Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

起きていられなくなるほどの運動

2011-02-20 | 雑感
月例ハイキングであった。寒の戻りで、雪が降り続いていたので、湿り気も高く、寒かった。一般公募とは言いながら、殆どがアルパイン協会の支部の者で、いつもの顔ぶれで二十二人が参加した。昨年の同じ時期に計画されたものが、氷結した雪で計画変更で敢行できなかったから、その繰り返しであった。

二万三千歩、四時間足らずの十五キロの行進は、年寄ばかりの参加者とは言いながらそれほど容易ではない。可也疲れた。金曜日のクライミングの疲れも残っており、更に下痢症状がニ三日続いているので、今ひとつ力が入らない。腹具合はそれ程酷くはないのだが、その原因は先日の気温急上昇に起因する食中毒などが有力である。牛乳・生水もしくは豚肉の古いものを食したことは間違いない。

一時間に四キロの行進速度は標準的で、早くもなければ遅くもない。それで雪の中を休憩時間をいれて四時間半以上戸外でいることだけでも結構体力を消費する。なるほど若い者には体力トレーニングにはならないが、こうして長い時間歩くことだけでも可也のものである。足を速めたり、遅めたり自由自在な老夫妻がヒンターテュクスのスキー場へと一週間続けて滞在するとか言っていたから、なるほどとその二人の小柄な老夫妻の運動能力を思って納得がいった。やはり若い頃から引き続き、激しい運動をし続けていたような人の運動能力は、運動不足解消に体を動かしているような老人の運動能力とは雲泥の差がある。

自分自身はどうかと問えば、これで十五キロほどの荷物を担いでいる普段の少々のトレーニングとは比べられない運動量となり、とても皆についていけないだろう。鍛えているように見えるといわれる今日この頃であるが、老人と揃って何をしているかと嘲笑されてもその実質は全く異なる運動内容となっているのである。昼飯に飲んだ二杯のビールが全身に廻って起きていられなくなるほどなのである。

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