妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

間に合った

2018-11-29 17:49:24 | デイサービス

 今日はデイの日。


 送迎の男性スタッフが代わってから1ヶ月になるが、

 迎えの時間が今までより15分以上早くなった。


 最初は、なんかの勘違いでたまたま早かっただけで

 また元の時間に戻るだろうと思っていたが、

 次もその次も早かった。


 毎回10分以上も待たせてしまったので、

 先日、施設から

 これからは、9:30に迎えに行くのでよろしく、と電話が来た。
 

 朝の15分は大きい。


 まだ眠っている妻を起こす。


 水分補給と薬の注入のため

 胃瘻にチューブを接続する。


 ベッドに座らせ着替えをする。

 自立出来ないのでふらふらする。


 前に倒れかかるのを俺の胸で受け、

 後や横に倒れそうになると

 妻の頭を俺のアゴで支えて、何とか着替えを終える。


 あっ、肌着を替えるのを忘れてしまった。

 やはり、夜に替えておけばよかった。

 が時間がないのでそのままにする。


 食事もまだ半分ほどだったが、時間を逆算して、

 終わりにした。


 口をきれいにし、チューブを外し、

 カーディガンを掛け、靴を履かせる。 


 玄関の前の廊下に待機して

 チャイムが鳴るのを待った。


 今日は何とか間に合わせる事が出来た。



 ☆ スーパーで買い物をし、

   診療所に行って代金を支払った後、

   最後に堤防でウォーキング。


   晴れていたが風が冷たかった。

   ウィンドブレーカーを着なかったので寒い。


   往路はウォーキングなのだが、寒くてとても

   のんびり歩いている気分ではなかったので、

   時々、小走りを入れた。


   本当は往復ともジョギングにすればいいのだが、

   体力が続かない。


   小走りを挟んだせいで、もう息が上がっていたが

   復路も頑張ってジョギングで通した。


   今日のほぼ1㎞

     往路 (ウォーキングとジョギング)  9分40秒

     復路 (ジョギング)         7分55秒


   たまたまテレビでトライアスロン競技を観た。

   水泳、自転車のあと最後の10㎞ラン。

   1㎞を3分15秒台で走っていた。

   まさに鉄人だ。




   ☆ 「大丈夫か俺」 が続いている。


     水をこぼしたり、牛乳をこぼしてシャツを濡らしたり、

     どうも自分の手の感覚と実際とのズレがあるようだ。


     たぶん、そういうズレが「転倒」につながるのかもしれない。


     妻の薬は「朝食後」と「昼食後」があるが、
     
     その数が合わないのだ。


     俺の血圧の薬は、朝食後に2つ、夕食後に1つ飲むことになっているが、

     これもまた数が合わない。


     他はせいぜい2~3個の違いなのだが、

     俺の朝と夜の違いは10個以上もある。


     いくら飲み忘れたといったって

     不思議でしょうがない。


     大丈夫か 俺。







     

          

















     





        

   












