吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

競輪選手・渡辺藤男さん(57)がトレーニング施設の酸素カプセルで意識不明の重体 その2

2024年05月09日 06時18分39秒 | 日記
 酸素カプセルという名称だといかにもふんだんな酸素が供給されるようなイメージだが、実は低圧、低酸素にして、身体に負荷をかけて、以後通常の酸素濃度に戻った時における運動パフォーマンスを上げるという目的のものなのでしょう。通常の大気圧で1気圧の時は酸素濃度は20%になります。エベレストなどの高地で気圧が下がると酸素濃度も下がるのでボンベを持って登頂することになりますね。例えば竪穴隧道のようなところでは地下での酸素が薄く、例えば酸素濃度が10%くらいになるところに人間が急に入り込んで2~3呼吸しただけで意識をなくすと言われています。「苦しくなったら戻ればいい」という時間的余裕はありませんね。この低気圧トレーニング施設でも、急に酸素濃度が下がったためかもしれません。

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