Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ある程度熟せるように

2013-09-29 | アウトドーア・環境
今週は良く登った。先週の雨の日々を取り返すかのように週三日を有効に使った。水曜日に疲れたので、金曜日はトップロープやクライミングダウンを石切り場において心も体もリラックスさせていって、土曜日の暖かかな午後を目指して出発した。プファルツで最も大きな奇岩ホッホシュタインである。

何度か登っているのだがその内容を忘れてしまっていて、夏には忙しく一部分しか登れなかったのと、乾いた南壁であることを思い出して、そこを目指した。幾つも現在の技術的限界領域までの間に登れるルートがあるのだが、先ずは懸案の割れ目登攀から始めた。冬のシーズンまでにある程度の難易度をマスターしておきたく、水曜日に壁登りが主体だったので、割れ目を目指したのだ。

見た目の核心部の前に中間支点を取るのが傾斜が強いので厳しいのだが、ハーケンが一本もないこのルートでも十分に中間確保支点を取れた。しかしのその殆どが左右に突っ張っての作業であるだけでなく、かなり厳しい姿勢を強いられての設置作業になる。割れ目の難しさはそこにあるのだ。登るだけなら心配はしないが、それ以上に重要な中間支点つくりこそが味噌なのである。それでも割れ目に楔を入れやすいので安全ではあるのだ。

しかし汗を掻いた。兎に角、オヴァーハングを超えるまでは立てるところが無く、左右の壁に何とか突っ張っているしかないのである。安全は確保出来ていてもやはりつらい作業で不安にもなるのである。

そして今も腕が疲れている。その後に易しいところを登るぐらいは問題が無くなったのは、ただただ登り慣れてきたからに違いない。週三回のトレーニングの成果が着実に表れてきた。それは相棒にも表れていて、オリエンテーリング能力は全くなく技術的に荒い部分はあるが、易しいところは任せれるぐらいに実力がついてきている。そして彼も気が付いてきている、冬の室内と戸外の技術的な課題は一対一に対応するようになってきていると。



参照:
赤い西壁を攀じて祝杯 2013-09-27 | アウトドーア・環境
いよいよラストスパート 2013-09-01 | アウトドーア・環境

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