Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

くしゃみの出そうなゾクゾク感

2010-10-12 | 
とても健康管理が難しい。厚着をすると強い日差しに汗ばみる。昨夜腹を出して窓を拭いていた女の子がダウンした。原因不明の腹痛で寝ている。快晴で陽は気持ち良くても、摂氏一桁を越えた程度の天気では腹も冷えるだろう。

私などは、昨晩は九時を過ぎるとベットに入っていた。その分、本日午前中はマンハイムのスポーツ屋でクレッターシューを試していた。売り子のアドヴァイスも受けてどういったものを今後物色すればよいか分かった。一緒に探してくれる感じだったので、これと言ったものが見つかれば購入していたかもしれないが、「帯に短し、襷に長し」は売り子の彼が良く理解してくれていた。

結局、足が合うことが最も重要なのであるが、やはりイタリアのメーカーのものは比較的足に合いやすくスカルパのヴェロチェの41と、ユニセックスのファイヴテンのアナサージ・ヴェルデのUK7ぐらいが良かったが、後者は踵が深すぎて、前者は踵が広すぎた。中間のものがあれば踵が締まって、確りと踵でバランスを取れるようになる。両者とも底の左右の捻りも良くて、フリークライミングの中上級テクニックには今使っているオールラウンドのものとは大分違うと実感した。要するにその程度の技術をつけようと思えば絶対新しい靴が必要になることを確信した。

脱いだり履いたりで疲れた。町の生活は兎に角疲れる。まさにしんどいのだが、ワイン地所を歩くと、殆どの地所の摘み取りが終わっていた。大部隊で一斉に片付けた感じがある。残っていたのはフォンブールのキルヘンシュトックぐらいで、なるほどクローンも違うのか風通しも良いのか傷んでいるのを殆ど見たことが無い。

今年の傷み方は一部2006年のそれに似ていて、如何に貴腐から腐ったものを除いてよいワインを造るかに掛かっているのだろう。幾つかを試食してもいたが、やはり酸の量感は可也であって、その分健康に収穫できたものは、そうした腐りとは無縁の新鮮さに満ちたリースリングになるだろうと予測できる。逆に、腐りを入れたつまり機械収穫のものは全く期待できない。

つまりまともなワインを造ろうと思えば丁寧に選別しなければどうしようもないだろう。それでも酸の立ったリースリングとなるので、醸造所により差は激しくなるだろう。逆に高級リースリングしか商品化しない超一流醸造所においては、下位の商品も収穫量は少なくそれなりに良いものが出来るに違いない。なんとなく2000年の状況に近いような気もする。

クシャミが出かけて出ないような体調である。ゾクゾクするかと思えば熱く、全くテント生活をしていた初日のような感じでベットで腰も痛み出して、寝返りに一苦労した。どうもインフルエンザをうつされたようだ。難しいものを食する元気は無い。ボロネーズソースを作ってスパゲッティーでも食しようと、2008年産のハイデルベルクのシュペートブルグンダーを開けて温まる。昨日電話すると、2009年産は十一月の中旬までに出ると、醸造作業に忙しそうな醸造蔵から親仁さんの回答が電話の向こうで響いていた。

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