吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

いつ会社行っていいんですか?

2019年01月31日 05時39分48秒 | 日記
 今年もインフルエンザが猛威を振るっている。インフルエンザの患者さんは多い。時々モーレツ社員(すでに使われない単語だが)の方から聞かれる。「インフルエンザに罹ってますね・・」 「あーそうですか、で、いつから会社に行っていいですか?」とこちらが説明する前に治った後のことをきかれるのだ。
 インフルエンザの治癒の目安は「発熱してから5日を経過し、かつ解熱後2日を経過したもの」と決まりがある。これは「かつ」なのである。
 どうも巷では「熱が出てから5日過ぎればいいんでしょ?」と誤解されている方も多い。残念ですけど「今の時点ではいつ熱が下がるかは予想できないので、とりあえず5日後に再来してください」としか言いようがない。まあ、あせらずゆっくりご静養ください。

新元号

2019年01月30日 06時16分58秒 | 日記
 今年4月には前倒しで新元号が発表される。これは各省庁などが元号改正にともなう諸手続きに時間がかかるからだそうだ。でも前倒しで発表というなら、別に今年に入ってすぐでもいいんじゃないかと思った。区切りのいい4か月前じゃだめで1か月前ならいいという理由がわからない。たぶんその諸手続きに1か月かかるからというのが理由だろうが、どうせ前倒し発表するのであれば、もっと余裕をもって発表してもよいかと・・・。
 それにしても、もう二重元号制度は廃止してもらいたい。とにかく種々の書類を記載する時が大変なのである。まあ廃止は無理としてもとにかく字画の少ないものにしてほしい。とにかく字画が多い面倒な字は今後の業務の負担になる。

「お餅を詰まらせたら掃除機」実は危険!その理由は…? その4

2019年01月29日 05時46分53秒 | 日記
 つまり餅による窒息を見かけた時点で掃除機の到着を待っているようでは確実に傷病者はアウトである。「衛生的問題」「二次損傷の恐れ」とかの理由は理由にならない。
 だって衛生面で汚くたって掃除機で救命されるのであるとしたそっちのほうがいいでしょ?それ以前の時間的緊急性の観点なんです。
 したがって掃除機など「ものがないと除去できない」ではなく、ものがないところでもおこなえる手技でなくてはならない(その詳細には触れないが)。
 結局この「掃除機」というアイデアは「準備するという時間の長さ」で完全にアウトなのである。

 しかしながらこの掃除機のアイデアは昔からあるが、いまだに根強く民間で言われ続くているのが謎である。
 掃除機で助かったという事例があったら、それは掃除機などなくても助かるような状態である。つまり窒息じゃなくて、口の中にへばりついた餅を吸引して取っただけの話である。それを窒息の場合、掃除機が有効であるとみんなが勘違いしているのである。これはきちんと否定しなければならない。

「お餅を詰まらせたら掃除機」実は危険!その理由は…? その3

2019年01月28日 06時31分10秒 | 日記
 さて、気道遺物除去法についてであるが、その1のニュースをあげたが掃除機が推奨されない理由が笑止である。「衛生的問題」「口腔内、肺損傷など二次損傷の危険性」「誤って奥に押し込んでしまう恐れあり」「舌を吸い込んでしまう恐れあり」とかまさに的外れである。
 窒息による気道閉塞は分を争う緊急病態である。掃除機をさがしている間に傷病者は亡くなってしまう。ちょっと考えれば分かるはず。
 窒息による完全気道閉塞の場合、空気の出入りができない。つまり鼻と口を押さえて息をさせないのと同じ。この息を止めさせた状態で人はどのくらい生きられるのか? おそらく素潜りで達者な人でも数分が限度だろう。それ以後は意識を失い心停止に至るのである。つまり掃除機が現場に到着している間に傷病者は死亡しているのである。
 衛生的問題でも二次損傷の問題でもない。

