DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

感情・欲望・意図がただよう場面の中心にいつも、この身体(カラダ)がある。全く、どうにもならない。

2017-10-13 13:52:39 | 日記
(1)
ここに、いつもあるもの。
この重さ。
触れる出来事が、起こるもの。
詰まった内部。
鼓動が感じられる。
身体(カラダ)だ。
(2)
見える出来事が起こるために不可欠な目が、埋め込まれたこのもの。
味という出来事に不可欠な口が、埋め込まれたこのもの。
さらに、においという出来事に不可欠な鼻、音という出来事に不可欠な耳も埋め込まれた、このもの。
身体だ。
(3)
感情・欲望・意図がただよう。
(思惟・計算もただようが、これらは感情・欲望・意図に仕えるので、以下、思惟・計算は除外して述べる。)
それらは、体に埋め込まれていない。
しかし感情・欲望・意図がただよう場面の中心にいつも、この身体がある。
全く、どうにもならない。
(4)
これが世界(モナドと呼ばれる)のすべてだ。
他者を知らなければ、また言葉や文字を知らなければ、この通りだ。
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①人が生きる意味など、本来、宇宙的に、無い、かくて②この世俗的な時代、国家が、神となる、③神々が、互いに殺し合い、人が神に献身し、かくて人がすべて死に絶える幻が見える

2017-10-13 08:32:21 | 日記
人が、すべて死に絶える予感。
宗教なしに、人は生きられない。
宗教は、人を超えたものへの献身。
科学がもたらしたこの世俗的な時代、国家が、神となる。
人は、生きる意味がほしい。
人の脆弱(ゼイジャク)性。
自己を滅ぼしても、神のために生きる。
そして宗教戦争の残虐、非寛容。
人が生きる意味など、本来、宇宙的に、無い。
この事実を、人は、直視したがらない。
国家を神として生きる。
神々が、互いに殺し合い、人が神に献身し、かくて人がすべて死に絶える幻が見える。
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三浦瑠麗「虚無感の内実ー衆院選を前にした日本政治の激動 」(2017年09月28日)『山猫日記』

2017-10-13 00:40:32 | 日記
(1)
小池都知事は「希望の党」を立ち上げた。
しがらみのない政治を目指すと言う。
民進党からの「希望の党」への合流は、憲法や安全保障問題での一致を条件とし、旧民進の左派を切り離す。
「希望の党」の政策は、「消費増税先送り、原発ゼロ、憲法改正」だ。
ここには、乾いたプラグマティズム(=現実主義)がある。
「時代の雰囲気が差し示す方向」を的確に把握している。
なお三浦氏は、保守二大政党制論者だ。
《感想1》
①三浦氏は、「希望の党」のプラグマティズムが、「時代の雰囲気が差し示す方向」を的確に把握すると見る。
②その上で、自民党・希望の党の保守二大政党制の実現を、三浦氏は望む。

(2)
ただし「希望の党」に、三浦氏は違和感を覚える。
悩んだ形跡がないからだ。
青臭い議論の形跡も、人間味のある葛藤も、土臭い利権の匂いもない。
三浦氏は、小池氏の会見を見て、「虚無感」を覚えた。
《感想2》
③希望の党には、青臭い議論も、人間味のある葛藤も、土臭い利権もない。これが三浦氏の「虚無感」の原因だ。
④希望の党とは何か、それは「自己目的化した権力」である。(参照(7))

(3)
「希望の党」も地域政党である「都民ファースト」も、「スタイルの党」だ。
多様性、透明性、改革、希望、リセットの言葉を繰り返す。
小池氏の原動力は、「しがらみを憎む気持ち」だ。
若くして注目を集めた才気活発な政治家(小池氏)が、自分を押さえつける陰湿な社会を、憎む。
《感想3》
⑤小池氏は、保守2大政党制を目標とする。
⑥希望の党は、しがらみを離れ、「時代の雰囲気が差し示す方向」を把握し、「消費増税先送り、原発ゼロ、憲法改正」をめざす。
⑦希望の党の行動原理は、「権力」獲得の「自己目的化」であり、そのためのプラグマティズム(=現実主義)である。

