妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

運動したら

2016-05-04 23:09:01 | 日記
 
   長女と孫娘3人が遊びに来た。


   1か月前は、つかまり立ちだった三番目が

   しっかり歩くようになっていた。


   母親の仕事の都合で

   夕方に着いて翌日の

   午前に帰るという短い滞在だった。


   二番目は1年生になったばかりだ。

   「学校楽しいか」

   「うん、楽しいよ」


   私は孫に対しても口数が少ない。

   話下手である。

  
   その孫から夜、肌着1枚でうろうろしていると

   「じいちゃん」

   「うん」

   「… 運動したら … 」


   私は不意を突かれて

   「うん」としか返せなかった。


   さらに

   「赤ちゃんが産まれるみたいだよ」

   と追い打ちをかける。


   「そうか?…」


   今に見ていろ、
   
   足が治ったら、

   森永卓郎みたいに

   変身してみせるからナ   



   ☆ 孫たちが来ると

     狭いリビングが占領されるので

     妻はベッドに腰掛けることになる。


     三番目が

     遠巻きに妻を見ている。


     話もせず

     ヨダレ掛けをして

     ただじっとしている老婆は

     不気味というか

     不思議な

     近寄りがたい存在なんだろう。


     何かの調子で

     妻が笑うと

     歯のない口から

     ヨダレが落ちる。



     もうすぐ9歳になる一番目が

     産まれた時は

     抱っこしてミルクをやったり

     していたが、

     それから2年目以降

     長女に二人、次女にも二人、

     4人の孫が産まれたが

     妻にはもう

     かわいい赤ちゃんを抱くことが

     出来なくなっていた。
  


   ☆ このところの雨で

     何本かのチューリップが

     倒れてしまった。


     花が折れたのもある。


     ホームセンターの花売り場に行くと

     つい手が出てしまう。


     もう植える場所などないのに。


     ラベンダーの苗と

     ダリアとコスモスと

     もう一つ

     ゼフィランサスロゼアという

     長い名前の花の球根を買った。


     袋の写真に惹かれて

     つい手が出てしまった。

     
     雑草を取り

     わずかなスペースを確保して

     球根を植えたり種を蒔いたりした。


     ただコスモスだけは

     場所を決めかねて

     保留した。


     今、オダマキが家の空き地の

     あちこちに咲いている。

    
     外側が薄紫、中心部が白の

     この花が好きだ。


     コスモスもこのように

     あちこちで咲いてほしい。

     狭い庭のどこがいいか。


     いい考えが浮かんだ。


     なんてことはない。
     
     種をもっと買ってきて

     あちこちに蒔いてみればいいのだ。


     … 名案か …






     


     


     

   
   






   




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