「お餅を詰まらせたら掃除機」実は危険!その理由は…? その2

2019年01月26日 06時24分14秒 | 日記
 さて今年も「必ず」発生する餅による窒息死である。必ず毎年何名かは亡くなっている。これほど確実に起る事故死も珍しい。日本人は餅による窒息死に寛容なようである。考えようによっては「なんか変だよ、日本人」なのである。毎年、かならずこの正月の時期に10人弱は全国で「確実」に死ぬのである。ある意味、確実に死ぬことが予想、というか確証すらできる行事なのである。
 でもみんな誰も目くじら立てないし、「この責任は、一体だれが・・・」などというきな臭い話も聞かない。なんだかみんな寛容なのか、あるいは揶揄的に言えば「縁起物で起こったことなのだから逆にめでたい」とでも思っているのであろうか?
 とにかく世の中いろいろな種類の「事故死」というものがあるけど、この正月における餅による窒息事故はなぜかほとんど騒ぎ立てられないようなのが不思議なのである。

「お餅を詰まらせたら掃除機」実は危険!その理由は…? その1

2019年01月25日 05時39分52秒 | 日記
1/3(木) 14:46配信 【BuzzFeed Japan / 籏智広太】 
 餅を喉に詰まらせる被害が相次いでいる。東京消防庁のまとめによると、東京都内では2019年1月1~2日にかけ、27~99歳の男女17人が搬送され、80代の男性と90代の女性が死亡した。年末年始、食べる機会が多くなる餅。もしものとき、一体どうすれば良いのか。
 消費者庁によると、「餅で喉を詰まらせた」ことによる高齢者の救急搬送者数のデータ(16年)は1月が男女ともに最多だ。
 「掃除機で吸い込む」という手段があげられることは多い。ただし、これは危険だ。掃除機による吸引は「衛生的問題」「口腔内、肺損傷など二次損傷の危険性」があるとして推奨していない消防も多いという(大学病院医療情報ネットワークの研究より)。
 さらに、専用の吸引ノズルを使わない場合では、誤って餅を押し込んでしまうおそれもある。実際、日本医師会も、衛生面に加え、スイッチを先に入れてしまうと舌を吸い込んでしまう可能性があることなどから、掃除機を利用するのは「最後の手段」としている。
では、どうすれば……?
 まずは、事故を避けることが大切だ。消費者庁による安全な食べ方はこうだ。
 餅は小さく切っておく  餅を食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで喉を潤しておく  餅はよく噛んで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込む
 万が一事故が発生したらまずは119番通報をし、応急手当として「腹部突き上げ法」と「背部叩打法」が有効だとしている。
 消費者庁は公式Twitterで、「家族などの周りの方は、高齢者がよくかんで食べているか、無理に飲み込んでいないかなどに注意して見守り、声を掛けるようにしましょう」と呼びかけている。

東名あおり運転事故、被告側控訴=懲役18年実刑を不服 その2

2019年01月24日 06時23分17秒 | 日記
 以前この項で指摘したとおり、案の定一審判決を不服として控訴した。結構、高裁判決では一転して無罪判決になる可能性もある。しかしどうも腑に落ちない。
 被告の妨害行為と死傷との因果関係の有無が争点である。そこで現在本人は「反省している」とのことであるが一体何を反省しているのか? 被告の反省とは自分のなした妨害行為で人を死に至らしめたということではないのか?
 弁護士の控訴理由が「いや妨害行為は死傷の原因ではないですよ」というなら被告は反省の必要はない。論旨の展開が矛盾している。
 しかも一連の被告の態度はこころから反省しているとは到底思えない。この死傷事件を起こした後もあおり運転を起こしているのである。高速道路の追い越し車線に車を止めさせれば危険であるという小学生にも分かる理屈が被告には理解しえていない。残念ながら理解力の乏しい被告本人は何を反省したらいいのかも分からないだろう。この反省の態度を取らせているのは弁護士の法廷闘争用の入れ知恵だろう。
 反省とは、印象を良くして刑期を短くさせるためのものではなく、自発的に自らの行為を省みるものである。もし本当に被告に反省の気持ちがあるなら一審判決を素直に受け入れるべきである。

