Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

デジタルコンサートの新シーズン

2017-08-09 | 雑感
先日、ベルリンフィルハーモニカ―から新シーズンのデジタルコンサートプログラムが送られてきた。年末までの一週間の無料券が入っていた。それは有り難いので、シーズンを通してこれはというものを探してみる。

4月13日のペトレンコ指揮のコンサート、その五日前にバーデンバーデンでの「パルシファル」のキャスト違いのコンサートである。興味深いのは、クンドリーをミュンヘンで歌うニーナ・シュテェムメが登場する。因みにバーデンバーデンで予定されていたヘルツィウスが既に降りている。それ以外では、10月14日のラトル指揮セラーズ演出ヤナーチェック「賢い狐」のコンサート上演、5月19日にはシューマンの「パラディースとぺリ」がある。音楽監督送別ということでその辺りに面白い企画ものがある。

1月21日には小澤征爾指揮のコンサート中継があって、奇跡的な復活などは期待し難いのに、なぜか結構なフルコンサートが組み込まれている。日本でも高額の券が売られていたりして、一体どのようなマネージメントがなされているのかは不可解であるが、指揮者本人の晩節を穢すようなことになっていて、ファンにとってもとても残念なことであろう。とても質が悪い。

ということで、無料券を使えるのはヤナーチェックぐらいで、それがアーカイヴになってから、8月25日のハースの新曲や「天地創造」と共に楽しむぐらいだろうか。その他のアーカイヴは殆んど分かっているので、それ以上興味深いものはあまり見つからない。やはり、上のプログラムにしても同じ頃に生放送されるオンラインのラディオ中継で充分なことが殆んどだ。それでも少なくとも一度は新シーズン中にも券を購入することになるだろう。

新聞を見るとザルツブルクでのゲルハーエルの歌曲リサイタルの評が載っている。シューマンプログラムでラインガウでやったらしいものと同じなのだろう。やはりその歌の効果は劇場空間的で、オペラ出演においては歌曲的と貶されるのだが、実は音楽劇場的というのがより正確だろう。バーデンバーデンでもベルリンでも登場するライヴァルのジェラード・フィンリーが挙げられて、更なる活動が期待されているところである。

雨が降って、朝がなかなか起きられなかった。久しぶりにしっとりと眠った。夜中に窓を開けていたものだから、冷えた湿気が体を包んだのである。前日は走っているので快い疲れもあるのだろう。久しぶりに朝寝をした。同時に夏の疲れだろうか脱力感もあった。不思議なことに歯茎の腫れにこうした日には気が付く。



参照:
需要供給が定めるその価値 2017-04-19 | 生活
ペトレンコにおける演奏実践環境 2017-03-30 | 文化一般

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