吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

コロナ禍で除菌製品「クレベリン」大増産、見込みより需要伸びず大量に売れ残り95億円の赤字 その1

2022年02月28日 06時26分35秒 | 日記
2/18(金) 20:54配信 読売新聞オンライン
 大幸薬品が18日発表した2021年12月期連結決算は、最終利益が95億円の赤字(前期は38億円の黒字)となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて主力の除菌製品「クレベリン」を大幅に増産したものの、大量に売れ残り、損失を計上したことが響いた。
 20年12月期はクレベリンの売れ行きが伸び、過去最高の最終黒字となった。さらに需要が拡大すると見込んで、約23億円を投じて新工場を建設していた。大幅に生産を増やして攻勢に打って出たところ、ブームが失速し、在庫が積み上がった。新工場も昨春から稼働を停止している。
 消費者庁は今年1月、クレベリンから派生したシリーズ4製品について、「空間に浮遊するウイルス・菌を除去」などとする表示には根拠がないとして、表示取りやめなどを命じる措置命令を出した。これを受けた返品に備え、引当金も損失として計上した。

北京オリンピック終了 その3

2022年02月26日 06時12分04秒 | 日記
 今回のオリンピックも多くのメダルを獲得し、それぞれ各人、各チームのドラマが展開された。特に高木美穂のメダル獲得数はとにかくすごい。しかし終わってみると、結局一番TVメディアが取り上げたのが女子カーリングと羽生結弦選手だったかも。
 特に女子カーリングは、一次リーグ敗退と思いきや決勝リーグへの進出が決まるというドラマもあり、また大会最終日までもつれ込んだという展開があったせいでずいぶんとTVで取り上げられる機会も多かった。
 彼女たちの一挙手一投足までが伝えられ、メディアも視聴者の感動を引き出せるようなエピソードを多く盛り込んで放映していた。確かに他国選手と比べて体格で劣る。しかもアスリート然としない普通の女子のような感じである。普通の女子が劇的に勝ち上がってくれば、当然注目するのである。
 とにかく、終わってみれば女子カーリングがこれほど取り上げられることは今までなく、もしかしたら彼女たちの「一人勝ち」だったのかも。

北京オリンピック終了 その2

2022年02月25日 06時16分07秒 | 日記
 一方ROCのドーピング問題におけるIOCの判断もどうなんだか?と思った。ドーピングがあればみんな等しく大会出場はダメなはずである。それが16歳未満は例外・・・などという規定で出場させたのである。
 結果論になるが出場させなかった方があの15歳の少女をここまで傷つけることはなかったはずである。全世界に傷つけた少女がさらされた。あの状態でまともなスケーティングは難しいだろうと思っていた。やはりあのまま出場させなかった方がましだったかもしれない。そしてコーチが少女に演技後に投げかけた「なんで放棄したの? 説明しなさい」という言葉も冷酷だった。
 そしてその投げかけたコーチの言動に対してバッハ会長が「コーチの言動としてはあるまじきもの」と声明を発した。でも、まさに出場のゴーサインを出したバッハさんあなたが一番悪いんですよ、と言いたい。
 まさに自分の行いを棚に上げて・・・なのである。

北京オリンピック終了 その1

2022年02月24日 06時16分35秒 | 日記
 開催前から周辺諸国へのジェノサイド、そして周辺海域への進出、経済支援と称して他国への貸借関係強化など、いろいろな国際問題をはらんだ五輪開催であった。しかも大会期間中にオーストラリアの艦船に対してレーザー照射などオリンピックに耳目を集めさせておいて、陰で侵出を進めるようなやり方はあざとい戦略的意図が見え隠れする。
 それにしても開催してしまえば選手たちの感動的な頑張りにて、本大会の存在意義は?ということの焦点が見えなくなることも感じていた。
 すでに東京オリンピックで誰もが分かっていると思うが、オリンピックは商業目的の大会になっており開催都市の経済的負担は大きい。オリンピックは賞金はなく、メダルの名誉度が高い。それに乗じていつの間にか、開催都市に対して開催することの名誉とすりかえ莫大な商業的収益を上げているIOCには疑問も感じる。
 それにもまして行う意義というのは今回の大会は国威発揚~海外侵出を目的とする以外の何物でもない。

