目を覚ましたのでベッドを起こし、
顔を拭いてあげたら
また眠ってしまった。
朝食の用意をする。
昨日炊いた混ぜご飯のおにぎり2個を
鍋に入れ雑炊を作る。
次に、ショウガ、ニンニク、ネギを刻んでフライパンにかける。
麻婆豆腐の素を入れ、煮立ったら豆腐を入れ、
また煮立ったら片栗粉を入れて完成。
ここで迷った。
フライパンに雑炊を入れたい衝動にかられた。
どうせ、雑炊にマーボドーフをかけて食べるのだから
最初から混ぜたほうが器が1個少なくて済む。
誘惑に勝てなかった。
フライパンに隣の小鍋からドバッと雑炊をあけた。
マーボ雑炊の出来上がり。
それと、納豆(温泉卵、ネギ)が今日の朝食。
昔、娘たちが家を出る時、
「喰うものが無くなったら、
納豆と豆腐を食べていれば大丈夫だからナ」
と送り出した。
満足な仕送りは出来ないから
せめて健康にだけは気を付けて欲しいという親心だった。
もうちょっと、人生訓みたいなのを言えば良かったと
後悔したが、
残念ながらそういうのは持ち合わせていないから
仕方がない。
今、まさに、私と妻が納豆と豆腐が主流の生活を送っている。
身体に良い、という信仰心は揺るぎない。
☆ 訪問看護の日。
いつもの点滴。
2週間前の針の跡がまだアザとなって残っている。
他の個所は血管が見えないので
同じ個所に注射。
痛がって顔をしかめ、声を出す。
一発で成功。
ヨダレは多いが、前傾はそれほど強くはない。
もう、自分から歩き出すことはなくなったが、
両手で支えれば、なんとかすり足で前進できるのは
この点滴のお陰だろうか。
一方、点滴をしているのに
だんだんと歩けなくなってきたのは
薬の効きが悪くなってきたということか。
☆ いい天気だったので
妻を散歩に連れ出す。
パジャマの上から、私のジャージを着せ、
さらに、カーディガンと肩掛け、
ひざ掛けにニット帽。
ヨダレ受け用のタオルを首から垂らす。
結構風があった。
児童公園では、
サクラの葉がカサカサと音を立てながら
落ちている。
舗装の半分くらいが落ち葉で埋まっている。
いつもの折り返し付近で男性が一人
道路の落ち葉を熊手で掃き集めていた。
その大きな木の名前を尋ねると
ケヤキだという。
掃いてる最中にもひらひらと落ちてくる。
私と妻はやや右上から太陽を受けて家に戻る。
13:00頃、到着。
玄関前のミニミニ花壇はもう
すっかり日陰になっている。
オレンジ色のマリーゴールドが
まだ元気にいっぱい咲いている。
雪降る前にビオラに植え替えなくては。