妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

日曜の夜、月曜の朝

2021-04-07 16:57:17 | 公的支援

日曜の昼に排便処理(下剤+摘便)を済ませ、夜の入浴介助で1週間が終わる。

 

そしてまた月曜から身体リハビリが始まり、1週間がスタートする。

妻のベッドは6畳の和室にあるので、その周りは吸引器、パットとオムツ、

物干しスタンドなどでごった返している。

 

リハビリさんが施術のためベッド周りを移動するので、

邪魔にならないよう片づけなければならない。

 

隣のリビングに移動させるだけだが、リハビリさんは10:00に来るので、

掃除機をかけたりと結構忙しい。

 

やっと終わったかとほっとする日曜の夜。

また始まるかと気持ちを切り替える月曜の朝。

 

 ☆「やまと尼寺」の真似をして干し野菜を作ってみた。

 生協のカタログで注文した「干し籠」を天井から吊して少量ずつ試してみた。

 人参と大根と玉ねぎはうまく乾燥してくれたので、次は

 ほうれん草をやってみたがこれもまあまあだった。

 

 しかし、バナナは何日経ってもパリッとならず、ネチネチしたままだったので

 しびれを切らしてそのまま食べてしまった。

 長芋もスライスして籠に入れたが切り口が黒ずんできたので、

 カビかもしれないと思い、捨ててしまった。

 吊した場所が良くなかったのだろうか。

 

 ただ、今思うに、1週間に1回は宅配も来るしスーパーにも足を運ぶ。

 店では切り干し大根も高野豆腐も他の乾物類も売ってる。

 

 「尼寺」さんみたいに大量に頂くわけでもない。

 敢えて我が家で干し野菜を作る必要があるか・・?

 また、骨折り損のくたびれもうけをやってしまったか。

 

 

 ☆家族を介護する中高生などの若い人を「ヤングケアラー」というらしい。

 

  NHKで、共働きの両親に代わって祖母の介護をしている女子高生が

  取り上げられていた。

  県外の大学へ合格したが、介護を続けなければならないので、

  本来の希望学部ではないが自宅から通える県内の大学に進学したという。

 

  「おばあちゃんのことは何とかするから、お前は自分の道を進め」

  とはならないのが今の日本の現実か。  

  

  「公助」を利用し、いろんな人に相談し、

  介護のために大学を中退することがないよう祈るしかない。

 

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再申請

2020-03-02 13:42:30 | 公的支援
失効した「自立支援受給者証」の再申請のため、市の障害福祉課に行って来た。

障害年金証書や通帳などを提示し、書類に署名押印して15分程で終了。


本当は、いろんなことを質問するつもりだったが、担当の年配の男性が、

何となく偉そうだったので、そのまま帰ってきた。


次の日、そういう制度に詳しいという人を診療所が紹介してくれたので

初歩的な質問をぶつけてみた。


すると、妻の場合、「自立支援」と「重度障害」の二つを持っているので、

それで充分な支援を受けることができるとの見解だった。


そういう制度をよく理解していないので、これまでも

たぶん有効に使えていないのだろう。



 ☆ 零時近くに下剤を注入したので、正午になってもまだ効果が現れなかった。

   妻は、目を覚ましたり眠ったりを繰り返している。


   15:00頃になってようやく効果が現れ、処理に取りかかった。

   1時間ほどで処理が終わり、胃瘻のチューブを接続して車椅子に乗せる。


   今日初めての食事。

   「お腹空いたね、ごめんね」 


   18:00 ヘルパーさんが来て、入浴介助してもらう。

   19:00過ぎ、髪を乾かして終了。

   
   胃瘻を使って、今日2回目の食事。

   お茶、栄養剤を投与。


   いつもより早く23:00前にベッドに寝かせ、長い一日が終わる。



   ☆ 妻の咳き込みも続いている。

     熱は無いので肺炎ではないと思うが、喉がゴロゴロしている。

     たまに、タイミングが合えば、咳で口に出てきた痰をスポンジブラシで

     ぬぐい取ることができる。

     そのあとはスッキリした表情になり喉の音も消える。  


     スーパーなどで日用品や食料品の品切れが起きているという。

 
     妻の場合は、処方された栄養剤を胃瘻から投与しているので、

     品切れの心配はないと思う。


     俺は、混ぜご飯の冷凍とサバの缶詰とインスタントラーメンが

     あるので、しばらくは大丈夫だろう。

     
     それよりも、すっかり柔軟性を失った膀胱のせいで2~3時間で

     目が覚めてしまうので、慢性的な寝不足感が抜けない。

   
     パット交換の時間がきても、何となく身体が重いので、

     つい先延ばしにしてしまい、夕方のヘルパーさんの応援をあてにしてしまう。


     パットがびっしょりになっている。

     ごめんな。すまない。

     
     

