ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

対岸の火事

2016年11月18日 | 命の生き方
お隣り韓国は、崔順実氏の国政介入疑惑で大揺れに揺れ、朴槿恵大統領の支持率は5%といった低い数字が発表されています。世代別に出された数値では、20代で0%などという信じられない数字も記録されており、退陣を求める声は止みません。よそ事ながら、果たしてどんな風な着地が可能なのでしょうか。

連日、崔順実氏のこれまでの傍若無人ぶりが次々と報じられ、結果論だと言われればそれまでですが、何故今まで氏の横暴を止める事ができなかったのか、疑問すら感じます。ソウル市の教育庁は、氏の娘について出欠日数などに不正があったとして高校卒業資格取り消し方針を発表、教育省は大学の入学取り消しも要請しています。

馬術の特待生とされている娘ですが、乗馬大会出場などと偽り、高校には殆ど出席していなかったように報じられています。娘は今も、活動拠点をドイツにおいており、韓国国内にはいないようですが、崔氏が教師に現金を手渡したり、「教育相に言って代えてもらえる」などと教師を脅してもいたと言われています。それがまかり通ったことが、この一件の闇を象徴します。

極め付けが、娘がフェイスブックに書き込んだという「能力がないならお前の両親を恨め。金も実力だよ」という言葉。100万人とも言われているデモに参加した若者たちの怒りに火をつけたと言われています。残念ながら、洋の東西を問わず時代を問わず、人間の欲が節操に欠けるのは避ける事ができない事実です。が、そう言いつつも、見かけだけを取り繕う知恵も、同時に持ち合わせているのが普通かと思うのに、むしろ傍若無人に権力を振りかざすことに快感さえ感じている気がするのです。

幼い頃より歪んだ価値観の中で育った娘は、「美しい生き方」をどこで学べば良かったのでしょうか。もしかすると、娘は「被害者」なのかも知れません。ですが、20歳ともなれば、環境のせいばかりにする言い訳は通用するはずもありません。「親」の価値観は、確かに子どもの人格に大きな影響力を持ちはしますが、その影響から何とか逃れたいと、真っすぐな自我を密かに育む子ども達は数多くいます。

「対岸の火事は大きいほど面白い」などという不謹慎な言葉もあったりはしますが、韓国の状況は「対岸」とばかりは言い切れません。私たちの日常の中にももしかすると潜んでいる小さな欲に通じるかもしれないと、心しておきたいと思います。

* * * * * * * * * * *

差し込み印刷で連名を表示させる

パソコンのご質問を(ぱぁと2)にまとめています。ご連絡の際は、メール(chiko_419@yahoo.co.jp)をお送りください。

↓ 尚、下の広告は、gooブログに自動で掲載されるもので、
  当ブログとは一切関係はありません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