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ストップがかかる

2018-11-28 22:58:03 | 食事

 今日はゴックンのリハビリの日。


 いつもは13:00からなのだが、今日は9:00からなので

 朝食を見てもらいながらのチェック。


 血圧、酸素の計測、首回りのマッサージの後、食事を見てもらう。


 食事を始めてからしばらくすると、

 舌の動きがおかしくなって ベチャベチャ という音をさせた。


 すぐに治まったので、再び食べさせようとすると

 リハビリさんから「待ってください」とストップがかかった。


 しばらく聴診器を気管と喉元に当てて聴いていたが

 異常なしとのことで、食事再開。


 はっきりした原因は明言されなかったが、

 俺には起こらない症状なので、

 やはり呑み込む力が原因なのは間違いない。


 まもなく、口を開けなくなったので、

 仕方なく、半分ほど残して朝食を終了。


 あの音が出るときは調子が悪いようだ。




  ☆ やはり泣けてしょうがなかった。

     涙を拭いたり、鼻水をかんだり。

  
     映画「遙かなる山の呼び声」は3回は観たはずだ。


     分っていても、あのラストの電車内のシーンは

     泣けて泣けて仕方がなかった。


     BSで映画のリメイク版(阿部寛さん、常盤貴子さん)が放送されたが、

     そのPR番組の中で、山田洋次監督が倍賞千恵子さんのことを

     「キケンな感じを出すのが難しい」というようなことを話しておられた。


       健さんが、倍賞さんに、明日、この家を出て行くと言い、

       殺人を犯して警察に追われていることを告白した嵐の夜。


       「奥さん、奥さん」と戸を叩く音に

       寝間着姿で起きてきた倍賞さんが

       健さんを見ると

       「入って。

        早く鍵を閉めて」と言う。


       しかし、健さんは、牛の具合が悪いことを知らせに来たのだった。



     このシーン、

     ハラハラどきどき した。


     山田監督、俺は充分キケンだと感じましたよ。
  

  
     普段から「キケン」な人よりは

     倍賞さんだからこそ、このシーンや、ラストシーンが

     胸に迫り、記憶に残る。
 

     リメイク版を観て、

     改めて、高倉健さん、倍賞千恵子さんのすばらしさを思った。


     ハナ肇さん、子役の吉岡秀隆さんもいい。


     健さんの映画ではこの「遙かなる山の呼び声」が一番好きだ。  

     

  
    ☆ NHKで「100歳時代 終の棲家」を観た。


      サ・高・住に 暮らす80歳代のご夫婦が、

      ご主人に認知症の症状が出てきたので規定により退去させられるという。


      理想の施設と言われる「サ・高・住」だが

      入居条件が、身の周りのことが自分一人で出来ることだという。


      俺も、子供達に

      「何かあったら、施設に入れてくれ」 と言ってある。


      お前達に迷惑をかけないよ、という意思表示のつもりだが、

      それがそう生易しいことではないらしい。


      施設の経営者が言う。

      「ボランティアではない。株式会社だ」と。

    
      施設にとって都合がいいのは、

      要介護度が高く、ベッドから動けず、

      大きな声を上げたりしない利用者だという。


      つまり、報酬が高く、手間がかからず、金になる利用者、

      ということになる。

    
      俺は、いつまでも元気でいられる自信はない。

    
      宝くじを買った。


      金の力で、どんな症状になっても

      追い出されない施設に入れるように・・。


      歳を取ることが、こんなにも不安なことだとは思いもしなかった。

      


 
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排便と風呂

2018-11-25 19:41:11 | 排便
 
パット交換をしようと様子を見ると

 下剤の効果はまだだったのでパットのみ交換した。


 10:00を過ぎていたので

 このまま起こして車椅子に行こうとしたが、

 待てよ、

 車椅子の上でユルユルが来てもイヤだな、

 と思い直し、すぐ、摘便することにした。


 ゴム手袋をしている自分を見ると

 健さんの「遙かなる山の呼び声」で

 渥美清さんの獣医が肩まである長いゴム手袋をして

 牛に措置しているシーンを思い出す。

 
 
 何もない状態から摘便するのは初めてだ。

 
 腰の下に新聞紙を差し込んだり、トイレットペーパーをちぎったり、

 準備万端整ってから処理を始めたので

 パジャマもシーツも汚さずに済んだ。 

 
 朝食が11:30過ぎになってしまった。



 夕方、風呂に入れる。


 廊下、洗面所にストーブを点けて

 風邪を引かせないように気を付ける。



 ☆ 昨日も今日も吸引器を使った。

   もう使うのが当たり前になってきて、

   いつも近くに置くようにしている。


   ずいぶん前に、吸引器の洗浄のためホースを外したら

   二本あるホースの「吸引」と「排出」が

   どっちがどっちか分らなくなってしまった。


   分らないまま、たぶんこっちだろうと接続して

   使い続けてきた。


   吸引そのものは何となく大丈夫だったが、
 
   先日、念のため訪問診療の時、先生に確認したら

   接続が「逆」だった。


   たまたま逆流しなかっただけで、

   一歩間違えば故障するところだった。


   聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥か。


   どうも引っ込み思案でいけない。
     

 