   










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高くついた 手抜かり

2020-02-16 09:54:48 | 公的支援

「自立支援受給者証」の期限が切れてたのを半年も放置していた。


診療所に告白すると、治療費の修正が行われ、差額を請求された。

自己負担上限額5000円が適用されないことになるから、3万円の追加かと

思っていたら、それでは済まなかった。

1割負担が3割負担になるのだという。


金額を聞いて、「えーッ」 と声を出しそうになった。


週1回、スーパーの寿司と鰻を交互に食べたとすると、

どれくらい食べられるだろうかと電卓をたたいてみたら、

2年は食べられる金額だった。


本来、窓口に「受給者証」を提示する決まりになっているので、

それを守っていればどこかで期限切れを防ぐことが出来たはずだった・・・。


   ♪ だれのせいでも ありゃしない みんなおいらが悪いのさ

  
 尾藤イサオさんの俺のテーマソングがむなしく口を出る・・。

 

 
 ☆ 終活の予行演習のつもりでちょっと不用品を整理してみた中にデジカメがあった。


   廊下に処分候補の品々を置いていたら、デジカメを見たヘルパーさんから声が掛かったので

   中身を確かめると妻の動画が映っていた。


   妻が自分一人でスプーンを持って食べているシーンや、

   おぼつかなくなった歩行の様子もあった。

   8年から9年前の映像だ。


   ヘルパーさんのお一人が、パソコンに詳しいというので、

   デジカメの画面が小さいことや、再生がいちいち面倒なことを話すと、

   DVDにしてくれた。


   テレビ画面で観てみた。


   妻が大きく映っている。

   1回が、1分か2分程度の動画だった。


   懐かしさと同時に、どこか切ない思いも沸いてきた。

   
   そのDVDをHDDにダビングした後で、

   こうやっていつでも観られるよりも、

   俺の心の中だけに残しておいた方が良かったかな、という思いも少しある。


  
   ☆ 野村監督が、奥さんを亡くされた喪失感を語った映像が各局で流された。

     夫婦のことは二人にしか分らないんだなと改めて思った。


     平野レミさんが、和田誠さんは欠点の無い人だった、とても良い人だった、

     と悲しんだ。

     一つぐらい欠点があれば少しは楽なのに、というようなこともおっしゃっていた。

     
     栗原はるみさんもご主人が亡くなって、つらい思いが長い間続いたと話されていた。


     
     妻の介護を始めた頃に読んだ本の中に、

      ・ 奥さんが自分の身体を張って、私をまっとうな人間に導いてくれた。

     というような文章があった。


     その時は、その意味が分らなかったが、最近何となく分るような気がする。

     
     今日は排便の日だ。

     すでに下剤の効果が出てきている。

     

     



   
   








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要介護度 面接調査

2019-02-09 07:10:36 | 公的支援
 
 今日は理学療法士さんによるリハビリの後に、

 要介護度の調査員が来る予定になっているので

 ベッド周りとリビングの両方片付けなければならなかった。


 理学療法士さんは「筋肉ブルブル」を持ってくるかと期待したが

 残念ながら何もなく、いつも通りの施術だった。


 そして、妻はいつも通り、気持ちよくなって眠りに落ちた。



 ・リハビリさんが帰ってから30分程して調査員が来られた。

  40代(?)の女性。  

身分証明書を提示されたが、お名前も勤務施設名もすぐ忘れた。

 
  目を覚ましたばかりの妻を車椅子に移そうとしたが、

  そのままでいいと言われ、ベッドの妻に話しかけて調査が始まった。


  もちろん妻の返事はない。

  声かけに対する目の反応を見たり、

  腕や足に触れ、拘縮状況を確認したりして、妻本人への調査は終了。
 

  次は、リビングで私への聞き取り。

  椅子を勧めたが正座されたので俺も正座。


  食事、トイレ、入浴、介護サービスの利用状況などについて訊かれ、

  10分ほどで終了。


  終わると二人とも足がしびれて

  立ち上がるときふらついてしまった。

  
   
