Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

映像のみが語る真実

2006-07-05 | ワールドカップ06・10・14
昨日のトップニュースは、トルステン・フリンクスの処分決定であった。アルゼンチン戦終了後の暴力行為で処分された。それもイタリアのTV局による証拠提示となっているので、疑心暗鬼が前哨戦から湧き起こった。ヴィデオによる処分はトッティーも昨年の欧州選手権で受けたと言うから、その重要性はイタリア人は良く知っていたようである。確かに写真を見るとクリンスマンと並んで拳を握ってかましているのが良く映っている。打たれたとされるフリオ・クルツが覚えが無いと言うのが面白い。映像が全てなのだろう。

こうして、バラックとのコンビでイタリアの攻撃を引き止めつつ反撃へと出る重要な選手は出場停止となって、その次の試合まで出れない。その位置にセバスツィアン・ケールが入るか、ティム・ボロヴスキーが代行すると言う。

なにやら、チャ-ルズ・チャップリンの「独裁者」におけるヒットラーとムッソリーニが椅子の高さで虚勢を競うような按配でおかしい。こうした狡い試合になると予想する。さらにかなり惨めな敗者が生まれそうである。

そのときのPK戦でイェンツ・レーマンの受け取ったメモが報じられているが、こうした情報戦は何も珍しい事ではなくて通常行われていると言う。ただ、使わなくてもなんでもないとする。そして名選手ボド・イルグナーが言うには、PKは習う事が出来て、ドイツチームがワールドカップで18発中一発しか外していないのも驚きながらも理解出来るとしている。それは少年の時からの十分な経験によると言うのである。そして二発ぐらいはキーパーが止める事が出来るのは普通で、三発のリカルドはそれを超えているとする。反対にイングランドがなぜそこまで外すかは興味深いとしている。

試合が終わって暫らくして、アシスタントで参謀のヨアヒム・レェーヴが、「二日前に我々は世界チャンピオンになった。今度は欧州チャンピオンにもなる事が出来る。」と語っている。クリンツマンは、全ての戦略を握っている彼を後任に推薦していほどで、強く抱き合う蜜月の様子は些か暑苦しい。それにマネージャーで嘗てのセリエAの得点王オリヴァー・ビーアホッフのアドヴァイスが有用になると言うが本当だろうか?

クリンツマンは、フリンクスの処分を受けて、「我々の熱狂を誰も止められまい。」と語る。(テデスコイタリィエーナ)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日曜朝のワイン試飲 | トップ | 今後四年間の南国休暇 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