 ☆ 一昨日、タイヤ交換した。


    午前は晴れていたが交換を始めたあたりから

    曇ってきてちょっとだが雪がちらついたりして寒かった。


    タイヤを外す時と装着するときに

    しゃがんだ姿勢のままタイヤを持ち上げなければ

    ならないのが大変つらい。


    ボルトになかなか入らなくて

    数秒間が持ち堪えられずに

    タイヤを一旦、地面に置かなければならなかった。


    そういうことが何回かあって

    1時間近くかかってようやく完了した。


    果たして、来年も自分で交換出来るだろうか。


    実は、交換中に3回もトイレに駆け込んだ。


    余りにも速すぎる頻尿だと自分でも思ったが

    しょうがないものはしょうがない。


    いよいよ病院に行くべきかなと不安になったが、

    終わって家に入るといつも通りのペースになった。


    とはいっても1時間半が限度なので

    頻尿であることには変わりはないが・・。

    
    病院いやだな・・。

    自然に治ることはないのかな・・。
    


   


   

   


   
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障害者手帳交付

2018-11-23 11:44:36 | 公的支援

 10年間経った障害者手帳の更新手続きしていたが、

 市から連絡がきたので

 昨日、障害福祉課で新しい手帳を受け取ってきた。


 顔写真が車椅子で撮った現在の顔なので

 当然、認知症患者の顔だ。


 10年の歳月を感じる。


 この写真を見ると、

 症状の急激な変化と介護の不手際が

 走馬燈のように流れる。


 前の手帳の写真は、

 お気に入りの 芥子色のハーフコートを着て、

 渓谷の紅葉をバックに微笑んでいた。


 2ヶ月前に更新手続きをした際に申し出れば

 写真をもらうことが出来たらしいが

 もう県庁に送付されているので無理だという。
  
 
 
   ☆ 今朝の妻は、目を覚ましたのは6:00頃だったが、

     2度ほど起きたり眠ったりを繰り返し、

     ベッドから車椅子に移ったのは10:30頃だった。


     しかし、車椅子でもすぐ眠ってしまった。


     昨日のデイでも昼食時に眠ってしまい

     あまり食べなかったと報告があった。

        
     夜に眠れていないからなのかな、

     睡眠不足なのかな。

     枕の角度が合っていないのかな。


     今日は昼食と夕食の2食になるな・・。


     栄養が足りていないことも眠くなってる

     理由なのか。




     ☆ 一昨日、初雪が降った。


       今朝の最低気温は-0.8度、

       最高気温も4度だという。
 

       いよいよ冬の到来だ。


       タイヤ交換をしなければ・・。


       腰を痛めないように気を付けよう。




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痰がらみ

2018-11-20 19:32:51 | 誤嚥

 今日も夕食後まもなく、痰がらみの咳が出た。

 スタンバイしていた吸引器を出動。


 吸引したボトルの水を2回替えたが

 まだ治まらない。


 吸引器の細いチューブを口の中のあちこちに当てて

 吸引しているが、俺の腕が悪いのかどうも効率が悪い。


 怖くて喉の奥に入れることが出来ない。


 スポンジブラシを使ってぬぐうと

 結構、多くの痰がくっついてくる。


 二刀流で行くのがいいのか。

 
  

☆ 今日は、ヘルパーさんの日。


   スーパーで買い物の後、堤防でウォーキング。


   風が冷たかった。

   遠くの山の頂上付近が白くなっていた。


   パークゴルフ場のお年寄りは元気だ。

   防寒着のフードを被って大勢がプレーしてた。


   ランニングマンは4人の方々とすれ違った。

   女性2人、男性2人。

   当然、皆さん俺よりはるかに速い。


   今日のほぼ1㎞。

    往路 ウォーキング  9分40秒

    復路 ジョギング   7分58秒

      8分切りを意識したので

      呼吸が乱れ、ゴールした時は息も絶え絶え。


      「老人、1㎞ジョギングで倒れる。 心臓発作か。」

      
      
