Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

禁止することの容易さ

2014-04-16 | 雑感
もう一つ危惧していた件はスピード違反である。クライミングシーズン最初に出かけるバーデンバーデンへの途上写された写真である。撮影されたのは、道路が完全でないとされる場所であった。しかし高速道路で臨時のコントロールがさされる場合は時速80KM制限と決まっているので、見落としたと感じたところである。

写される前にカメラを発見して、タコメーターを除くと時速114KMほどしか出ていなかった。前の車に続くように走っていたのであり、制限を知っていたので、カメラを見つめながらブレーキを踏まずにいると光った。

だから信じられないと言う気持ちであったのだが、少なくともは誤差を入れて30KM超過かどうかと言うことで、40KMの免停にはなら無いことは知っていた。しかし、帰宅後調べると、五月の新しい法までは30KM以上超過で減点三点、120ユーロの罰金、未満で減点三点、80ユーロの罰金とあった。

そこで少なくともは80ユーロの罰金と先一年間の十字架を覚悟したのだった。そして聖週間の本日予想通り手紙が届いた。そして請求書が入っているのを見て驚いた。罰金の場合は請求書以前に調書が来るからである。結局撮影された場所の制限速度は100KMということだった。撮影の明くる日に態々見に行った現場であるが、全く撮影されたことが理解できなかったからである。10KM超過で撮影されるところは憲法裁判所のあるカールスルーヘなど固定カメラの一部しか知らなかったからである。その結果は、御咎め無しの10ユーロの警告金の振り替えだけである - 送られた書類に運転手の写真がついているので記念写真代である。

何はともあれ先一年間の十字架と二十年ぶりの減点を避けることが出来た。十字架を背負うと同じようなケースで四週間の免停が決まってしまう。これは困るのである。だから五月から法律がかわるに違いない。あまりにも厳しいから、今後は金で片付ける方向へと動くのだ。

軽犯罪や致し方ない交通事故などは罰金で処理するのは正しい方法で、その金額に問題があるならば保釈金のように資産や収入によって裁判所が罰金額を算出すればよいので、拘置や逮捕などは出来るだけ避けることが重要である。勿論免停などの処置はその適性検査などによって効果的に行うべきであろう。

禁止に関しては、先日来話題の麻薬の自由化への議論であるが、一部保守政治家からは反対の意見が出されている。それによると、一学級で半数ほどの麻薬依存者が出たら授業が継続できないと言うような意見である。麻薬の危険性を教えることが出来ない教育などなら価値がないように思われるがどうだろう?そんなものは麻薬の問題などではなく、教育の問題であろう。



参照:
免停になる前に注意目標 2012-03-15 | 生活
執行猶予期間を先送りする 2009-06-10 | 生活
切り取られた助手席の女 2012-10-16 | 女
麻薬自由化への法議論 2013-12-19 | 文学・思想

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