Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

大掃除の戦利品の響き

2015-12-06 | 
今週の大掃除は終わった。箪笥の上の埃は塊だったので写真を写そうかと思ったが忘れた。以前と比べると比較的容易に掃除出来た。理由は高めのホッカーを使ったからだろうか。但しその上に乗って掃除機をかけるには二人掛かりで、一人が掃除機を頭の上で支えていなければならない。埃を吸い込めば、あとは簡単に拭き掃除が可能となる。来週予定の台所の上部の油塗れとは違うところだ。

前日から準備していたスピーカーの新しいコードは結局一メートルを切断して、左右のスピーカーの距離もその間に収まる。箪笥の上は、屋根の傾斜で狭くなっているので、それほどの幅が取れないのである。今回スピーカーの置き方色々を変えて、箪笥自体が大きな壁になり、上部は屋根稜まで高さがあるので、所謂ブックシェルフ効果で結構低音が伸びることになっている。試しに引き戸を開けて再生してみると音が吸い込まれてしまう。

アクティヴスピーカーの電源部の接触が悪かったようで、これほど立派な音が鳴るのは完全に諦めていたのだが、今回接続ケーブルも交換して、接点などをチェックして、断然音質は向上した。なるほど小型のスピーカーであり、どうしても箪笥も共振してしまうので、モニタースピーカーのようなには鳴らないが、部屋の形状上仕方がない。壁にマウンティングするにしても場所がなかなかないのである。水準としてはミニコムポ程度だろう。

ここでも如何にうるささを感じずに音量を上げていけるかが判断の基準でそれは大分本格的になったのだが、やはり高音部の繊細さが欠けるのはシステムの実力だろう。防振などしても高音域の肌理の細かさには限界が見える。広がり感を出すには階下でサブウファーを鳴らしながら、屋根裏で聞くという感じで、全体の音量は更に大きくなって、ある高さでは町中に響くことになるのかもしれない。それが全く騒がしく感じないのが余計に恐ろしい。

朝、目を覚ますとサーノイズのような雰囲気を感じた。耳を澄ますと整備したスピーカーからのノイズだ。先日来電源が点きっぱなしになっていることは気が付いていたが、電源スパークノイズ以外にサーノイズを感じたのは初めてで、まるで耳のモスキート音テストのようだ。若干アクティスピーカーの音量を上げたことと、周りが静かだった影響があるのだろう。それにしても国道脇に住んでいながらもこれだけ住環境が静かになるとは思ってもいなかった。

こうなれば電気消費だけでなく、睡眠にも悪影響となりかねないので、考えていた電源スイッチを挟むことを実行に移した。冬の間は毎日一度点け消しをすることになる。今年は電気代節約とはならないが来年には効果が出るだろう。そして、アクティヴスピーカー音量をもう少し上げて、音質的にベストの状態を続けておくことも可能となる。周波数特性からラディオ的というか若干PA的な音質になり、ヘッドフォーンの音質には至らなくとも、もう少しと思うが、はっとするようなサウンドどころか、HiFi的には評価の低かったメインのシステムと比較すると ― こちらはまるで指揮台に立っているように、オペラ録音の弦楽の楽器間の受け渡しが目に見えるような活き活きした感じになってとても良くなった ―、定位感なども悪くてがっかりする。流しておくだけのBGM音響システムか。



参照:
おとなしいグレードアップ 2015-12-03 | 音
ネットで耳のチェックをする 2015-12-02 | 生活

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