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公共

2017年10月25日 | 社会派らぼ
東京オリンピックの入場券の高額転売が懸念されているそうです。最近は、スポーツ試合や人気コンサートなどのチケットが、大量に買い占められ、転売サイトで法外な高値で売られるケースが多くあるそうです。一般の入場希望者は、チケットを手に入れるために高額な出費が必要となり、主催者側は空席になるリスクを抱えているのだそうです。

昔からそのような儲け方をする輩は「ダフ屋」といった呼び方をされてきました。チケットを転売目的で入手し、チケットを持たない人に高額で売りさばくわけで、入場前の会場付近でダフ屋行為が摘発される事も良く耳にします。ダフ屋は法律ではなく、各都道府県の迷惑防止条例で禁じられている行為です。東京都には「講習に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」というのがあって「何人も、乗車券、急行券、指定券、寝台券その他運送機関を利用し得る権利を証する物
又は入場券、観覧券その他公共の娯楽施設を利用し得る権利を証する物(以下「乗車券等」という。)を不特定の者に転売し、又は不特定の者に転売する目的を有する者に交付するため、乗車券等を、道路、公園、広場、駅、空港、ふ頭、興行場その他の公共の場所(乗車券等を公衆に発売する場所を含む。以下「公共の場所」という。)又は汽車、電車、乗合自動車、船舶、航空機その他の公共の乗物(以下「公共の乗物」という。)において、買い、又はうろつき、人につきまとい、人に呼び掛け、ビラその他の文書図画を配り、若しくは公衆の列に加わつて買おうとしてはならない。」「何人も、転売する目的で得た乗車券等を、公共の場所又は公共の乗物において、不特定の者に、売り、又はうろつき、人につきまとい、人に呼び掛け、ビラその他の文書図画を配り、若しくは乗車券等を展示して売ろうとしてはならない。」と書いてあり、ダフ屋行為を禁止しています。

ただここでは「公共の場所又は公共の乗物」での取引を禁じているので、ネット上が「公共の場」には該当しないと解釈されるケースが多く、取り締まりが難しいとか。そこでネットは「公共の場」だと声を大にして言いたいと思います。最近はネット上に大容量ストレージを持つこともごく普通になって来ており、プライベート空間としてネットを利用することも増えています。あるいはメールのように1対1で私信を交わすことも多くあります。そうしたケースを除けば、ネット上は「公共の場」でなければならないと思います。公共の場という認識がないから、平気で馬鹿な画像を上げたり、独りよがりな物言いが溢れるのだと思います。複数の友人で作るグループのようなものも、彼らは「内々の」やり取りだと思っているようですが、複数人の対象者がいれば、小さくとも「公の場」なのではないでしょうか。誰かをひどく傷つけるような書き込みをして平気なのも、公の場所での「マナー」の心得がなっていないという事だと思います。

電車の中でも耳にイヤホンをつけ、目は小さな画面を凝視して、あたかも自室に居るかのように一人の世界に没頭している人は多いのですが、そこはやはり自室ではありません。公共の場です。

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