本日は、雪がちらついている。月曜日も、霰が降ってニ三分は屋根が白くなった。この冬二度目の降雪であった。山は湿った雪だろう。
ついでがあったので帰りに、その近くの醸造所に寄った。2005年産の追加を購入しておこうと思ったからである。しかしキャビネットは、甘口を除いて全て売り切れていて、シュペートレーゼが残っているのみであった。さらに2006年産以降は、個別畑ではシュペートレーゼが主になって、キャビネットクラスは殆ど地所の名が付けられなくなる事を知った。2005年産が最後であった。一月中に再訪しなければいけなかった。
仕方なく、帰路今年は避けていた醸造所へと向かった。単純なリッターワインも試飲したがそれほど悪くはなかった。それなりに手間隙かけて葡萄を採取している事が知れた。それでかやはりダイデスハイマー・ヘアゴットザッカーは旨味があり尚且つ、果実風味の特徴が遺憾なく発揮されていた。
醸造上の癖が気になる醸造所であるが、2006年は前身をワイン農家とする畑仕事と摘み取りの選別能力にものを言わせてか、完成度が高くなり、醸造の癖が帳消しとなっている。あれだけそれとなく文句を付けた価値があったのだろうか?その分、若干甘さに傾き、昨年より一割かた価格は上がっているが、大変魅力ある価格と品質に仕上がっている。
瓶詰め後四週間未満なので、新鮮であり飲みどきでもあり、暫らくは期待出来るワインとなっている。このまま楽しめるようであるならば、買い足す必要がある。
このような按配でこちらは充分な観天望気が出来ずに、その醸造技術を見縊って、畑仕事や摘み取りへの労働力配分の成果を危うく見逃すところであった。
因みに去る三月二十一日ベネディクトの日の百姓諺には、「ベネディクトの日のあとの一週間のお天気が、夏中のお天気じゃ」とある。すると雨交じりの冷夏になるのだろうか。基本には春分の日の天候が、夏の天候を制すとある。
ついでがあったので帰りに、その近くの醸造所に寄った。2005年産の追加を購入しておこうと思ったからである。しかしキャビネットは、甘口を除いて全て売り切れていて、シュペートレーゼが残っているのみであった。さらに2006年産以降は、個別畑ではシュペートレーゼが主になって、キャビネットクラスは殆ど地所の名が付けられなくなる事を知った。2005年産が最後であった。一月中に再訪しなければいけなかった。
仕方なく、帰路今年は避けていた醸造所へと向かった。単純なリッターワインも試飲したがそれほど悪くはなかった。それなりに手間隙かけて葡萄を採取している事が知れた。それでかやはりダイデスハイマー・ヘアゴットザッカーは旨味があり尚且つ、果実風味の特徴が遺憾なく発揮されていた。
醸造上の癖が気になる醸造所であるが、2006年は前身をワイン農家とする畑仕事と摘み取りの選別能力にものを言わせてか、完成度が高くなり、醸造の癖が帳消しとなっている。あれだけそれとなく文句を付けた価値があったのだろうか?その分、若干甘さに傾き、昨年より一割かた価格は上がっているが、大変魅力ある価格と品質に仕上がっている。
瓶詰め後四週間未満なので、新鮮であり飲みどきでもあり、暫らくは期待出来るワインとなっている。このまま楽しめるようであるならば、買い足す必要がある。
このような按配でこちらは充分な観天望気が出来ずに、その醸造技術を見縊って、畑仕事や摘み取りへの労働力配分の成果を危うく見逃すところであった。
因みに去る三月二十一日ベネディクトの日の百姓諺には、「ベネディクトの日のあとの一週間のお天気が、夏中のお天気じゃ」とある。すると雨交じりの冷夏になるのだろうか。基本には春分の日の天候が、夏の天候を制すとある。
最近日本では中堅どころの醸造所のワインが時々見かけることが出来るようになって面白いです。DoenhofとかBreuerとかHuberなんかですが、以前は黒猫かマドンナかピースポーター・ミヒェルスベルグだけだったので、随分進歩しました。
そういった比較的著名な醸造所でも畑名表記のないワインが殆どなので、首をかしげていたんですが本場でそういうことなら止むを得ないですね。
モスバッハさんは試したときがないですが、Speatburgunderが優れているのなら、一度は試してみたいですね。
モスバッハの2006年、良さそうですね。手間隙かけた葡萄の採取の成果とのことですが、pfalzの2006年は葡萄の腐敗が多かったのでしょうか?モーゼルでは腐敗が蔓延したとも聞きましたから。もしそうであれば、腐敗が多かったのがかえって選果に幸いしたとも言えるかもしれませんね。それで品質が向上したのなら災い転じて福となす、面白いものです。
こういう話をお聞きすると、(5月に渡独する予定なのですが)これは是非ともモスバッハにも行かなくてはならないなと思ってしまいます。
その余勢をかって、名門がセカンドラベルのようにGUTSWEINの攻勢に出ています。つまり、グランクリュワインとの二極化へと加速しています。
温暖化の影響は、辛口ワインの中庸化とエーデルズースに変わるグランクリュへの移行です。モーゼルの今後の戦略が興味深いです。
GUTSWEINの品質差は今後醸造所の力を示す事になるでしょう。
2003年のシュペートブルグンダーは特別ですが、基本的な質は高いですよ。
緑家さん、農家としての実力は、デュッセルドルフのPROWEINで先代やら若奥さんがいなかったので、想像の範囲を越えません。しかし、醸造を変えたのと、福に転じたのは確認出来ました。4月中に他の2006年産を試飲します。
日常消費つまりグランクリュなどを除いては、現時点で最高のCPに至りそうです。まだ本格的な2006年産の試飲はこれからですので、計画の参考にして頂きたいと思います。
腐敗は、バーデンもそうですし、ラインガウも厳しいようです。ですから、2006年度産購入でCPの高いものを求めるのは至難です。
またこちらにお越しの節に機会があればと良い思います。因みに四件?隣のシュピンドラーも食事に飲みに行く価値がありますよ。
> まだ本格的な2006年産の試飲はこれからですので、計画の参考にして頂きたいと思います
ありがとうございます、大いに参考にさせていただきます。訪問先は相棒と相談しないとまだ決まりませんが、4軒も行けるか体力に自信がありませんね。
シュピンドラーですか、初耳ですが惹かれますね。夕食に飲みに行くなら初日クリストマン、二日目シュピンドラーで決まりでしょうか?
今日は旅先で淡路に居ます。こっそり持ち込んだヨハン・ルック、これから露天に入ってから飲ってみます。
地所別では、ゲリュンペル・ペッヒシュタイン・ヘアゴットザッカー・キーセルベルクは、その他と是非飲み比べて頂きたいです。
本年に限って言えば、B.WOLFとG.MOSBACHERは外せないと思います。近辺に一泊されるなら四件訪問は問題無いでしょう。それ以外に行ってもあと四件ぐらいですから、六件ほど踏破しますか
大手は週後半から土・日曜、中小は金曜日までですから、木・金曜か、金・土曜が最も試飲には都合が良いでしょう。曜日さえ選べば試飲の予約も何も必要ありませんので重要です。お食事処も週後半に限ります