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逆提案

2018年02月05日 | 社会派らぼ
ベルギー製の高級チョコレート「ゴディバ」を輸入販売しているゴディバジャパンの広告が話題になっています。「日本は、義理チョコをやめよう」と呼びかけた広告は、社内の人間関係の調整のためだけに、散財を嘆く女性たちの心をつかんだようです。会社だから、売れれば良いという姿勢で当たり前であるにもかかわらず、そこで敢えて売り上げを落とすような方向の「義理」をやめようという呼びかけは、皮肉なことに消費者の購買意欲をそそるものだったのです。その代わり「本命はあっていい」、本命のために純粋な気持ちで、この日を楽しんで欲しいというのが同社の主張のようです。

バレンタインデーは、外国では「愛の日」という認識で、男性から女性に贈り物をするのが主流なのだそうです。女性が男性にチョコレートを贈るというのは、日本道徳の風習で、それに多くの菓子メーカーがのっかって来たのですが、ゴディバの呼びかけは、その日本の習慣が外国から見ると、奇異に見える…ということなのではないでしょうか。多分「義理」チョコであっても、本当に渡したいと思っている人だけが買えばよいのだと思います。

会社の逆主張という意味で、恵方巻のチラシに「もうやめにしよう」とメッセージを掲載したスーパーの話題も反響を呼んでいます。売らんかなの商売で、コンビニやスーパー、百貨店などで大量に販売された恵方巻が、同時に大量廃棄されているというニュースもありました。販売元としては、注文に穴をあけないために、どうしても多めに生産するため、売れずに大量廃棄されるというものです。

そうした現状を「もうやめにしよう」とチラシは訴えました。昨年実績に基づいた量の恵方巻を作り、売れ残りが無いようにするという趣旨のもの。こちらも近年の恵方巻商戦の盛り上がりに、加熱しすぎだと感じており、止めたくても止められないジレンマがあったようです。このチラシも、多くの共感を呼んでいるようで、少~しだけ、何かが本来のあるべき方向を向けばいいなと思います。

…が、純粋な思いの発信が、いつしか逆提案をする方が宣伝になる…とばかりに、ゆがんでいかないことを祈ります。

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写真にすりガラスのような効果を加えたい

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