吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

mRNAワクチンは「本物の病原体ではなく、設計図」今知っておくべき知識 その1

2021年05月31日 05時44分53秒 | 日記
5/13(木) 12:11配信 Yahoo! ニュース オリジナルVOICE
 国内の医療従事者と高齢者に対して、新型コロナウイルスワクチン(以下、新型コロナワクチン)の優先接種が進んでいます。しかし、ワクチン接種に漠然とした不安を抱えている方も少なくないでしょう。 そこで、米国国立研究機関の研究員で、ウイルス学・免疫学が専門の峰宗太郎医師にお話を伺いました。 「本物の病原体ではなく、設計図」「妊婦が打つメリットは大きい」。米国に在住し、すでにワクチン接種を終えた峰医師に、今知っておくべきワクチン知識を解説していただきます。
 「ワクチンの有効性・安全性の高さに、いち研究者として驚き正直に申し上げますと、昨年の夏頃、まだワクチンの研究開発が進んでいた段階におきましては、「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」がここまで成功するとは思っていませんでした。いったいどれほどの効果があるのかと、ワクチンの有効性に対して懐疑的に思っていたほどです。 しかし、去年の秋から冬にかけて様々なデータが出揃うにつれ、非常に有効性が高いと判明し、研究者としてかなり驚きました。安全性に関しても、ほとんど問題がないとわかっています。有効性・安全性ともに高く、非常に良いワクチンであるということを確信している状況です。」

前川喜平氏が駒大駅伝選手逮捕に疑問「これを犯罪にしなければならない理由は何なのだろう?」 その2

2021年05月29日 06時09分05秒 | 日記
 以前からこの前川さん言う論調には自分はあまり賛成していなかったのだが、今回の発言は頷ける。
 何か女性側からの被害届け出もあったのだろうか? あったのであればそれはもしかしてハニトラにかかったとして、彼はあきらめるしかない。
 しかし女性は未成年とはいえ、ほぼ成人の17歳であり、しかも自分からネットアプリに登録して自分から出向いているのである。現場で「自分は未成年」といったか「18歳だ」といったかは定かではない。いずれにせよ誰かの通報で警察が動いたのである。この2人の関係は金の受け渡しがあったのか自由恋愛にあたるのかはわからない。18歳には選挙権はあるが17歳では自由恋愛すら法的にいけないということなのであろうか?
 さていつも思うのであるが、また逮捕である。逮捕権を濫用してはいないだろうかといつも疑問に思う。でもこれが無名の一般市民なら放置だろうし、任意取り調べはあるかもしれないが逮捕まではないだろう。
 ちょっと有名人になると警察も逮捕に至るのか?

前川喜平氏が駒大駅伝選手逮捕に疑問「これを犯罪にしなければならない理由は何なのだろう?」 その1

2021年05月28日 06時15分46秒 | 日記
東スポWeb 2021/05/20 14:30
 元文部科学事務次官の前川喜平氏(66)が20日、ツイッターで、駒沢大学の駅伝選手が女子高生とみだらな行為をしたとして逮捕された事件に言及した。
 前川氏は「21歳の駒大陸上選手が17歳の高校生と性的関係を持って逮捕された。これを犯罪にしなければならない理由は何なのだろう?」と逮捕にまで及んだことに疑問を呈した。
逮捕されたのは今年の箱根駅伝で優勝した駒沢大学のアンカーを務めた選手。マッチングアプリで知り合い、みだらな行為をした疑いで、逮捕された容疑者は取り調べに対し「18歳だと思っていた」と話しているという。

医師に応募280人 コロナ禍でも募集上回る その2

2021年05月27日 06時38分18秒 | 日記
 意外であった。現在、日本の医師、看護師、薬剤師、医療行政関係者などの医療従事者はコロナワクチン接種に忙殺されている。この状況は今後1年以上も続くであろう。その間、特定健診、長寿健診が開始される。そしてもちろん通常診療も平行しなくてはならない。とてもこれらを同時進行でこなすのは無理難題なのである。おそらくどこの開業医もそうであろうが、このワクチン業務に一人でも多く参加してほしいところである。しかし今回の報道では、オリンピックの医療従事者に定員を上回る応募があったとのことで驚いている。しかも無償ボランティアである。大会が開始されたら自分の仕事を中断して参加することになる。とても今の自分の状況からすると考えられない。
 参加する内訳は整形外科医が中心ということであるので、彼らは直接ワクチン接種には関わらない職種かもしれず、またコロナ患者治療には携わっていない職種なので自由に動けるのかもしれない。自分も整形外科を専攻すればよかったかなぁ。
地域医師会の整形開業の先生方の中にはワクチン接種に参加されている方も大勢いる。
 まあ人それぞれであるが。

