マグロ漁の輸出入規制が話題となっているようだ。この問題はまだこれから本格的に此方でも扱われるだろうが、地中海での密漁問題がそこまで伸展するとは思っていなかった。そして日本での水揚げ競り量は密漁品をいれて信じられない量なのである。シナ人や朝鮮人、タイ人やベトナム人も東京の仲買人に卸した方が断然有利なのだろう。おそらくそこから加工商品として世界中に輸出されているとしか思われない量である。
少なくとも我々のように瀬戸内海の新鮮な魚が飽き飽きするほどに食卓に上っていた世代にとっては、遠洋漁業で冷凍処理されるマグロやトロなどは野暮な魚でしかなかった。おこちゃま向きのネタであった。特に鯛や白身の魚はあまり興味無くお茶付けにしてしまうような子供にとっても、ちょっと牛肉のような感覚のあるコッテリとしたそれは食べ易かったのだが、飽きが来る単純な味覚であったのも確かである。
最近は富裕層を中心に長寿の日本人を見習って生の魚を求めるシナ人も少なくないと言う。それは健康ブームによって寿司ネタとしても世界中で食されて、世界中の田舎のスーパーでもマグロの解凍されたものを欠くことは少なくなって来ている。
その証拠に二十年前はフランクフルトでも本トロと赤味が同じ価格で販売されていたというのは今や今は昔の話となって仕舞った。その反面、水銀の含有量から危険な食物であることも認識されて来ている。マグロや鯨やイルカを食する事は、妊婦でない限りその人の勝手であるが、正直なところ野暮な食生活であり、ライフスタイルに違いない。嘗ての日本人が、近海で捕れるような地元でない限りあまり珍重しなかったようなそれを金を積んで食するなどは愚の骨頂なのである。
そして、こうした魚を貪り、食肉を貪り、高級食料や食材を貪るものこそが賤しいのである。まさに生まれながらにして清貧とは何の所縁もない銭の亡者たるに相応しい。さて私自身、何でも食すると有名な人物であり、カニヴァリズム趣味はなくとも人肉でも食してしまう可能性のある雑食性の人間であるので、イルカであろうと猿であろうが好きなようにどんどん食べなさいとしか言わない。しかしそこには飢えとは異なる人間としての思惟が介するべきであり、そうしたところから人類は儀式・儀礼に端を発する独自の文化を発達させて来たのだ。そうした伝統文化が、白い米にさえありつけなかった大半の日本人は、明治維新と共に断絶したことに気づいていない。
牛肉を貪り、嘗ては魚扱いではあっただろうが鯨・イルカの肉を伝統食文化とするなどは、本質的な儀礼的に形づくられた文化を切り捨てて仕舞った所では ― それは金の余った連中の評価本に群がるグルメ趣味のようなもので ― 本来は語るだけでも、とても恥ずかしいことなのである。日本へ搬送された反捕鯨の活動家が肉を喜んで食していたというが、ああした節操の無い連中にこそ鯨肉を与えて辱めておけば良いのである。
昨今はおかしな日本の危ないスナックなどの油脂商品がスーパーなどに出回っている。世界中に中華製品の危険性は知られているが、中華原料なしには世界の生活が成立しなくなっている。そこに日本語表示の商品が便乗して来ているとなると、いよいよトヨタどころではない、偽装商品で有名な正真正銘の日本の商品こそ今後は危ない商品の代表となるのである。四半世紀前にはある程度信頼の出来る良質のコピー商品であったメードインジャパンこそが、今や危険な中華商品を代表している様に映る。特に工業生産化された食料品など、日本人の手に掛かったものなどは気持ち悪くて手がつけられない感じになって来ている。
参照:
EU position on blue fin tuna ban debated Tuesday
Environment - 08-02-2010 (EU-Parliament)
クロマグロ取引禁止 (ぶたのドルミーレのときどきグルメ)
不都合な情報ほど公開されない (Bee's Rose Garden)
タイミングが良すぎる (ひねもすのたりの日々)
太地イルカ猟と韓米Korus 2008-10-23 00:52 | 文化一般
なんだかんだいってもはじまらない 2010-03-10 | 文化一般
ARD-Tagesthemen zur Delfinjagd in Japan
Japan's dolphin genocide