     


    




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定例日

2018-11-18 23:11:19 | 排便

 5:00 前に 効果が現れた。

 臭いではなく 音がしてわかった。


 20滴以上飲ませたので

 かなりユルユルだなと覚悟した。


 首を伸ばして妻を見ると眠ったままだったので

 もうしばらくそのままにすることにした。


 少し経ってから

 ヨッコラショと手をついて起き上がり

 マットレスや毛布を向こうの部屋に運び

 ベッド周りを片付けた。


 トイレットペーパー、新聞紙、タライ、ガーゼタオル、

 ゴム手袋など いつもの七つ道具をベッドの側に置いてスタンバイする。


 向きを変えるとパジャマのズボンが汚れていた。

 紙オムツを脱がせトイレットペーパーで処理開始。

 この脱がせる時にあちこちに付いて汚してしまう。


 30分ほど経って ようやくガーゼタオルを使えるようになった。


 処理が終わると、疲れたのかスッキリしたのか 

 また眠ってしまった。


 昼近くになってもまだ眠ったままだ。



 16:00 過ぎ、風呂に入れる。


 髪をカットする。


 シャンプーの後、よく女の人がするように

 タオルを後頭部から回しておでこのところで結ぼうとするが

 いつも上手くいかない。


 すぐほどけて、ほっかむりになってしまう。



  
 ☆ 汚れたパジャマを洗う。
   
   ”衣類にしみついた「尿臭」に効く” という洗剤を使う。

   「香りでごまかさずにしっかり消臭」 との宣伝文句。


   自分の臭いは分らないものだが、

   我が家はどうだろうか。


   そういう意味合いもあって

   今朝も豆を挽いてコーヒーを淹れる。


   朝食はいつも通り主食を解凍してすり鉢ですり潰し、

   赤(トマトジュース)、白(牛乳)、黄色(オレンジジュース)に

   トロミをつける。


   先生から勧められた「沖縄の塩」をさっそく

   トマトジュースに入れてみるが

   そもそも食事量が少ないので

   塩の量だってほんの少量だけだ。

  
   マグネシウムの摂取と高血圧のリスクを

   秤に掛けりゃ

   血圧が重たい女房の健康・・。

   

   
   ☆ トロミ剤の混ぜ方も変わってきた。

     
      ① 最初は普通にコップ入れてスプーンでかき混ぜていた。

      ② 次は、蓋付きの容器に入れ、カクテルを作るバーテンダーみたいに

        振ってみた。


      ③ 次は、小さい泡立て器でかき混ぜた。

      ④ 今は、ひとまわり大きい泡立て器を

        火を起こすように両方の手のひらでクルクル回している。


      
       その日の気分や、手の疲れ具合により

       ②~④を選んでいる。



      トロミ剤も最初はスティック式だったが、

      次は、スライドジッバー式の大きな袋を使っている。


      今は、それをキムチの容器に少しずつ移し、

      スプーンですくって微調整しながら使っている。

     
      毎日3種類作っているが、

      強かったり弱かったり、

      なかなか同じにはならない・・。


          


     

