2018年4月22日(日)18:00 開演 @ロームシアター京都・メインホール
指揮 : 下野 竜也 / 独奏(ピアノ): 小林 愛実 / 管弦楽 : 京都市交響楽団
* * * * *
● モーツァルト : ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
やはり、モーツァルトによる「短調」の作品は、何か特別な思いを抱かせるのに十分な楽想に溢れたものでした。
緊張感、ドラマ性に満ちた両端楽章と、中間に挟まれた天国的な響きの愛らしいロマンス。 劇的なコントラスト。
ロームシアターで聴く京響は、今回がまだ2回目ということもあり、最初はその響きの違いに少々戸惑いました。
上層の階では音が抜けて散漫に聞こえるような。 曲によっては、京都コンサートホールの響きの方が合うものも?
ピアノは小林愛実さん。 決して凡庸な演奏というのではありませんが、名曲を「卒なく」弾きこなされていた感。
外国人指揮者での好演が続く京響ですが、ここは、先日の高関さんと下野さんで、きっちりと押さえたはりました。
● R.シュトラウス : 交響詩「英雄の生涯」 作品.40
同作曲家による一連の交響詩の中では、そのストーリー性や登場人物の性格も分かりやすく、存分に楽しめるもの。
これまでに作曲された数々の交響詩の旋律が引用され、「英雄=R.シュトラウス」ご本人だと分かる仕掛けも面白い。
第3部に登場する、「英雄」の良き伴侶のパートを受け持つのが、コンサートマスターによるヴァイオリンの独奏。
演奏家生命にも影響を及ぼしかねない重大な故障を懸命に克服された、泉原隆志さんの完全復活のパフォーマンス。
独奏ヴァイオリンとホルンとが響き合う、「英雄」が人生の終焉を迎える部分、その崇高かつ昇華された美しさ。
無意識のうちに両手を組みながら、まるで「祈り」のポーズを取っているかのように、聴き入ってしまいました。
* * * * *
この演奏会の前、野外の特設ステージで行われていた、京都橘高校吹奏楽部のパフォーマンスも見事なものでした。
早くホールに入ってもよかったのですが、ラストの「シング・シング・シング」まで、その場を離れられませんでした。
指揮 : 下野 竜也 / 独奏(ピアノ): 小林 愛実 / 管弦楽 : 京都市交響楽団
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● モーツァルト : ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
やはり、モーツァルトによる「短調」の作品は、何か特別な思いを抱かせるのに十分な楽想に溢れたものでした。
緊張感、ドラマ性に満ちた両端楽章と、中間に挟まれた天国的な響きの愛らしいロマンス。 劇的なコントラスト。
ロームシアターで聴く京響は、今回がまだ2回目ということもあり、最初はその響きの違いに少々戸惑いました。
上層の階では音が抜けて散漫に聞こえるような。 曲によっては、京都コンサートホールの響きの方が合うものも?
ピアノは小林愛実さん。 決して凡庸な演奏というのではありませんが、名曲を「卒なく」弾きこなされていた感。
外国人指揮者での好演が続く京響ですが、ここは、先日の高関さんと下野さんで、きっちりと押さえたはりました。
● R.シュトラウス : 交響詩「英雄の生涯」 作品.40
同作曲家による一連の交響詩の中では、そのストーリー性や登場人物の性格も分かりやすく、存分に楽しめるもの。
これまでに作曲された数々の交響詩の旋律が引用され、「英雄=R.シュトラウス」ご本人だと分かる仕掛けも面白い。
第3部に登場する、「英雄」の良き伴侶のパートを受け持つのが、コンサートマスターによるヴァイオリンの独奏。
演奏家生命にも影響を及ぼしかねない重大な故障を懸命に克服された、泉原隆志さんの完全復活のパフォーマンス。
独奏ヴァイオリンとホルンとが響き合う、「英雄」が人生の終焉を迎える部分、その崇高かつ昇華された美しさ。
無意識のうちに両手を組みながら、まるで「祈り」のポーズを取っているかのように、聴き入ってしまいました。
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この演奏会の前、野外の特設ステージで行われていた、京都橘高校吹奏楽部のパフォーマンスも見事なものでした。
早くホールに入ってもよかったのですが、ラストの「シング・シング・シング」まで、その場を離れられませんでした。