Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

刈込めば実り膨らむ葡萄かな

2009-02-24 | マスメディア批評
その昔の情景をふと思い起こした。何時か思い起こすのだろうなとその時に思っていた情景である。

ヴィザかなんかの更新に外国人局の部屋で見た光景であった。トルコ人かギリシャ人であったように記憶するが、大してドイツ語も流暢ではないのにヴィザとかなんとかの更新で非常に高飛車なのである。

こちらは、打って変わって先方に裁量権があると思うと下手に出るばかりで、「宜しくお願いします」と言う気持ちだけだったのだ。一体ああした連中はどういう了見の持ち主かと訝しく思ったと同時に、もしかして自分もそのような態度をとるようになるのかなと思ったのであった。

そうした危惧はあたっていて、物事を依頼するのに益々頭が垂れるどころか上がる様になって来ている自分を発見して可笑しくもある。確かあの田中角栄は、人に頭を下げて大金を渡したと言うが、それを小沢一郎らが頭を高くして受け取ったのだろうか?

日本に居る中国女性の手記なるものをネットで目にしたが、なるほど「日本人男性の卑屈さ」は丁寧や礼儀を越えて、謙りや卑下となって卑屈な態度としてそれが映るのは良く理解出来る。これも封建主義の名残りであって、万事が万事そのように社会が営われているから弊害も多く民主主義も成熟しない。かといって、中国に立派な民主主義社会の可能性が開いているかと言えばそうでは無い。

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