妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

ヘルパーをなめるな

2022-08-10 00:24:12 | 排便処理

 

 大動脈解離で2ヶ月入院したが、退院して妻の介護を再開する時、

ケアマネさんが介護環境を見直して、ヘルパーさんを朝昼夕の

1日3回に増やしてくれた。

 腰痛持ちの俺には、パット交換時に車椅子からベッドへの移乗が大きな危険

要因だが、ヘルパーさんはその負担を減らしてくれている。

 年中無休で毎朝7:30に来てくれることで、俺が大動脈解離の再発で

倒れていないかどうかの安否確認も兼ねている。

 Aさんは、妻が発症して介護認定を受けて以来、ずーっとお世話になっている

ヘルパーさんだ。もうかれこれ15年になる。

 以前は施設で勤務していたが想うところがあってご自分で起業したらしい。

社長でありヘルパーでもある。

 利用者の要望に応えたいということで、年中無休で動いてくれている。

 事務所は小さな一軒家を借りている。

 2~3年前まではショートステイもやっていたが、消防法が改正になって

その設備の費用負担が大きいのと、夜勤スタッフの確保も難しいという事情も

あって継続を断念したらしい。

 今は残念ながらデイサービスと訪問介護だけだ。 

 

 Aさんも他のスタッフもみな素晴らしい方々だ。

 しかし、何しろ小規模な事業所だ。このコロナ禍で経営は大丈夫だろうか。

 何とか持ち堪えてほしい。

   

 ☆朝日新聞の「リレーおぴにおん」という連載記事に介護福祉士で

  ホームヘルパーの向山久美さんという方が載っていた。(以下、記事抜粋)

   ・ 「腰痛はヘルパーの職業病」といわれます。私も痛くなります。でも

    車椅子への移乗などの身体介護にはコツがあり、利用者さんの体に

    密着して相手の力を上手に使うとうまくいく。

   ・ ヘルパーは利用者さんの痛みを想像することで成長します。

   ・ 今の介護保険制度ではヘルパーが柔軟に対応するのは

    難しくなっています。もう少し裁量権がほしいと感じる時も多く、

    「現場を知らない、他人のウンコを触ったことがない人間に、介護を

    語る資格はない」なんて思ってしまいます。ケアマネージャーや医師、

    看護師とは違う視点でヘルパーにできることがきっとあるし、

    「ヘルパーをなめるな」という思いから、大学院で社会福祉を学びました。

   

 ☆ 毎日ヘルパーさんのお世話になっている介護家族としては

  向山さんのようなヘルパーさんの応援団がもっと増えてほしいと思う。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする