Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

珍しい五月間近の冠雪

2016-04-27 | 
寒い、このままならば四月馬鹿ならず五月馬鹿になりそうだ。週初めから零下に届こうとしていたが、陽射しもあってそれほどではなかった。但し太陽が沈むと寒い。暖房を切った室内はぞくぞくとしてきた。雨勝ちになり、夜中に降雨などもあると、布団の中から出られなくなる。

明け方目を覚まして小用に立つと寒かったのは当然だ。そして珍しく膝が痛んだ。左の怪我のあとも、それどころか右膝まで違和感があった。山の上が冠雪している。晩にはあられ模様であったことは知っていたが、まさか冠雪しているとは思わなかった。

四月の雪はそれほど珍しくはないかもしれないが、五月となると話は変わる。日中でも漸く摂氏二桁へと届こうかという気温ではあまりアウトドーアでは動けない。冬の気温としてはふつうであるが、こちらの体が春になっているので、運動で体を痛めそうで怖い。

標高60mほどのワイン地所の上には100mほどの稜線が見える。稜線を登って行ったところ辺りがいつものランニングの山である。稜線の後ろには標高600mほどの稜線が白くなっている。いつものボールダー地帯の下に当たる。これでは到底登りに行けない。少なくとも陽射しが燦々と注がないと無理である。

週末は、血のソーセージと緑アスパラガス入りミニザウマーゲンにアスパラガスなどを付け合せに、リースリングを開けた。フォンブール醸造所2012年産ウンゲホイヤーが箱の中に入っていた。大抵は購入していないがこの年はよかったのだろう。あまり期待せずに開けると、やはりその通り味も素っ気も無かった。翌日はうって変わり、果実風味も出てきて、ミネラルがしっかりと楽しめた。2012年はどこのリースリングも若干弱含みの中で、比較的しっかりしていた。反面薄造りで、後任ほどではないにしても十分に糖を落としているので、吟味も難しい。要するにグロースゲヴェックスとしてはどうかということだ。しかし価格も20ユーロ台であり、ミュラーカトワールのものと勝負になる。

糖を落とせばそれだけレーブホルツ醸造所のように深くエキスを出さないと旨みに欠ける。糖を落とせばすべてを解決できるわけではないが、塩気も感じさせたのでその点は評価できる。やはりフォン・ブール醸造所の前体制はVDP醸造所の中でも十分に中位に至っていた。残念ながら未亡人の指揮の下では、フォン・バッサーマン醸造所もフォン・ヴィンニンゲン醸造所もどこも顕著に力を失ってきている。熱意はあると語られるが、この三つの醸造所が復活する可能性はかなり薄いと思われる。新しい投資をしただけに特にフォン・ヴィンニンゲンを格上げしようとしている様子は見られるのだが、二十年以上はかかる見当で当たらないと墜落は間違いない。とてもその価格設定など評判が悪いのだ。



参照:
四月天気に狂わされる 2016-04-23 | アウトドーア・環境
復活祭日曜日の動機付け 2015-04-06 | 暦
'12年グローセゲヴェックセ? 2013-09-11 | 試飲百景

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