Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

鍛錬可能な経験の積み重ね

2012-08-05 | アウトドーア・環境
今年は山の事故が頻発しているかのように思われる。モンブランでの大量遭難事故やその他のアルプスでの事故の報道、また地元の南プファルツ奇岩地方での事故の頻発、自らのそこには数えられない転落事故などとても身近であり、事故が多いと感じるのは皆同じである。

しかし、我々の協会である九十万人の会員数を誇る世界最大の山岳団体であるドイツ山岳協会は、「死傷者数は減少傾向にある」と昨年度の死亡者数は1952年の死亡者数43人を下回り、装備の改良などで減少傾向にあることを裏付ける。その一方、ヘリコプターなどで救助される数は増加の一方であると言う。

その内訳も、ハイキング中に足を捻ったとかで動けなくなたtりその60%を占めると心臓発作による事故や、所謂ワイヤーを使ったクレッターシュタイクと呼ばれるヴィア・フェラータでの事故が殆どなのである。特に後者は気軽に急峻な大岩壁を登れてしまえることから、一寸した転落でも大変なことになるのである。その意味から嘗ては広い層にアルプスでの登山を推進したこのジャンルはアルペン協会では若干お荷物になってきているのは事実である。

そして、寧ろ系統だった訓練の必要なクライミングやスキーツアー、本格的な高山登山では、経験が高いほど事故は減少して、経験が少ないほど事故率が高くなるというのである。その反対にハイキングにおいても十分な教育が必要だと考えている。

一週間ぶりに森に出かけたが、とても足が重かった。気温は摂氏22度ほどしかなかったのだが、夜明けに雨が降っていたこともあって、十分に空気が重い上に、脱水症状か足が動かない。結局最初の部分を歩いて、その後25分ほど駆けた。汗びしょびしょで、降りてきたときには脈も140ほどになっていた。それでも疲れが直ぐに消えるのは、二十年ほど前に比較して運動量が増えて負担が掛かり難くなってきているからであろうか。

金曜日には、小さな課題であったところを久しぶりに石切り場で試した。乾いた岩場はとてもよかったが、涼しいと思ったが一寸頑張ると直ぐに汗を掻いた。それでも残念ながらザイルの助けを借りないレッドポイントとはならなかったが、一度滑り落ちてからもう一度同じ方法で試みて、なんとか乗り越えることが出来た。滑ったときに左手の人差し指の付け根が捲れて丸く赤く血が出た。その話を聞いて、ある親爺はそれが本当のレッドポイントだと言った。



参照:
Weniger Unfälle am Berg, Stephanie Geiger, FAZ vom 3.8.2012
些か夏バテ状態での練習 2012-08-02 | アウトドーア・環境
乾燥して爽快な水曜の晩 2012-07-21 | 暦
盛夏らしい新聞のネタ 2012-07-26 | マスメディア批評

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