  
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男性スタッフ

2018-11-16 06:39:21 | デイサービス

 昨日は週1回のデイの日。


 パット交換をしようとベッドに行きかけたところに

 迎えが来た。


 いつもより15分も早い。

 
 靴を履かせたり

 カーディガンを着せたり、あたふたしながら

 玄関まで来て、

 今度はチューブを外していなかったことに

 気が付いたりして、結局10分以上待ってもらった。


 前の男性スタッフが辞めて新しい方に

 替わって1ヶ月になる。


 前任者より年配の方で

 会話に何となく違和感を感じていたら、

 運転専門だという。


 前の方々は施設のスタッフとして

 働きながら送迎も担当してくれたので

 ちょっとした会話の中に

 妻の様子を教えてもらうことができたが、

 今の方は 「運転手さん」

 ということでそういう会話もなくなった。


 迎えの時間が毎回バラバラだし、

 会話も馬鹿丁寧すぎるし、

 ちょっと苦手だ。


 馴れるまで時間がかかるかな。



 ☆ 蜂蜜屋、歯科医院、ドラッグストア、スーパー、

   ウォーキング、ホームセンターというスケジュール。


   ・先週、歯周病の治療で歯茎を切開したので

    その治り具合のチェック。


     抜糸はしたが、まだ腫れているので

     来週も予約。


   ・ドラッグストアはシルバー5%引きの日。

     パット、トロミ剤、歯磨きティッシュ、からだふき、お尻拭き

     を買う。


     これから雪が降って来ると

     あまり出歩きたくないので

     少しずつ買い溜める感じになってきた。


   ・先生からミネラル豊富な「沖縄の塩」を紹介されたので

    普段は利用しないスーパーに行く。 


    ついでに肉や寿司パックも買う。

    

   ☆ ランスマを観ているので

     左右のバランスが悪いのは

     気が付いていた。

    
     片足で靴下を穿いたり、椅子から立ち上がることが

     右足なら出来るのに左ではさっぱり出来ない。

   
     廊下で 「けんけん」 をすると3歩と出来ない。


     それでも4~5日続けたら10歩くらいまで

     出来るようになった。


     昨日の1㎞。

      往路 ウォーキング 10分5秒

      復路 ジョギング  7分58秒

    
     8分を切った。

   
     堤防に200m毎に設置されている 

     「県境から123.4㎞」 と表示された

     河川の距離標での1㎞だから正確には1㎞より短いと思う。


     それでも向上しているのは確かだ。

     次の目標は 「サブ7.5」だ。 


          

     


     
     


    



    
   
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妻の五感

2018-11-12 13:03:51 | 妻の症状

 まだ、コーヒー豆を挽いて淹れている。

 飽きやすい俺にしては珍しい。


 味は分らないけれど、

 喫茶店みたいにコーヒーの匂いがするように

 なればいいなとは思っている。 


 子供達がまだ小さい頃、

 日曜の朝食はパンが多かった。


 初めてコーヒー豆を挽いて淹れたとき、

 プーンと香りがテーブルに広がった。


 初めての匂いに、二人とも感激した。


 しかし、

 妻も私もコーヒーを飲み過ぎると

 胃の具合が悪くなる体質だったので

 いつのまにか遠ざかってしまった。


 今朝、本当に久しぶりに妻にコーヒーを飲ませた。

 トロミをつけてスプーンで2~3杯だったがゴックンしてくれた。


 香りを感じてくれたかな、

 もっと甘くすれば良かったか。


 
 ☆ 大根の煮物とコーヒーの他は

   いつもと同じメニューの朝食。


   右傾が強かったので

   ソファーに座布団やクッションを置き、

   バスタオルを挟んだりして

   何とか姿勢を真っ直ぐに保つ。


   まあまあのゴックンだったが、少し残った。

   体重増はそう簡単にはいかない。


   食後、ウトウトしていたが、

   ヨダレがこぼれている。


   少し車椅子を倒す。


   今日の 「もう一品」 はカマンベールにしよう。

   すり鉢でカマンベールをヨーグルトと一緒に潰す。


   食べてくれるかな。


      

 ☆ 寝る時にリバスタッチを貼り替えている。

  
   皮膚が弱いので、足裏に貼っているが、

   端っこをめくるように剥がそうとすると

   妻が足を引っ込める。


   ひょっとして、くすぐったいのかな。

   まだ、そういう感覚は残っているかもしれない。


   試してみるか。



   間違って足を踏んづけた時

   「痛い!」 って 叫んだのは何年前だったろう。

   
   こっちはもう一回試すというわけにもいかない・・。
  

      
   