五輪医師に応募280人 コロナ禍でも募集上回る その1

2021年05月26日 05時45分11秒 | 日記
5/11(火) 21:38 KYODO
東京五輪・パラリンピック組織委員会が日本スポーツ協会を通じて200人程度募集した公認スポーツドクターに約280人の応募があったことが11日、関係者への取材で分かった。今後、正式な手続きに入る見通し。関係者によると、今回の募集は報酬のないボランティアの扱いとなっている。
 新型コロナの厳しい感染状況で国内の医療体制が逼迫する中でも、協力に前向きな医師が一定程度いることが浮き彫りになった。ただ組織委による大会時の医療従事者確保の動きに対し、医療現場や国民の不信は根強く、今後も丁寧な説明が求められる。  大会に関わる医療従事者は整形外科や歯科医が中心となっている。

抜け道?

2021年05月25日 06時16分43秒 | 日記
 先週の日曜日、ジョギングで渋谷まで行った。天気も良く快適だった。渋谷まで・・・と思い立ったのはこの緊急事態宣言中に昼間の繁華街はどのくらいの人出なのか「観察」のつもりだった。
 しかしこの宣言にもかかわらず、渋谷はものすごい人出である。もうこんな宣言はあまり関係ないのかもしれない。この人出の多さに自分も加担していることになるので、すぐ帰ることにしたら急にお腹がすいてきた。
 あまり飲食店にも入りたくないが、あるビルの地下にラーメン屋を見つけた。人気のない繁華街をはずれた所なのでここなら密にならないだろうと思い入店した。
 店内は予想に反し8割の入り。「ここにどうぞ」と座らせられた席は、ちょっと隣と肩が触れ合うくらいの距離でアクリル板もない。ちょっと抵抗があったが着席した。
 次に6人くらいのグループがドヤドヤと入店した。店の人は「都からの指導ご存知ですか? 6人以上のグループによる入店はお断りしているので・・・」
 おっ、人数制限で入店を断るのかと思いきや・・・、
「はい・・3人様の2グループですね。ではこちらのテーブルにどうぞ」といって一つのテーブルに着席させた。
 はあ・・・なるほどこの手があったんだな。でも3人グループが2つといっても同一テーブルなら同じことである。
 あの手この手で飲食店も客をかき集めているようだ。

市民ワクチン接種本格始動 続き

2021年05月24日 05時38分34秒 | 日記
 それはそうとして、まあ全国の開業医でもこのシステムで稼働しているのだから、あまり自分だけ?が文句をいってもしょうがない。
 ところで、すでに市民ワクチン接種が始まってから1週間が経過しようとしているが今までにない現象がある。
 それは接種したあとに「先生、どうもありがとう」とお礼を言われることが時々あるのである。インフルエンザワクチン接種の時は言われたことはない。ワクチン接種に恐怖や、ためらいを持つ人もいれば、接種したことに感謝してくれる人もいる。さまざまである。
 ワクチン自体が無料のこともあるかもしれないが、今回のコロナ禍は未曾有の国難である。過去のスペイン風邪やペスト、コレラの大流行の時のように市民がバタバタと亡くなっているのである。
 現代の先進医療においても国が亡ぶかもしれないという感染症である。ワクチンが救世主になるかどうかは分からないが、少なくとも人間が絶滅種にならないための福音にはなりそうである。

市民ワクチン接種本格始動

2021年05月22日 06時01分40秒 | 日記
 コロナワクチンの区民への接種が本格的に開始された。当院でもてんやわんやの状態で稼働している。医療従事者と市民では予診票が異なるので混在するとちょっと複雑になる。そしていろいろな患者さんがいる。接種後の注意事項や次回接種の日時の説明もあるが、きちんと理解する人もいれば、なかなかご理解されたかどうか分からない人もいる。ご高齢の方だとこちらが不安になる。家人が付き添ってこられる方はホッとする。
 この国が作った「複雑怪奇コロナワクチン接種事業」ではとても細やかな対応するのは無理がある。そこまでとても手が回らない。各行政で手分けして行っているであろう種々のワクチン事業工程が、すべて各開業医に丸投げされているのである。
 自民の鴨下さんの言う「診療時間の合間にちょっとワクチンを打ってくれればいいんですよ」という理解のない言葉は恨めしく思う。どうも使命感だけで医療従事者をこき使えるものと思っているのかもしれない。

