Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

反動で動き出す週末

2015-09-21 | 試飲百景
足がしびれてから初めて走った。ゆっくりとゆったりと走るようにした。だから日曜日によく走るコースよりも、沢沿いの往復にした。雨がちだったので乾いてはいなかったが、躓くことも無く、滑ることも無く無事に走れた。復路では禿の親仁さんと擦れ違った。まだあの親仁よりは速いペースだろうか?走ったことで心理的には楽になったが、歩くとなると躓きそうになる。歩くよりも走る方が細かな調整をしなくても反動で足が進むということらしい。

週明けにはザールからリースリングが届くので、その前に先日のレープホルツ醸造所での試飲を記録しておかねばなるまい。先ずは、グーツリースリングで、これは我が家のスタンダードワイン「オェコノミラート」に比べると丸いのだが石灰的な酸味が嫌いだ。価格は殆ど変わらないが、その差は大きい。

さて、今年最も量を飲む「オェコノミラート」であるが、足り試飲に比べるも無く、春と比べても大分酸が収まってきていて、ミネラルの深みさえ出てきた。この価格帯における、2014年のドイツのリースリングにおける最高峰に違いない。

その上の「フォム・ブントザントシュタイン」も予想通りで、今も楽しめるがやはり二年先が楽しみだ。ミュラー・カトワール醸造所の「ビュルガーガルテン」とのよい勝負となるが、価格がやや高い分だけ当然かもしれない。これに対して、ビュルクリン・ヴォルフ醸造所のPCやロベルト・ヴァイル醸造所のシャルタヴァインなどがどれほどの勝負をするかである。

フランクフルター・アルゲマイネ新聞にヴィースバーデン試飲会での成果として触れてあった「ガンツホルン」であるが、今年が特別よいわけではない。それでも若干の貴腐感とともに甘みが残っている分、長持ちの可能性があると思って三本予約したのだった。その判断は正しかったであろう。

その他、ロートリーゲンス系土壌もそれほどではなく、石灰系はその特徴が強く出ている。その新製品「ビエンガルテン」は綺麗にその特徴が出ていて、角の立ったリースリングには不慣れな向きには美味しいだろう。その他では酸の綺麗なシャルドネのバリックなどそれらしいものがあった。

結局初めて「フォム・ブントシュタイン」を六本買いして、「オェコノミラート」も少し加えた。今後の購入量によっては最後のものを追加補給しないといけないか。いずれにしても、本年はプファルツと同じぐらい他所の地域のリースリングを購入することになるのだろうか。

合衆国が難民の一部を受け入れるというが、連邦共和国だけで年内の試算は百万人といわれる。せめてその数倍は受け入れるか、金を出せというのが、イスラム国の父イラクにもシリアにも手を出さなかったドイツの世論であるのは当然だ。手を出した日本がその一割ぐらいは受け入れても当然なのである。今後は年に百万人単位の難民を受け入れる責務を持つようになるのが日本である。



参照:
ネゴシェーションの政治力 2015-09-19 | 歴史・時事
飲み頃を探る試飲談話 2015-09-15 | 試飲百景
スローフードの塩辛さ 2015-03-09 | 試飲百景

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