東名あおり運転事故、被告側控訴=懲役18年実刑を不服 その1

2019年01月23日 06時16分42秒 | 日記
2018年12月21日 18:00 時事通信社
 神奈川県大井町の東名高速道路で昨年6月、「あおり運転」を受けて停止した夫婦の車にトラックが追突、夫婦が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた無職石橋和歩被告(27)の弁護側は2018年12月21日、懲役18年の実刑とした一審横浜地裁判決を不服として、東京高裁に控訴した。
 一審公判で検察側は、被告が高速道路上に自分の車を止めた行為が、同罪の「重大な交通の危険を生じさせる速度での運転」に当たると主張。弁護側は、悪質な運転を対象にした同罪は、被告の停止行為に適用できないと反論していた。
 地裁判決は、同罪の条文の「運転」に、停止まで含まれると読み取るのは無理があるとした一方、被告のあおり運転と追突事故との因果関係を認め、同罪が成立すると判断した。
 弁護人は控訴後、「被告の妨害運転と死傷事故との間の因果関係を認めてしまっているところを問題と考え、職責として控訴した。本人は反省していないわけではない」と話した。 

一事不再理がない

2019年01月22日 06時08分55秒 | 日記
 一連の徴用工問題、慰安婦問題をずっと現在の問題にまで根に持ち続けているのはとても理解できない。ところがこの韓国の過去の解決した問題を蒸し返すという背景は、この国の国民性にあるとネットでの解説で読んだ。
 どうやら韓国には法治国家では当たり前の「一事不再理」の原則がないというのである。すでに解決した諸問題は以後、法的な吟味や処罰はしないという原則がないというのである。これではしょうがない。極論を言えば「朝鮮出兵をした豊臣秀吉」も訴求して追及されかねない。この秀吉の子孫も危ないことになる。当時どこの国でも他国に侵出を繰り返してきた。その時代の出来事を未来永劫蒸し返すのを是とするのなら、その国とは未来的国際関係を結ぶことはできない。いつその国際間の条約が破られるかわからないのでとても信用などできないのである。
 国際間の約束をいつ破棄してもいいという国とはやはりお付き合いはしないほうがいい。

タレント ローラの勘違い? その3

2019年01月21日 05時54分05秒 | 日記
 沖縄基地については日本が安保条約で縛られているためでもあり、それじゃあこの条約を破棄して国内から米軍基地を撤退させたらいいじゃないということにもなる。でも日本は丸裸になると侵出を目論んでいる某国からの格好の標的になる。
 これを阻止するためじゃあ自衛隊で対応といっても、9条があって動かせないでしょ・・・ということで日本はなすがままに侵略(他国の領土拡大)される可能性もあるのである。こ
 の複雑な絡みの部分で「ハ~イ、あたしロ~ラ、うん、だってぇ、綺麗な海を守りたいでしょ? 辺野古埋め立てしたらダメでしょ」と簡単に言えるのは・・・、まあそれは構わない。
 しかし彼女はタレントである。タレントとしての影響力も考えると、もう少し突っ込んだ議論してから結論出してもいいんじゃないかと・・・。
 それにしても彼女の影響力はすごいと感じた。

タレント ローラの勘違い? その2

2019年01月19日 06時17分40秒 | 日記
 この辺野古基地建設については民主党政権時代の鳩山由紀夫首相が「辺野古移設はしない。最低でも基地は県外移設」と言っていた。しかしその公約は実現性がないまま右往左往し「私には(基地の移転先の)腹案がある」と引っ張り続け、結局具体案がないことが露呈した段階で総理の職を投げ出した。しかもその後、無責任にも国会議員をも辞職しあっという間に政界から引退した(逃げた)のである。
 一国の総理が逃亡するくらいの複雑な問題を抱えた部分なのである。そしてこの無責任な言動はどう見ても「よい子の皆さん、立派な大人になりましょうね」というお手本ではないのである。
 もっとも本土の国民はいわば沖縄を米国の人身御供に出しているような感じである。日本の平和維持は沖縄が犠牲になっているともいえる。申し訳ない気持である。これはもちろん今後も議論を続けなければいけない問題でもある。