【フィギュア】羽生結弦の人柄あふれ出る会見 チェンへの敬意、整氷スタッフへの気遣いで優しさ その2

2022年02月22日 06時13分02秒 | 日記
 いやはやもう何もかにも含めて、こちらが頭の下がる記者会見である。欠氷部分にエッジをとられたのは不運である。しかしある意味、製氷スタッフの管理の部分もあるはず。でもその言い訳をしない、人のせいにしないという気持ちは素晴らしい。
 昔、試合後のインタビューの時、国旗を羽織ってウイニングランした直後だったが「国旗は床に置けない」と保持していた国旗をスタッフに手渡したのをみて「若いのに凄いな」と思ってみていた。
 以後、彼の言動に注目してきたが、今更ながらにこちらが身の引き締まるような見習うべき態度である。
 どうやればこんな若者ができあがるのかと不思議な感じである。

【フィギュア】羽生結弦の人柄あふれ出る会見 チェンへの敬意、整氷スタッフへの気遣いで優しさ その1

2022年02月21日 06時04分46秒 | 日記
2/15 4:45配信日刊スポーツ
 羽生結弦の礼儀正しさ、人柄がにじみ出る、いや、あふれ出る会見冒頭だった。「すみません。質問の前に僕からいいですか」といきなり挙手すると、大会のバブル内で陽性者が出ている状況を説明。「ミックスゾーンで取材していただくと、どうしても密になってしまう。このような大会場での質疑応答に同意しました」と報道陣をまず気遣った。
 続けて5歳新たな金メダリスト、チェンに敬意を表す。質問には全て「ありがとうございます」。そして感謝を述べたのは整氷スタッフだった。8日のSPで羽生は氷の穴にはまって4回転サルコーが跳べなかった。8位と出遅れ、3連覇を逃す要因となった。 「もちろんSPの時は不運なミスというか、悔しかった部分もありますけど。本当に滑りやすくて、跳びやすくて、気持ちのいい会場、リンクでした。この場を借りて感謝したいと思います」。整氷者に責任はない、と強調する発言を第一声にする優しさが光った。

東名高速あおり運転“やり直し裁判” 追突のトラック運転手が状況語る その2

2022年02月19日 06時14分01秒 | 日記
 高速道路の追い越し車線に車を停めさせていたら、追突される危険性が高いということは誰にでもわかる。「停めさせはしたが自分が追突をしていない。だから自分は全く悪くない」という理論が成り立つのであろうか? 未必の故意という判断にはならないのであろうか? 法律は万人に平等であろうが、公序良俗に反する行為を支持するような法律解釈にはどこかに疑問が残る。
 被告弁護人も仕事上、無罪主張する気持ちはわからないでもないが、道徳や公序良俗を心がける社会人としての観念はこの弁護士にはないのであろうか。

東名高速あおり運転“やり直し裁判” 追突のトラック運転手が状況語る その1

2022年02月18日 06時19分17秒 | 日記
日テレNEWS 2022年2月7日 14:12
 5年前、東名高速道路で一家4人が乗ったワゴン車が「あおり運転」を受けた末、トラックに追突され、夫婦が死亡した事故のやり直しの裁判で、追突したトラックの運転手が事故に至った状況などを語りました。石橋和歩被告は2017年6月、東名高速で「あおり運転」によりワゴン車を停車させるなどした上で後続のトラックに追突させ、萩山嘉久さんと妻の友香さんを死亡させたなどとして危険運転致死傷の罪などに問われています。一審の横浜地裁の裁判前の手続きに問題があったとして先月27日からやり直しの裁判が行われていて、弁護側は、事故の原因は石橋被告が高速道路で車を停車させたことなどではなく、追突したトラックだとして無罪を主張しています。
 7日の裁判でトラック運転手の男性が証言し、検察側の質問に対し「車間距離を取っていたが、ワゴン車に衝突してしまった」「まさか車が止まっているとは思わなかった」などと事故に至った状況を語りました。
一方、弁護側は、トラックが走行してはいけない第3車線を走り、車間距離も十分ではなかったなどと指摘しました。

