言葉の謎：言葉を連ねて説明し、分かるとは、何が分かるのか？

（１）
穏やかな今。安心する。生きていてよかった。感情が、世界に属す。
（２）
言葉の謎。感情を知るのに言葉がいる。気持ちを言葉にすると落ち着く。
（３）
面倒な自分。何よりも。ここにある体。いつも世界の中心に体がある。邪魔だ。
（４）
自発性が自分だ。自発性が世界に属す。自発性は欲望と呼ばれる。
感情と欲望が自分だ。さらに想像と夢が自分だ。感情も欲望も、また想像も夢も世界に属す。
（５）
身体は物に属す。物は身体と連続する。身体も物も世界に属す。
身体は特別な物で欲望と連関し動く。また身体において欲望が充足される。
世界が、《ここに》、つまり《身体をいつも中心にして》、現れる。
（６）
しかも、世界は今において生れ続けている。今の謎。世界が生れ続ける。時間とは、世界が出現し続けることである。
世界が現れる現場が今である。今現れた世界はすぐに過去に変容する（過去把持）。今は過去と連続する。
新たな世界が出現し続ける。その現場が、今である。
今は点でなく新たな今の出現の予期としての未来を持つ（未来予持）。
（７）
再び、言葉の謎。言葉を連ねて説明し、分かるとは、何が分かるのか？