容器に残ったワクチンを集めて不適切接種 福岡・田川市が謝罪 その3

2021年05月21日 06時18分17秒 | 日記
 ドタキャンした人は、その日「急な用事が入ったから」とか理由をつけるだろうが、この日本が沈没しそうな感染症に襲われている現在、それにも勝る個人的な「急用」などありえない。インドでは1日数千人が死んでいる。日本においても1日同じ病気で毎日数十人が亡くなっている。この医療の進んだ時代においてですらこの死亡者数である。これこそ国難であると自覚してほしい。
 指定された日時にきちんと来て接種を受けることを最優先にしてくれるといい。自分が希望する日時には受けられることはないと最初から思ってほしい。
 1瓶6人分のワクチンである。しかも開封後6時間以内に使用しないと効果がなくなると言われている。そんな繊細なワクチンを6人個人個人のスケジュールを調整して同時間帯に接種するのは至難の業である。
 残念な物言いになるが最初から信念的にワクチンを受けるつもりのない人のほうがまだいい。準備を整えてからの段階で、そこで私用でキャンセルされたら現場は大混乱する。インフルエンザなどの通常のワクチンと勘違いしている人も沢山いそうである。残念である。

容器に残ったワクチンを集めて不適切接種 福岡・田川市が謝罪 その2

2021年05月20日 06時07分54秒 | 日記
 おそらく起こるであろうと思われた事故が起こった。これは人為的ミスであり通常では起こりえないであろうが、このコロナワクチン接種の煩雑さや多忙さが引き起こしたものであると思われる。
 もっとも複数の残余ワクチンから残余分をかき集めて接種したとしても大きな反応や重篤な副反応を起こすわけではない。ほぼ問題はない。ただ現状では複数の残余ワクチンをかき集めて1人分として接種することが禁じられているのである。
 まあルールなので遵守する必要はあるのだが、大臣も「ワクチンは残余分は破棄することなく接種券がない人にも打ってください」と連呼したものだから、複数の残余ワクチンを「かき集めて」接種するという誤解が生まれたのかもしれない。これはもちろん接種を担当した医療従事者の責任である。
 しかし残余ワクチンは絶対にでる。煩雑になる原因はワクチン管理の困難さや、事前の事務手続き作業の煩雑さにある。そして市民の中にはドタキャンする人も絶対いる。スケジュール管理はものすごく煩雑である。これもやめて頂きたいのである。

容器に残ったワクチンを集めて不適切接種 福岡・田川市が謝罪 その1

2021年05月19日 06時11分14秒 | 日記
5/10(月) 20:5 毎日新聞
 福岡県田川市は10日、65歳以上対象の新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場で余ったワクチンを複数の容器から集め、市民6人に接種したと発表した。健康被害は確認されていないが、厚生労働省は異物混入の恐れもあるとして残余ワクチンは廃棄するよう求めている。市は6人に謝罪し、厚労省に有効性などを問い合わせている。
 市などによると、国内で接種が進む米国ファイザー製ワクチンは容器に6人分が入っている。しかし国が用意した現在の注射器では構造上、5人分しか取れず、容器に少量のワクチンが残る。  8日の集団接種会場で、担当の看護師がまだ未使用のワクチン容器があるにもかかわらずワクチンが足りなくなったと勘違いしたため、指導役の看護師が複数の容器から残余ワクチンを集めるよう指示。他の看護師も指示に従ってワクチンを集め接種に使った。未使用のワクチンは翌日、保冷ボックス内で見つかり、希釈後6時間以上経過していたため廃棄したという。  市は今後の接種に支障はないとしているが「大変ご迷惑をかけた。再発防止のため体制見直しを図りたい」としている。

TV討論会で その3

2021年05月18日 05時29分05秒 | 日記
 確かに問診して、注射して十数分経過観察するだけなら1日何十人でも可能である。こんな本来の接種における手間は手間のうちに入らない。実はその前の準備と事後処理が複雑で膨大すぎるのである。打ち手を増やしてもワクチン業務のスピードは速くならない。そこで医師でもある鴨下議員の発言である。
「ちょっと診療時間外にでも多めに打っていただければいいんです」と・・・。
 まったくインフルエンザワクチンなどの通常のワクチン接種と同じと考えていることに落胆した。きわめて無理解である。とにかくスピードあげたいなら「どうぞワクチン受け取ったら国への登録や事務手続きまったくいらないから、どんどんそこにいる人に接種してあげてください」とワクチンをばらまいてくれたらいいのである。
 この事前事後のものすごく複雑で面倒な事務手続きがこのワクチン接種業務の9割以上を占めていることに政府関係者もTVコメンテーターも気が付いていないのである。

