Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

寒い夏をなんとか凌ぐ方法

2010-07-26 | 
こんなに寒い夏を知らない。北半球は何処でも暑いと言っているのに申し訳ないが事実である。今朝などは摂氏一ケタ台を狙おうかという冷え込みである。七月中でこんなに寒かったのは、英国か、アルプスぐらいでの想い出である。八月中の雪は、アルプス以外でもベルリンでもノルウェーでも経験があるが、今年はこの辺りでも冷え込みそうな気がする。そうなると一気に冷夏である。

こうなると朝の散歩にはうってつけで、ハイデルベルクの上に登る強い太陽を浴びながら歩く気持ちは高原の避暑地よりも快適である。まさに町の観光タイトルが桃源郷となっているのも理解出来る。葡萄は茂り、実は引き締まって、朝晩の寒さに堪えつつ、素晴らしい酸を育成していることだろう。

しかし此方は夏物しか出していないので、陽が翳るととても寒くて堪らない。熱い風呂にでも入りたいが、出て来るともっと寒いかも知れない。昨晩に続いて、十二時間ほど経って、一時間程歩いて来た。六千歩である。てくてくと歩くと色々と考え事が出来るのが良いのだが、朝食前の一時間でふらふらになった。出がけはとても元気良かったが、帰ってきたら疲れ果てて全身状態が悪くなりまるで病人のようになっていた。

昨晩は、実は五キロぐらい走って三キロ登ろうと思っていた。現場へと車で出かけると、室内の雰囲気と異なり町中は摂氏二十度を遥かに越えていて、森の中でも少し越えていた。とても長い距離を走る自信がなくて止めたのだが、正解であった。前日までの涼しさで暑さに体が馴染まず、いつもの五キロコースを登るのにも苦労した。それでも稜線に出るまで二千七百歩、二十六分とそれほど時間は掛かっていなかった。そこから車のところへと下りコースをいつものように一気に走ったのであるが、陽射しがあると辛かった。息絶え絶えに車のところに戻ってくると、四千五百歩、三十七分で、今まで三回走った中で一番早かったようである。そして歩幅も伸びているらしい。

そしてこうして翌朝一時間ほど歩いててみると、とてもではないが比べられないほど、走るのに比べて歩行は全身疲労が激しい。なるほど万歩計が示すように、消費カロリーは大分増える訳だが、疲労は倍ぐらいである。やはり走るとアドレナミン放出で、なかなか疲れが出ないに違いない。それに比べ、ゆっくり歩くと、三十分もすると腹が減り、ふらふらしてくる。

中後年でジョギングする者もあるが、あれは運動している気にはなるが、健康にはあまり良くないだろう。なによりも頭が悪くなる。健康管理には三十分でも時間があればゆっくり歩くのが一番良さそうである。但し、心肺機能、筋力強化などの目的を持ったスポーツ能力向上の為には、歩行では駄目である。また、その意味からノルディックウォーキングも基礎体力の維持向上には優れているかも知れないが、運動能力を高めることにはならない。やはり目的によってなすべきことは変わりそうである。今朝起きて、肩の張りを感じていたが、歩いて来たら治っていた。



参照:
八月の太陽が期待出来ない 2010-07-23 | 生活
発汗による体温の調整能力 2010-07-22 | アウトドーア・環境

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