(4)
「しがらみ」の政治が、日本から明るい将来を吸い取っている。
毎年100兆円を高齢者福祉に投入し、子供たちの将来にどんどんツケ回しして、次代を切り開く投資をしない。
日本は、グローバルには、相手にすらされなくなりつつある。
国を守る構えも、中途半端。
何を変えようにも、ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ、いつまでも時間がかかる。
《感想4》
⑧自民党の「しがらみ」政治とは何か?日本の明るい将来の破壊だ。
(a) 高齢者福祉偏重で、次代を切り開く投資をしない。
(b) 日本の企業・研究開発は、グローバルには、相手にすらされなくなりつつある。
(c)安全保障問題(国を守る構え)も中途半端。
(d) 何を変えようにも、時間がかかる

(5)
変わらない日本というシステムにも、幾ばくか、愛と憐憫はある。
自民党が差配してきた利権は、ほとんどの場合、「地場」の団体と企業の優遇であって、巨悪でない。
公共事業と許認可行政には、「国家福祉」という側面がある。
《感想5》
⑨一方で、「地場」の団体と企業の優遇は、巨悪でないとは卓見である。だが、他方で、グローバル化のもとで大企業を優遇し、「地場」の団体と企業を破壊しつつある。
⑩公共事業と許認可行政に、「国家福祉」という側面があるのは、その通りだ。

(5)-2
政治の中に存在する様々な悪の中で、利権をめぐる悪をどこに位置づけるべきか。
20世紀半ばに颯爽と登場した政治運動は、例外なく旧時代の利権を攻撃した。
財閥のおじさん達と違って、青年将校たちはクリーンだったから。
《感想5-2》
⑪「利権」は果たしていかなる点で「悪」なのか、丁寧に検討すべきだ。「既得権」が無条件に悪いというのは、誤りだ。

(6)
日本政治は、今後どのように展開していくか?
自民党と希望の党が二大保守勢力を形成するだろう。
選挙後には、憲法改正を眼目とした時限的な大連立がありうる。
《感想6》
⑫国民主権、言論の自由、民主主義、権力分立、法の支配(立憲主義)、軍の文民統制を、日本の保守勢力は守る気があるか、不安だ。
⑬《反国民主権、言論統制、反民主主義、権力集中(行政権の強大化)、反立憲主義、軍の暴走》をチェックする立憲主義的勢力が、二大保守勢力以外に、必要だ。
⑭政治、行政、企業に浸透したパワハラ、傲慢、討論(万機公論)の否定、トップの無能が、かつての破滅的戦争のように、再び、国民を危機に陥れることを、防がねばならない。

(6)-2
今後、護憲左派が本当は力を持っていなかったことが明らかとなる。
旧世代の護憲派達は、一部のメディアと共に最後の抵抗を続けるだろう。
《感想6-2》
⑯三浦氏は、憲法9条改正反対勢力を指して、護憲左派と呼ぶ。
⑯-2 三浦氏は、交戦権を認める立場である。

(6)-3
安倍総理は、自民党を大敗させるが、憲法改正を実現した宰相として歴史に残るかもしれない。
《感想6-3》
⑰自民党は、大敗しないだろう。
⑰-2 北朝鮮核武装問題が国民に不安をもたらしているので、(a)安定した政権の持続のため、また(b)国の防衛の強化を訴える自民党への期待のため、自民党支持票を増大させるはずだ。
⑰-3 希望の党は、代表の小池氏が、《衆院選に出馬せず、首相候補にならない》ので、失速した。

(7)
小池氏の強みは、「私の成功」が、日本社会にとって良いことだと確信していること。
だからこそ、大衆の乾いた熱狂を喚起できる。
自己目的化した権力は強い。
三浦氏は、「希望の党」に言いようのない「虚無」を感じる。
《感想7》
⑱《「権力」獲得の「自己目的化」、そのためのプラグマティズム(=現実主義)》を理由に、三浦氏が、希望の党に「虚無」を感じるわけでない。
⑲三浦氏が希望の党に「虚無」を感じる理由は、《「青臭い議論」に示される情熱、「人間味」のある葛藤、組織を持続させる「土臭い利権」》、これらが欠如するからだ。
⑲-2 三浦氏は、《政党が、人間の感情・欲望・意図の多様さに支えられる》ことに、政党の《豊潤》性を見る。
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