Stop dolphin hunt. イルカ猟廃止
News: Dolphin Hunt in Japan (YouTube)
少なくとも我々のように瀬戸内海の新鮮な魚が飽き飽きするほどに食卓に上っていた世代にとっては、遠洋漁業で冷凍処理されるマグロやトロなどは野暮な魚でしかなかった。おこちゃま向きのネタであった。特に鯛や白身の魚はあまり興味無くお茶付けにしてしまうような子供にとっても、ちょっと牛肉のような感覚のあるコッテリとしたそれは食べ易かったのだが、飽きが来る単純な味覚であったのも確かである。
最近は富裕層を中心に長寿の日本人を見習って生の魚を求めるシナ人も少なくないと言う。それは健康ブームによって寿司ネタとしても世界中で食されて、世界中の田舎のスーパーでもマグロの解凍されたものを欠くことは少なくなって来ている。
その証拠に二十年前はフランクフルトでも本トロと赤味が同じ価格で販売されていたというのは今や今は昔の話となって仕舞った。その反面、水銀の含有量から危険な食物であることも認識されて来ている。マグロや鯨やイルカを食する事は、妊婦でない限りその人の勝手であるが、正直なところ野暮な食生活であり、ライフスタイルに違いない。嘗ての日本人が、近海で捕れるような地元でない限りあまり珍重しなかったようなそれを金を積んで食するなどは愚の骨頂なのである。
そして、こうした魚を貪り、食肉を貪り、高級食料や食材を貪るものこそが賤しいのである。まさに生まれながらにして清貧とは何の所縁もない銭の亡者たるに相応しい。さて私自身、何でも食すると有名な人物であり、カニヴァリズム趣味はなくとも人肉でも食してしまう可能性のある雑食性の人間であるので、イルカであろうと猿であろうが好きなようにどんどん食べなさいとしか言わない。しかしそこには飢えとは異なる人間としての思惟が介するべきであり、そうしたところから人類は儀式・儀礼に端を発する独自の文化を発達させて来たのだ。そうした伝統文化が、白い米にさえありつけなかった大半の日本人は、明治維新と共に断絶したことに気づいていない。
牛肉を貪り、嘗ては魚扱いではあっただろうが鯨・イルカの肉を伝統食文化とするなどは、本質的な儀礼的に形づくられた文化を切り捨てて仕舞った所では ― それは金の余った連中の評価本に群がるグルメ趣味のようなもので ― 本来は語るだけでも、とても恥ずかしいことなのである。日本へ搬送された反捕鯨の活動家が肉を喜んで食していたというが、ああした節操の無い連中にこそ鯨肉を与えて辱めておけば良いのである。
昨今はおかしな日本の危ないスナックなどの油脂商品がスーパーなどに出回っている。世界中に中華製品の危険性は知られているが、中華原料なしには世界の生活が成立しなくなっている。そこに日本語表示の商品が便乗して来ているとなると、いよいよトヨタどころではない、偽装商品で有名な正真正銘の日本の商品こそ今後は危ない商品の代表となるのである。四半世紀前にはある程度信頼の出来る良質のコピー商品であったメードインジャパンこそが、今や危険な中華商品を代表している様に映る。特に工業生産化された食料品など、日本人の手に掛かったものなどは気持ち悪くて手がつけられない感じになって来ている。
参照:
EU position on blue fin tuna ban debated Tuesday
Environment - 08-02-2010 (EU-Parliament)
クロマグロ取引禁止 (ぶたのドルミーレのときどきグルメ)
不都合な情報ほど公開されない (Bee's Rose Garden)
タイミングが良すぎる (ひねもすのたりの日々)
太地イルカ猟と韓米Korus 2008-10-23 00:52 | 文化一般
なんだかんだいってもはじまらない 2010-03-10 | 文化一般
ARD-Tagesthemen zur Delfinjagd in Japan
Japan's dolphin genocide
Stop dolphin hunt. イルカ猟廃止
News: Dolphin Hunt in Japan (YouTube)
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