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批判

2016年03月28日 | 社会派らぼ
スポーツ音痴ですが、その中でも大相撲というのは、私にはなかなか縁の少ないスポーツです。相撲は日本の国技とされていますが、特にそれを定めた法令などがあるわけではなく、強いて挙げるなら、両国に建設された相撲館が「国技館」と命名されたからではないかと聞いています。勿論、古くからの伝統を持つ世界である事は言うに及ばず、その”国技”が、今や外国人力士によって支えられていることも、広く知られた事実です。

その大相撲の頂点に君臨する横綱の白鵬関が、史上最多の36度目の優勝を飾りましたが、千秋楽の結びの一番、日馬富士関との対戦で、立ち合いに「変わり身」を見せたことが、大きなブーイングを呼びました。熱戦を期待した観客からは、厳しいヤジが飛び、席を立つ観客の姿も目立ったと言います。優勝のインタビューでマイクを向けられた横綱が涙を流して、立ち合いを謝罪したことも、話題を呼びました。

昔から「座布団が飛ぶ」といった光景がよく指摘される大相撲ですが、不本意な対戦に観客が示す伝統的な「ブーイング」スタイルです。そこそこの「ヤジ」も、大相撲観戦の風物詩かも知れません。大相撲ファンは、概ね白鵬関には好意的ではあると思いますが、異国の地で綱を張る横綱からすれば、習慣や考え方の差から生じる批判には、一種「人種差別」的な側面を感じているやも知れません。

国会のヤジは、「国会の花」とも称されているとか。ただ、誰かが一言叫ぶようなヤジでなく、殆ど怒号とでも言うべき混乱をしばしば見かけて、落胆するのは私だけでしょうか。どんな世界にも批判は必要です。厳しい意見があって、初めて物事は進展していくものでもありますから。ただし、最近の「批判」は、一種の言葉の暴力のようなもので、すぐに「炎上」するネットに象徴されるように、やみくもに決めつけて罵倒するのが主流になってしまっていませんか。

相手の心にキチンと届く「批判」の仕方を、私たちは再認識すべきかと思います。



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