Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

もう一息の紫陽花革命

2012-06-23 | マスメディア批評
首相官邸前の金曜日の抗議行動をIWJ中継で見た。素晴らしい成果である。先週の一万人とか言われているものは生では見れなかったが、今回はそれに対する妨害行為も含めて生で体験できた。

IWJは、会員数が僅か1400人と言うように、今回のように八千人以上一万人近くがその中継に集まることは少ない。こうした運動が膨らむには、更に多くの人がこうしたネット中継に注目すべきである。今回の報道で、東京新聞が批判されているが、所詮運動妨害の団体が叫んでいたように、朝日だ読売だ東京新聞だとか言うのは許認可権を持った権益の中でのロールプレーでしかないことを日本国民は知るべきである。下らない三面記事新聞を購読するぐらいならばその金銭を有効に使うべきである。

主催者が言うように禄でもない妨害行為に挑発されるような市民ではなく、全くイデオロギーや党派性に束縛されている市民ではないので、意味不明な挑発行為には一切反応しない。

寧ろその現場の状況は、そうした妨害行為で熱を帯びたかに見えた。そこに集まった善良な市民は、なによりも原発の恐怖心に目覚めたようで、今までそうした恐怖心を他人事としてきた反省に満ち溢れているかのように思えた。

主催者によると四万五千人、警察当局によると一万人とその差ははなはだ大きいが、とても長い行列を為していたことは確かで、次から次へと最後尾へとその列が伸びていったのは確認できた。

組織化されていない、自由意志に基づくこうした大規模の抗議行動はドイツでも体験したことがない。私が体験した最も大きな市民の行動は、外国人差別の襲撃に対するキャンドルの輪の意思表示のときだろうか。それでもその核には教会などの精神的なリーダーが存在したと感じていた。だからその輪に加わることはなかった。

しかし今回の大飯原発再稼動反対の抗議行動はそうした精神的な指導を超えてもはや根源的な死と生の核への恐怖心がそこにあると感じている。当然のことである。日本人のどこかに広島・長崎からフクシマへの数々の被曝体験が心のどこかに刻まれているからである。

世界のマスメディアもこの現象に注目している。今回のその規模や妨害運動の賑やかしで更に大きな注目を集めることとなったが、もう一息で紫陽花革命へと野田政権を打倒するときは近いと考える。世界の注目を一挙に集めるには主催者が言うように十万人規模のそれが目標となる。岸内閣が退陣を迫られたように、野田政権の退陣ももう一息である。

そして立法府はその後の受け皿をしっかりと準備しておかなければいけない。もはやそうした状況に移行しつつあると見た。日本の政局は小沢何某などももはや関係ないのである。そして週末には、黄色い総武線で、野田代議士落選への連帯と連携の運動が展開するらしい。



参照:
大飯原発再稼働抗議に45000人!紫陽花革命@首相官邸前 (YOUTUBE)
【大飯原発再稼働阻止】首相官邸前抗議2012/6/22
IWJ_OSAKA1
関西電力本店前 再稼働反対 抗議行動 (USTREAM)
「再稼働反対」の地鳴り 首相官邸前で進む“紫陽花革命” (田中龍作ジャーナル)
平等党&レイバーネットTV (USTREAM)
Japan fährt trotz scharfer Proteste Atommeiler hoch (KleineZeitung)
アドレナミン分泌の日々 2012-06-19 | 雑感
被曝が不健康な医療保険 2012-06-20 | 生活

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