 


 



 
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消臭

2018-11-11 22:16:27 | 排便

トイレで新聞を読んでいると

 妻の声がしたので部屋に戻る。


 5:00前だった。


 下剤が効いていた。

 いつものように左向きに変え、様子をみる。

 
 先々週はちょっと処理を誤って

 パジャマのズボンを汚してしまったが、

 匂いがなかなか消えなくて困った。


 いろいろ試したが、結局、チューブの消毒に使ったミルトン液に

 二晩浸けたらやっと解消した。

 
 今日は慎重に処理したので

 パジャマを汚さずに済んだ。


 20滴以上だったが、

 夕方まで追加弾もなく風呂も無事入り終えた。 


 それほど寒くはなかったが

 石油ファンヒーターを3台、デロンギを2台点けた。


 風邪を引かせないよう注意しなくては・・。



 
 ☆ 夕べも吸引器を使った。


   朝と昼はいいのだが、

   夕食後か途中で咳き込んでしまう。
   

   体重を増やしたいのに

   途中で中断するのでは話にならない。



   意地を張らないで

   せっかく胃瘻を造ったのだから

   もっと利用すべきかもしれない・・。


   咳き込むと吸引器をスタンバイさせる。

   
   子供が小さい頃、喘息だったが

   今夜は発作が起きないでくれよと

   願ったのと似ている。

   

   
 

   
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良い知らせ・悪い知らせ

2018-11-09 16:30:01 | 妻の症状

 デイから戻って30分ほどして

 訪問診療の先生が来たので

 外出着のままで診てもらう。


 血液検査の結果票を見ながら先生に訊く。


 総コレステロールが高いことや

 クレアチニンが低いことも気にするほどの数値ではないと言われ、

 ちょっと安心する。


 先生から、

 他に気に掛かってることはありませんかと

 云われたので、質問してみた。


  「妻の食事は1年間ほぼ同じ内容ですが、

   妻は味が分かるんでしょうか。」    


 先生の答えは明確なものではなかったが、

 認知症の患者は

 甘いとかしょっぱいとか

 はっきりした味を好む傾向があるようですとのことだった。


 塩は控えていると話すと、

 ミネラルを多く含んだ沖縄の塩を紹介された。


 試してみることにしよう。 

 

 ☆ 先生が帰った後に、デイの連絡帳を見ると

   妻の体重測定結果が書かれていた。


   32.8㎏ だった。


   頬がこけてきたと感じていたので

   ある程度覚悟はしていたが、

   7月の35.5㎏に比べて大きく減っていたので、

   がっかりする。


   1月、胃瘻手術のとき病院での測定では37㎏だった。
 

   1年で4㎏以上の減だ。

   このままでは30㎏をきってしまうかもしれない。


   何とかしなくては・・。




   ☆ いつもなら「相棒」を録画するのだが、

     今回は 「昭和偉人伝 米山正夫/石本美由紀」 の方を録画した。
 

     眠ってしまわないよう 「相棒」 をしっかり観た。
  
    
     船村徹さんの曲も素晴らしいが

     子供の頃、耳にしたひばりさんの曲の多くが

     米山さんの曲だった。


     車屋さん、津軽のふるさと、長崎の蝶々さん、花笠道中、リンゴ追分。


     今でもものすごく天気の良い日に空を見上げると

     つい口ずさんでしまう。


      ♪ これこれ 石の地蔵さん

        西へ行くのは こっちかえ

        だまって居ては  判らない

        ぽっかり浮かんだ 白い雲

        何やらさみしい 旅の空

        いとし殿御の こころの中は

        雲におききと 言うのかえ


     作詞もされるのがすごい。
     

     米山さんの葬儀で

     ひばりさんが涙ながら弔辞を読まれていた。 



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