通すのか、あるいは実は被告は「認知症でしたので心神喪失のため事故については無罪」と主張しなおすのか・・・といったところである。
 この被告が認知症かどうかは分からないが、数ある高齢者の暴走事故は認知症によるものがほとんどである。今回がそうであるとは断言できないが可能性はある。そしてそれを認めようとしない(車のせいにする)というところでは全国初のことかもしれない。やはり被告のなした初めてのTVインタビューで「高齢者が安心して運転できるようなシステム作りが必要である」とのコメントでも分かるように「私は悪くない」と他人事にしているのである。やはり上級国民である。

「故障はなかった」“池袋暴走”裁判で捜査員が証言 その1

2021年02月15日 06時17分12秒 | 日記
2/1(月) 17:54配信 テレ朝 NEWS  All Nippon NewsNetwork(ANN)
(池袋乗用車暴走事件の報道)
 飯塚被告の車について「故障はなかった」と証言しました。
 妻と娘を亡くした松永拓也さん(34):「(飯塚被告に)期待はしませんが、この現実は知って下さい。本当に」
 東京・池袋で車を暴走させて11人を死傷させた罪で起訴され、無罪を主張している飯塚幸三被告(89)の裁判で、警視庁の捜査員が事故の鑑定内容について証言しました。
 大破した車からコンピューターを取り出すなどして調べた結果、アクセルにもブレーキにも故障はなかったということです。  暴走の原因については「アクセルとブレーキのペダルの踏み間違いだ」と述べました。

オリパラ森会長辞任

2021年02月13日 05時43分33秒 | 日記
 なんだかついに辞任に追い込まれた。メディアはこぞって思想誘導し徹底非難。そして差別はよくないという論理で押しまくった。あげくは「日本が差別するような国と世界から思われるのは恥ずかしい」って。まあそれはそれでいいですけど次期北京五輪は中国主催。あの国はウイグル民族を虐殺してますけど、どうなんでしょう。
 今回森さんの差別発言に異を唱えた人達は、差別はダメでも虐殺はOKなんでしょうね。今回の森叩きで「黙っていることは差別を認めることになる」っていうことでずいぶんいろいろな人達が声をあげました。じゃあ北京五輪に黙っていることは虐殺は認めるんですか? それとも日本は日本、中国は中国、あの国のことをとやかく言ったら内政干渉になるので何も言わないんでしょうかね? 
 メディアもずるい、そこまでいうなら中国の人種差別をきちんと報道して「オリンピックボイコット」とか思想誘導したらいいのに。なんだかなぁ~、結局日本は平和なんでしょう。


ワクチン接種 その2

2021年02月12日 05時46分30秒 | 日記
 ワクチンと副反応についてはその因果関係がすべて証明されているわけではない。接種後に発現した事象すべてを全部ひっくるめて副反応と言っているだけである。もちろん致命的なアレルギー反応も一定の割合である。しかしその頻度を明らかしてから国民に接種開始されるのである。あまり致命的な副反応の頻度が極端に高ければ当然製品化されない。製品化されたものはある意味、今までのワクチン薬と同様安全と考えてよい。
 日本ではコロナで何万人が死んでも市民は騒がないが、万が一ワクチンのアレルギーで一人でも死ねば大騒ぎになる。ワクチンで何十万人もの発症を抑えているにもかかわらず、裁判沙汰にでもなれば「ワクチン危険!」と声高にメディアも同調するのである。
 現代の日本人は、事なかれ主義で、些細なリスクも取らずに「ワクチンで何も起こらないこと」を最優先してしまっているようだ。今、まさに災害時でもあり戦時下と言ってもいいくらいである。
 100%安全な対応を求めすぎると本当に日本は沈没する。メディアはワクチンの副反応を取り上げすぎで、やたら恐怖をあおっている。いい迷惑である。

ワクチン接種 その1

2021年02月10日 06時14分19秒 | 日記
 そろそろコロナワクチン接種の話が具体化しつつある。驚くことにやはり接種希望しないものも少なくなくないようである。おそらくワクチンの副反応を恐れてのことであろう。もちろんある一定の確率で致命的な副反応は起こりうる。しかもワクチン接種は任意であるので打ちたくない人は打たなくてもよい。
 しかし副反応とは、接種後1か月以内に起こった症状すべてを「ワクチン副反応」として報告している。つまり因果関係が不明でもなんでも起こった症状すべて含めて「副反応」として計上されているのである。
 実は本来純粋なワクチン副反応はもっともっと少ない可能性がある。
 これは因果関係を証明するのが困難であるため、すべてを一緒くたにした、やむを得ない統計処理なのである。

室井佑月が石原氏の無症状入院を皮肉る〝私もすぐ入れてくれるんだよね?〟その2

2021年02月09日 06時11分34秒 | 日記
 残念であるが大物国会議員はやはり「上級国民」なのである。一般市民なら「コロナ病棟ありません」で自宅待機になる。石原議員は、国会議員特権でもあるのだろうか、これはきっとコロナ病棟ではなく、「特別個室」なるもので「特別治療」が行われていたと思われる。したがってスタッフも管理職以上のものが割り振られていると考えられる。まさに特別待遇であったことは間違いない。病院側だって「大物政治家御用達」ということになれば箔が付く。
 治療費は国で決まっている点数しか請求できないが、もしかしたら特別室を空けたとかそのフロアを一つ潰して充てられたとかがあるかもしれないので、差額ベッド代は請求されているだろう。ただし国公立の場合は差額ベッド代があるかどうかは知らないが。
 すべてここまでは確証があるわけではないが、まず「症状はないけれどとりあえず入院できる」ということだけで特権階級なのである。
 室井さんは残念だけど特権階級じゃないので満床であれば入院は断られるだろう。どうあがいてもかなわない。