酸素カプセルという名称だといかにもふんだんな酸素が供給されるようなイメージだが、実は低圧、低酸素にして、身体に負荷をかけて、以後通常の酸素濃度に戻った時における運動パフォーマンスを上げるという目的のものなのでしょう。通常の大気圧で1気圧の時は酸素濃度は20%になります。エベレストなどの高地で気圧が下がると酸素濃度も下がるのでボンベを持って登頂することになりますね。例えば竪穴隧道のようなところでは地下での酸素が薄く、例えば酸素濃度が10%くらいになるところに人間が急に入り込んで2~3呼吸しただけで意識をなくすと言われています。「苦しくなったら戻ればいい」という時間的余裕はありませんね。この低気圧トレーニング施設でも、急に酸素濃度が下がったためかもしれません。
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