Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

破瓜する死の恐怖の興奮

2013-02-06 | 文化一般
新聞ネタもあり書きたいことはあるのだが野暮用で忙しい。何よりも雪が降る時期となってきたのでクロワールを登ろうという話になって、スキー場があるのでスキーを担いで登りたいとなった。そこで普通のアルペンのスキーブーツにシュタイクアイゼンを装着すると完璧だったから、装備は問題なしということになった。スキー場までの滑降などの可能性を調べている。

就寝前に利尿効果の高い日本茶を飲んだからか夜中に尿意を催してトイレに起きる。寝る前には「眠りの森の美女」を観た。オーストラリアのとフランスの映像とが最近競合した感じであるが、先ずは何よりもフランスのカトリーヌ・ブレイヤ制作の仏独公共文化放送波アルテヴァージョンで観た。とても上手にできていて、いつもの彼女のライフワークである「破瓜」の主題をメルヘンとしてお茶の間で見せる。その分、アラキーと並び称されるいつもの直截的な性表現は背後におかれて、「破瓜」そのものしか映像化されていないので、余計に印象的であった。この男性にはどうしてもわかりにくい主題を見事に表現していて、女史の仕事の円熟を感じさせた。

そういえば、意中の女性の友達のことを思い出した。その友達を怒らせた私の友人の語り掛けを思い出したのである。「年頃の娘なら、男におもねろ」というようなことを言ったのだ。それは言葉は異なっていてもその時の彼女ならば激怒するだろうと思ったら、案の定そのようになったのである。

久しぶりにパン屋の道すがらに走った。二週間ぶりだろうか。アイスクライミング二回があったので週四日体制が続いて、風邪気味で走る気力が無かったからである。久しぶりに坂を駆け上がるテンポは遅く、14分かかって登り、降りるのに11分ほどとなった。記録はどうでもよいが、やはり足にも疲れが感じられ、その分肩や上腕の傷みが下半身に向かって血行が良くなった。

車中のラディオは、ベルギーの少女虐待殺人犯マルク・デュトローの仮釈放請求判決が話題となっていた。勿論誰もがその請求の権利はあるのだが、あれだけの世界を震撼させる変態行為をして数年の執行猶予などは通常の市民感覚からすればあり得ないことである。そうした市民感情に対して、それはキリスト教社会での考え方としての更生の機会なのだと専門家が説明する。勿論発振器を足に付けられて他の性犯罪者と同じようにその移動が監視されることにはなるのだが、先日の放送でもそれについての話題が上がっていた。

つまりデジタル足環が付けられようともそれが実施されているバイエルン州の例ではそれを付けたまま同じように強姦に及んでいるというので、まさしく性犯罪者の変態にはつける薬が無いということである。勿論日本のような死刑制度があればあるほど、ああした変態は興奮するに違いない。死の恐怖ほど恍惚に達するものはないということからすれば、死刑制度などがなんら抑制効果を持たないことは明らかなのだが、反対にデュトローが娑婆に戻るようなことがあればそれはそれで隣人が許さないだろう。



参照:
読者層に合わせた興奮度合い 2011-11-22 | 暦
ポピュリズムにもならない遺物 2012-09-01 | 歴史・時事

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