死亡した医師の鈴木さんは「責任感ある先生」患者と聖火リレー伴走も その3

2022年02月17日 06時26分57秒 | 日記
 それにしても、なぜこのような容疑者が猟銃を保持できる資格と適性があったのか疑問である。
 医師の診断書は、薬物中毒がないかどうかの判断だけを求められている。以前は、通常の医師の診断書では通用せず、一時期、精神科医の診断が必要であった。ところがその数年後にはまた、通常の医師でもその猟銃保有許可の診断書が書けるように元に戻されたのである。このところでの公安における医師診断書の捉え方の変化は今をもって謎なのである。
 ともあれ明らかに適性を欠く人間に猟銃保有を許可した公安・警察関係の事後検証は必要である。
 通常の殺人ではない。日本における銃器による殺人は徹底糾弾されなければならない。容疑者は日頃から病院で無体な言動、そして恫喝を繰り返してきた事実がある。この事実を警察は知らないのであろうか。
 ここで警察が「いや、容疑者の日ごろの生活は特に通報などなかったので問題なかった」とするなら今後も猟銃殺人は起こりうる。医療従事者が事なかれで我慢していたら、本件のように警察の知らぬことになり、猟銃許可における人物判定でも看過してしまうことになる。
 これからは我々医療従事者はいかなる恫喝があった時点でも警察に通報することが必要である。


死亡した医師の鈴木さんは「責任感ある先生」患者と聖火リレー伴走も その2

2022年02月15日 06時18分47秒 | 日記
 新聞報道によると殺害された医師の普段の人物像が記されている。もちろん人間なので表の顔と裏の顔はある。そしてなおかつマスメディアの報道バイアスも考慮する必要はある。しかしもしそうだとしてその分を差し引いても、この医師の9割以上は良医であることは間違いない。そして少なくとも自分の数百倍も善良で仕事熱心で情熱的であってまさに見本となるような人物像をうかがわせる。僅かな情報だけでも同業者である自分にとって頭の下がるような生き方である。
 それがこのような理不尽で身勝手な行為によってなぜ殺害されなければならないのかと憤りを覚える。まして残されたご家族、いわんや300人近い地域の在宅療養中の患者さんの未来はどうなるのか?
 今回の殺人事件はただの殺人事件とは様相を異にする。今後、もう患家に赴くような在宅医療なんて危険極まりない・・・もう自分はやめたなどという医師も増えれば、どんどん医療が委縮していく。やはりこの容疑者のなした罪は大きい。

死亡した医師の鈴木さんは「責任感ある先生」患者と聖火リレー伴走も その1

2022年02月14日 06時05分16秒 | 日記
1/28(金) 13:47配信 朝日新聞DIGITAL
 埼玉県ふじみ野市の住宅で起きた立てこもり事件で、人質となっていた医師の鈴木純一さん(44)が撃たれて死亡した。在宅医療に携わっていた鈴木さんは多くの患者に頼られていた。東京パラリンピックの聖火リレーでは、患者の依頼を受けて伴走もしたという。東入間医師会の関谷治久会長(66)によると、鈴木さんは、富士見市・ふじみ野市・三芳町の2市1町の在宅患者のおよそ8割、約300人ほどを診ていたという。
 地域の在宅医療を担う中心的な存在で、「患者のために自分の時間を犠牲にして熱心に取り組む責任感のある優しい先生だった。今いなくなるのは市民にとっても医師会にとっても本当に大変な損失で、言葉にならない」と話す。
 昨年夏の新型コロナウイルスの第5波では、感染した自宅療養患者の訪問診療に力を尽くし、朝霞保健所管内の多くの患者を担当していたという。
 鈴木さんの知人男性は「鈴木さんはもともと病院の勤務医だったが、在宅医療のニーズの高まりを感じてクリニックを開業した。夜中でも起こされるなど、使命感がないとできない仕事。体調が大丈夫か心配だった」と話す。
 この知人によると、鈴木さんは第5波で感染した在宅療養中の患者の症状が急変する様子を目の当たりにし、家族に「これじゃ死んじゃうよ」と言って、涙を流していたという。