  ☆ このところ週刊誌の新聞広告を切り抜いている。

  
    『最期の手続き』第8弾 本家本元。

     〈週刊ポスト、週刊文春、週刊朝日も後追いして大反響!〉 

      と「週刊現代」が胸を張っている。


    確かに、この1ヶ月 各誌とも大きな見出しが躍っている。
  
     ・まず、名義変更をしなさい

     ・大切なのは通帳。実印ではありません

     ・親が「ボケる前」「ボケた時」必要な手続き

     ・老親もあなたも死んでからでは遅い

     ・死後の名義変更は大変、生きているうちに変えられるものは変えておく

     ・年金は急いで止めないとあなたと家族が罪に問われる

     ・死ぬ前に用意しておくこと

     ・老親の暗証番号

    等々・・・。

    
    各誌が特集しているということは、売れ行きがいいのかな。

    それだけ関心を持っている人が多いということかもしれない。


    キャッシュカードの暗証番号は教えているが

    生命保険とか市の給付金や年金などについては

    詳しく話していない。


    何時何が起きるか分らない。

    気合いを入れてメモを作成しなくては・・。


    遺言書もほしいのかな・・・。


      いつまでも あると思うな 自分の命  か


    アア 面倒くさいな・・・

    
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障害者手帳交付

2018-11-23 11:44:36 | 公的支援

 10年間経った障害者手帳の更新手続きしていたが、

 市から連絡がきたので

 昨日、障害福祉課で新しい手帳を受け取ってきた。


 顔写真が車椅子で撮った現在の顔なので

 当然、認知症患者の顔だ。


 10年の歳月を感じる。


 この写真を見ると、

 症状の急激な変化と介護の不手際が

 走馬燈のように流れる。


 前の手帳の写真は、

 お気に入りの 芥子色のハーフコートを着て、

 渓谷の紅葉をバックに微笑んでいた。


 2ヶ月前に更新手続きをした際に申し出れば

 写真をもらうことが出来たらしいが

 もう県庁に送付されているので無理だという。
  
 
 
   ☆ 今朝の妻は、目を覚ましたのは6:00頃だったが、

     2度ほど起きたり眠ったりを繰り返し、

     ベッドから車椅子に移ったのは10:30頃だった。


     しかし、車椅子でもすぐ眠ってしまった。


     昨日のデイでも昼食時に眠ってしまい

     あまり食べなかったと報告があった。

        
     夜に眠れていないからなのかな、

     睡眠不足なのかな。

     枕の角度が合っていないのかな。


     今日は昼食と夕食の2食になるな・・。


     栄養が足りていないことも眠くなってる

     理由なのか。




     ☆ 一昨日、初雪が降った。


       今朝の最低気温は-0.8度、

       最高気温も4度だという。
 

       いよいよ冬の到来だ。


       タイヤ交換をしなければ・・。


       腰を痛めないように気を付けよう。




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更新手続き

2018-09-08 23:50:10 | 公的支援
 
   一昨日、デイに送り出した後、

   診療所に寄って診断書を受け取り、

   障害者手帳と自立支援受給者証の更新のため

   市役所に行く。


   5分ほど待って駐車。

   5階まで階段を歩いたが3階あたりから息が乱れてくる。

 
   二人の方がすでに手続き中。


   ソファーに座っていると、

   奥から別の係員が来て、俺も呼ばれる。


   署名押印したり、年金証書や預金通帳などを提示したりして

   15分ほどで終了。


   いかにも病人といった顔写真も提出。


   また2年後に更新が来るが、

   写真だけは10年間この写真でOK。


   そろそろ来たるべき時に備えて

   二人とも写真を選ばないといけない。


   妻のは絶対、発病前のにする。


   俺のは・・

   介護が始まってから写真なんて撮ってないから、

   ・・・

   いや、二女の結婚式の時に撮ったか。 

   それでも6年前だ。 



 
   ☆ 今日も夕食後に咽せた。


     スポンジブラシで口の奥をぬぐうと

     白い痰がからみついてきた。


     それでも咳は止まらなかったので

     昨日に続いて吸引器を使うことにした。


     喉の奥に細いチューブを差し入れると

     白い痰が出てきた。


     量的には多くなかったが

     それでも妻にとっては咽せる原因となっていた。


     その後は軽く咳き込んだが

     ほぼ治まってくれた。


     明日は排便の日。

     下剤を20滴、ヨーグルトといっしょに

     食べさせる。


          
       
 
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