Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

涼しげな緑のライフスタイル

2012-07-29 | アウトドーア・環境
緑の党の発足イヴェントを観る。その式典の様子はドイツの党大会でも馴染みのある風景で好印象を得た。

例えば司会における男女のペアーが同等の立場で進行する方法や、イヴェントの視覚的なシムプルなつくり方など、その色彩感などはドイツの海賊党の暑苦しいオレンジよりも涼しげな緑であり、発言内容のレトリックなどである。

若干、現職地方議員者らの言葉使いを聞いていると、日本語の丁寧語のあり方と敬語の使い分けなどが若干不明確で、その基本となっている日本の社会構造の特殊さを反映しているようである。

日本で緑の運動が根付くということは、そうした社会的構造の変化を意味しており、ドイツのようなざっくばらんで自然体の人間関係の形成までに至ると言うことである ― 脱蛸壺社会と市民のネットワーク化である。当然のことながら服装などを含むライフスタイルの簡素化と社会の合理化をも意味するのである。

主賓であったベルベル・ヘーン連邦議員の挨拶の内容も明白であって、緑の政治の目指すものは、底辺からのボトムアップの政治、既存の政党にはもはや期待できないもの、明確な環境政策など、嘗ての緑の党のイデオロギーから脱皮したその政治を十分に反映していた。

該当のホームページを覘くとARDのフィリップ・アップレッシュが取材している。大飯原発のあの画期的な阻止運動に寄り添っていた土曜日に選出された長谷川羽衣子共同代表が紹介されている。緑と黄色の風船に託したメッセージにより多くの市民が気がつかなければいけない。しかしながらIWJの視聴者数は瞬時では200ヴューアーにも達していない。やはり最終的には経済的な裏打ちが必要であろう。



参照:
【いよいよ明日!】7.28-29「緑の党」結成総会&キックオフ!イベント (IWJ 9ch)
「緑の党誕生」 (緑の党)
Weltspiegel vom 22.7.2012 (ARD)
独駐日大使からの福島報告 2011-06-29 | 雑感
二十五年前の市民の連帯 2011-08-13 | 歴史・時事
黒ヘル群集と将来の指導者 2012-07-02 | 歴史・時事

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