TV討論会で その2

2021年05月17日 06時23分12秒 | 日記
 討論の内容は、「ワクチン接種の遅れは、接種するワクチンの打ち手の医療従事者が足りないから」とまず打ち手不足ありきのような議論になった。実際、接種現場で何が滞っている原因なのかをよく見れば実際は「打ち手不足」ではない。実際打つのは1秒もかからない。
 実は複雑多岐にわたる面倒な事務手続きがネックなのである。予約を6人単位でスケジュール管理し、それら6人が6時間以内に接種会場に集合できるよう調整、ワクチンの注文と届いたなら5日以内に使用するようワクチン管理、ワクチンの国への登録、そして接種時は本人のワクチンクーポンを読み込んで国へ登録、そして本人確認し、問診、接種、接種後観察、そしてその後は被接種者が高齢者とか持病持ち者だとかで全部区分けしてそれぞれの人数を区に登録、そして被接種者の居住地によって請求書の作成様式を変えて申請作業。その途中ではドタキャンもでるのでそこに待機者リストから当日すぐに打つことのできる人へ連絡、それと並行して2回目接種スケジュールの算段・・・。個人クリニックでの個別接種ではこの作業を医師を含めて1~2人で行うのである。とても通常診療と平行して行うのは負担が大きい。
 打つのは1秒あれば済む。実際の打ち手である医師や看護師を増やしても効果はない。実は接種自体の手間ではなくロジの問題である。

TV討論会で その1

2021年05月15日 05時53分33秒 | 日記
 連休中のTV番組である。自民党の鴨下さんがTVの討論会で橋下さんや横浜県知事の黒岩さんなどと出演していた。
 「ワクチン接種には接種する医療従事者を増やせばスピードがアップする。今の接種の遅れはワクチン供給不足ではなく打ち手不足だ」という話になった。今後は歯科医や救急救命士なども打ち手に登用したらどうかという議論になった。
 鴨下さんは医師らしい(心療内科?)。それにしても経歴として数々の重職を歴任している。たぶん毎日は極めて多忙であろう。議員の仕事だけでも有り余るほどであろうことから、たぶん医師の仕事はほとんどしていないのであろうと思われる。
 医師の仕事をきちんとするなら議員の仕事との掛け持ちは無理である。だから医療現場、しかもワクチン接種のことはおそらく知らないであろうし、だれかから余り正確ではない情報でももらったかもしれない。

無理難題 その5

2021年05月14日 05時50分02秒 | 日記
 最近少しずつ子宮頸がんワクチン接種に訪れる女子も増えたが、まだまだ子宮頸がん死の改善は望めていない。
 今回のコロナワクチンも深刻である。高齢の患者さんのなかには外来で「私は持病がいろいろありますが打てるんでしょうか?」と聞いてくる人がかなりいる。基本的に持病があるから打ってはいけないというものはない。過去に死にそうなアレルギー反応をワクチンで起こした人や、現在発熱のある人くらいはやめたほうがよい。せいぜいそのくらいである。
 接種に及び腰になっている人が多いのは皆、事前報道のせいである。今回のパンデミックは国難である。世界では1日何千人単位で毎日死亡している国もある。日本においても1日何十人も死亡するという状況は近年にはありえない「人類滅亡的疾患」である。
 この死亡率を下げられるワクチンを捕まえて、10万~20万人に一人の割合で発症するかもしれないアナフィラキシーショックを針小棒大に報道したなら皆しり込みする。
 たまさか亜急性期の副反応でも、痛い、辛いはあるかもしれないがそれで死ぬほどではない。また長期的な遺伝子に及ぼす影響もmRNAワクチンでは起こりえないということである。万が一遺伝子に影響が起こるかもしれないとしても現在進行形で国民の人口がどんどん減っていくのを看過するよりましである。
 この10万人ひとりのアナフィラキシーの確率は、飛行機事故で亡くなる確率と同じである。それならばなぜメディアは航空機の危険性を報道しないのか? ワクチンで10万人にひとりが死んだら「厚労省! ワクチンの安全性の管理ができていない、責任取れ」と騒ぐだろうが、飛行機事故では事故の報道はするが、「運輸省! 責任取れ」とは言わない。この差は何なの?
 いずれにせよ何だか「ワクチン副反応は怖い」とメディアによって洗脳された市民の突き上げにより厚労省がワクチン行政に及び腰になっていると考えたなら、メディアの罪はとても重い。