Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ウトウトと昼下がりの夏季講習

2010-07-09 | アウトドーア・環境
またまた、暑くなった。昨夜までに眠り溜めて置いたが、今日は今日で眠い。朝から、昨晩の疲れた身体を解しにいつもの道を五キロほど歩いた。流石に朝食のパンは美味かったが、快適なのも昼飯時までであった。

昨日の新聞には、オペラ歌手のチェザーレ・シェピが死亡したとある。今年になってからもローテンベルガーなど、戦後に活躍した一流歌手陣の訃報が相次いでいる。時代的に当然であろう。特に、前者の当たり役ドンジョヴァンニは、ザルツブルク音楽祭でのフルトヴァングラー指揮の録音や映画、更に巨匠指揮者死後のスタジオ録音や再映画化などで、そのデモーニッシュな役柄に相応しい声質は記録として残されている。

この暑い日にそんなものを鳴らす気は起こらない。何をしていても頭を使うとウトウトとしてしまう。まるでプール上りのように快くなってしまう。そんな折に今晩も昨晩に続けてお誘いのメールが入っていたが、明日一寸顔を出したいと思っているので遠慮した。三日続けての岩場通いは泊りがけや子供の時はあるが、殆ど記憶がない。

この暑い時であるから筋肉は柔らかくなっていて怪我をしそうにもなく、筋が痛む可能性は少ないだろう。昨日は限界域を続けて二本も登らされ、ヨセミテ帰りの爺さんに「四週間は出かけるから、その間にここを簡単に登れるようにしておけ」と有り難いお言葉を授かったのであるが、今日は精々丸一日以上は休ませて欲しい。もちろん明日も暑い中を体解しに一汗掻きに顔を出すだけで、それほど難しい場所を一生懸命に登れるとも思っていない。

折から始ったラインラントプファルツ州の小学生の夏休みではないが、岩登りも夏のこの期間に限界域に挑戦しておかないと今年の延び代は計算出来ないであろう。まさに天下を分ける「夏季講習」期間に他ならない。八月も過ぎるとやはり温度も下がって来て、なかなか運動能力の百パーセントを出し切るのが難しくなるだろう。それまでの勝負である。なぜか、夏の登攀を困難する掌の発汗も思いがけず大分減ってきた。



参照:週二回練成の夏休み日記 2010-07-10 | アウトドーア・環境

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