Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

水も滴らせる良い男とは

2010-02-04 | 料理
今日の大成果は水漏れ直しであった。バスタブの水の出が悪かったので久方ぶりに吹き出し口を引っこ抜いたらパッキングが完全にお釈迦になっていまった。その手の安ホテルの不良バスを経験した事がある者は分かるかも知れないが、あそこから水漏れがすると言う事は激しくバス中を水浸しにするような水圧と水量が飛び散るということなのである。

パッキングの位置や構造を詳しくみるのだが、未だにその流体力学が認識出来ないでいる。形状とかにそれほどの必然性が感じられないほど、パッキングが壊れただけでどうしようもなく具合悪いのだ。走り回っていた一日の束の間、日曜大工店に寄って、先ずは水を圧し止める金具を物色した。その内径やネジのピッチも分かり難く、丁度良い長さの物などはなかなかないと気がついた。そこでパッキングの方へと視点を変えた。

パッキングも壊れてしまっているので径などもあまり分からず、仕方がないので水漏れ直し詰め合わせのようなパッキング小袋を買った。皮状やゴム状のどちらかというと大きめのワッカやストップが二十五本ほど入っている。

翌日もその辺りに行く予定があるので、先ずは構造研究を兼ねてあれやこれやとパッキングを入れて、水が止まりそうな場所にワッカを入れてみる。金具二箇所とバスタブの側に一箇所収まったが、なかなか漏れが止まらない。

そうなれば本来パッキングが入っていただろう場所にはこだわれない。一箇所に集中的にパッキングを投入して少なくとも吹き出してくるのを止めた。しかしこれを書きながら気になるのは、排水口へと流れてしまう水はないのだろうかという心配である。そのあたりがこの不可解なバスの吹き出し口の機能の重要な点だと気つき出した。

兎に角、泡風呂にするには通常の出水口から流すよりもシャーワーで落とした方が良い事は分かっており、この不可解な口を使う必要はないのである。それでもやはり風呂場で新聞を読んだりする時はしぶきの発たない大人しい口が欲しい。なにも日本の風呂のような滝口とか豪華風呂の金のライオンの口が欲しいと思っているのではない。

いずれにしても本格的に直す時はそこまで投資しなければならないのだろう。今は、ただ泡風呂には入れるだけで良しとしておこう。水漏れ直しの濡れるどうしようもなく惨めな気持ちから解放されて今日はぐっすりと眠れるに違いない。叶うならば、絶世の美女と豪華ジャグジーに浸かる夢でも見ながらである。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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それはそれは (yoku)
2010-02-04 22:52:00
大変でしたね。
気分も落ち込んでらしたのですね。

絶世の美女とジャグジーのくだりですが、
熟成されたできのよい、
グランクリュも加えれば完璧ですね。

私も夢見たいです。
ははは。
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夢などは不要ですよ! (pfaelzerwein)
2010-02-05 05:36:23
落ち込んでいたという印象はないのですが、シックリといかない事は良くありますよね。

いやいや、現実にある方には夢などは不要ですよ。
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