タレント ローラの勘違い? その1

2019年01月18日 06時15分31秒 | 日記
 12月下旬、タレントのローラが辺野古基地移設反対の意思表示をツイッターであげた。そして数万人のフォロワーが署名したというのだ。
 タレントが政治活動をするのは悪いとは思わない。最初は、どうもペットボトルが廃棄されて、このプラスチックごみが海洋汚染を引き起こしているということに対して「綺麗な海を守ろう」と言い始めたのがきっかけのようだ。これはこれでいい。しかもその他、恵まれない子に対してユニセフに1000万円もの寄付もしているそうである。これも頭の下がることである。素晴らしい行いだと思う。
 しかし辺野古の綺麗な海を守ろう、だから基地建設による埋め立て反対・・・というのは短絡的すぎる。基地問題は日米安保の問題や自衛隊に関する憲法9条やらが複雑に絡んでいるのである。
 確かに原理主義的には「綺麗な海を守る」というのは絶対的な真理であり命題である。
 しかしだからと言っておいそれと辺野古基地建設中止しましょうという現実的な反対行動をとるのは如何かと思う。

稀勢の里引退

2019年01月17日 06時20分21秒 | 日記
 横綱稀勢の里が昨日引退を表明した。横綱になってからはほとんど活躍することなく自身の相撲人生を終わらせたのであるからさぞかし口惜しいことであろう。残念である。大関時代の勝ち方や勝率は目を見張るものがあったが、横綱では花開かなかった。
 今までに「短命横綱」はいたが、稀勢の里の場合少し状況が悪かったかもしれない。モンゴル出身横綱に占められている状況で「日本人横綱」と言われ続けた。これもよくない煽りだった。本人も重圧感を感じたろう。
 この煽りは相撲界を支えてきているモンゴル出身の力士にも大変失礼である。今後は「モンゴル人~」とか「日本人~」などの呼称は一切やめるべきである。横綱個人の風格、品格または技量等を云々するのはよいが出身国で区分けするのはこれこそハラスメントである。
 過去、セクハラに始まり、パワハラ、モラハラ、マタハラなど、数多くの、(中には「そこまで作り出すか」というくらいまでの)、ハラスメントを作り出してそれを許さないような国にしたのは日本人なのである。それなのになぜ相撲の世界に「国籍ハラスメント」を持ち出さないのか不思議である。「どこか変だよ、日本人」なのである。


韓国大統領年頭記者会見

2019年01月16日 05時38分30秒 | 日記
 年頭の記者会見で外国人記者を指名したら日本人記者にあたってしまった。「違う、違う」と日本人記者の指名を否定して、質問させないようなつもりであったことを示した。そして案の定、徴用工問題についての政府見解を質されたが、「日本はこの問題を政争の材料にしている」「日本には謙虚さがない」とすべてについて日本批判したのである。
 日本の主張は1965年の日韓協定に基づいて、この約束事を踏まえたうえで言っているのである。約束を破り補償金をネコババした韓国政府の大統領に「謙虚さがない」と言われる筋合いはない。
 この回答を聞いたら、中には「日本はもっと謙虚に慎重になれ」という反日在京メディアもあるが、ほとんどの日本国民はやはり怒るはずである。こんなこと繰り返していたら本当に国際的に信用されない国になってしまうと思うのに。

“強制労働”韓国人ら約1,100人 韓国政府を相手取り、約110億円補償求め提訴へ その3

2019年01月15日 06時06分54秒 | 日記
 それにしても、過去に日本と日本人を徹底的に悪者にする教育を続けてきたわけである。自国国内の内政が不安定になったり、政府に対する国民の不満が拡大した時には、いつも矛先を日本に向けさせ国民の不満をはぐらかしたりした。この手法で内政を今まで維持してきたものと考える。
 今回、そのツケが回ったのであろう。日本が悪い、賠償金を再度払えという立場に立てば、日本との外交関係と国際的信用を失うし、かといってこの徴用工問題には政府はノーコメントですよという立場をとれば今回のように国民から「なんだ、すでに政府に支払われているなら政府がそれをだせ」と提訴されるのである。
 とにかくこの裁判の判決が観ものである。でもなんだか前回の日本企業相手の裁判で「日本企業に責任あり、賠償せよ」という韓国最高裁の判決をみると、今回また何だか奇妙な判決を出しそうな気もする。もしかして判決は「韓国政府に支払い義務はない、日本政府に請求すべき」とか出すんじゃないかと・・・。でも、ありえそうだな。
どだい日本の国会議員、外務大臣までも公式に「とても法治国家とは思えない」って言っているくらいだし。