猟銃立てこもり男を殺人で逮捕、医師は死亡 その2

2022年02月12日 05時52分09秒 | 日記
 最近、大阪のメンタルクリニック放火事件といい今回のこの猟銃殺人事件といい、医療従事者を狙った犯行が続いている。医療は基本的には両者の信頼関係の上に構築されているのであり、もしも治療方針等で見解の相違があるなら十分納得がいくまで説明を受ければよい。またセカンドオピニオンでも受ければよい。それでも嫌なら医療機関を替えればいいだけの話である。患者には医療のフリーアクセスの権利が認められている。そしてそれでも不利益を被ったというのであれば医療訴訟でもいいであろう。
 しかし大阪の事件も含めて今回の事件は「襲撃」というあまりにも短絡的で身勝手な犯行である。大阪のクリニックでも他に加療中の患者が多数いた。医療従事者を手にかけることは、この周りにいる他の加療中患者の医療授受権を侵害したことになる。通常の傷害事件などとは比べられないほどの社会的損失をもたらしているのである。法治国家ではありえない、きわめて残忍で残念な事件である。

猟銃立てこもり男を殺人で逮捕、医師は死亡 その1

2022年02月10日 06時10分09秒 | 日記
 医療関係者が容疑者の自宅に弔問に訪れた際にトラブルに巻き込まれた猟銃による死傷事件である。通常、よほど親しい関係でなければ医師が患者宅の弔問に訪れることはない。しかも容疑者に呼び出される形でその医療機関関係者3人が弔問に訪れたようである。これまでの報道から垣間見えてきたことは容疑者の理不尽で一方的ないいがかりによる医療トラブルだったようである。トラブルというよりも容疑者の身勝手なクレームや恫喝が他院でも常態化していたようである。いずれにせよ内容はさだかではなく判断はできないが、その是非にかかわらず今後、世の中の医療従事者は身の安全を守るために消極的になり、その結果萎縮医療につながる可能性はある。容疑者が残した医療界への影響ははかりしれない。個人や特定団体のみならず医療界全体を狙ったテロである。

「母に失礼をしたら…」 容疑者、別の病院で度々抗議 埼玉立てこもり その2

2022年02月07日 05時44分46秒 | 日記
 渡辺容疑者は当時、母親に付き添って来院し、診察の待合で「うちの母親を(先に待つ他の患者より)先に診ろ」などと求め、職員が断ると大声で怒鳴り散らすことが度々あった。当時、母親に大きな持病はなかったが、体の衰えが進んでいたという。
 数年前に母親の肺を検査した際、渡辺容疑者はステロイド系の薬を処方するよう要求。医師から「そこまでの症状は出ていないから、ステロイドは使わない方が良いですよ」と伝えられると、「専門医なのに何も分かっていない」などと書いた長文の抗議文を提出した。胃カメラを使う検査では担当者の変更を迫ったこともあった。
 この病院関係者は「職員に大変強い口調で接し、他の患者さんにも迷惑が掛かるので注意したこともあった。『うちの母親に失礼をしたら絶対許さない』とよく言っていた」と振り返る。2年ほど前に現在の民家に引っ越したのを境に、この病院に母親を連れてくることはなくなった。関係者は事件が起きた理由について「渡辺容疑者には特に気を付けて接していた。母親を亡くし、いよいよ気持ちのやり場をなくして鈴木先生に矛先を向けたのかもしれない」とみている。

「母に失礼をしたら…」 容疑者、別の病院で度々抗議 埼玉立てこもり その1

2022年02月05日 06時11分44秒 | 日記
1/28(金) 21:43配信 毎日新聞
 埼玉県ふじみ野市の民家に住民が立てこもり、人質の医師が死亡した事件は医療関係者に衝撃を与えた。殺人未遂容疑で逮捕された渡辺宏容疑者(66)の母親が死亡したことがきっかけとみられるものの、容疑者と医師の間に何があったのか。容疑者の母親がかつて10年以上通っていた、ある病院関係者が毎日新聞の取材に応じ、渡辺容疑者が医師の判断や治療方針を巡ってトラブルを繰り返していたことを明かした。
 事件は、渡辺容疑者が27日夜から医師の鈴木純一さん(44)を人質にして自宅に立てこもった。埼玉県警が約11時間後に家に突入したものの、鈴木さんは散弾銃で胸の辺りを撃たれており、搬送先の病院で死亡が確認された。
 県警によると、鈴木さんは92歳になる渡辺容疑者の母親を診療し、26日に死亡確認をしていた。27日は鈴木さんが呼び出される形で渡辺容疑者の自宅を訪れ、事件に巻き込まれたとみられる。  「お母さんのことになると感情の歯止めがきかず、度々医師やスタッフにくってかかる人でした」。渡辺容疑者の母親が2年前まで10年以上通った病院の関係者は容疑者をそう振り返る。