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レジハラ

2020年07月11日 | 社会派らぼ
7月1日から、レジ袋の有料化が始まりました。全国一律、プラスチック製買物袋を無料で提供することができなくなりました。経産省ホームページでは「ライフスタイルを見直すきっかけとする」といった事が謳われています。レジ袋を有料化することで、プラスチックごみの削減に繋がるのかと言うと、どうやらそうではなく、お金を出せば買えるわけですし、スーパーのサッカー台にはロール式で透明のビニール袋が置かれており、これらは自由に無償で使えることができます。加えて、コロナ対策もあって、プラスチックの袋個装商品が増えたり、フェイスシールドや間仕切りなどプラスチック製品は増える一方のように思われます。

「セクハラ」「モラハラ」「マタハラ」…など、何でも「ハラ」をつける風潮があります。がここにきて「レジハラ」と言う言葉まで飛び出していると言います。レジ袋を購入した客に「エコバッグを使え」といった文句を言う客がいたり、「これまでただだったものにお金を払う事」にクレームをつける客もいるという事です。

世の中の風潮が、人と人を遮断する方向に向かいつつあります。自分自身を一歩引いたところに置いて、相手に対する敬意をキチンと示すことが減りつつあります。コロナ以前から「自分ファースト」の時代に突入した感がありました。生きていくことは、何もかもが思い通りになることなど難しいことを、私たちは良く知っています。がむしゃらに「自分が」「自分が」と主張することよりも、相手を立てることで、相手からも「感謝」や「好意」が返ってくることを身をもって実現することが必要だと感じます。