ぱそらぼ (ぱぁと1)

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ネットの品性

2018年02月22日 | 社会派らぼ
平昌五輪の女子ショートトラックで、韓国の選手がカナダの選手を押したとして失格になりました。一方カナダの選手は銅メダルを獲得。すると、このカナダ選手のSNSに非難のコメントが殺到し、中には「殺してやる」といった内容のものまであって、韓国警察が捜査を始め、カナダ当局も選手の保護に乗り出したと言います。

また女子スピードスケート追い抜きでは、韓国チームの選手2人への国家代表資格剥奪請願が14万通を超える事態になっています。レースは8チーム中7位に終わったのですが、順位では無く、最終周でスパートしたチームの最後尾選手が大きく離れてゴールしたその内容への批判です。最後尾の選手のゴールで順位が決まる種目のため、遅れる選手を前から引っ張り後ろから押してレースを展開するのが通常のやり方なのに、バラバラでゴールしたレース展開に多くの人が疑問を持ちました。更にチームをけん引した選手が「最後尾の選手の体力が落ち、格差が広がった」と笑いながら話したことが、火に油を注ぎ、該当選手のSNSに悪質なメッセージが相次いだとされています。

それぞれに、非難される側にその因が皆無というわけでは無く、ケースによれば明らかに非がある事もしばしばです。ですが、だからと言って、単なる傍観者でしかないネットユーザーが口汚く、選手をののしるのが「正義」なのでしょうか。ネットという文化が定着し、特別の立場が無くても、大きな声が出せるようになりました。恐らくそれは良い事なのですが、対面での発言でないとどうやら人は品格をかなぐり捨てるところがあるようです。

会議などの席ではシーンとして意見も出さないのに、陰ではヒソヒソ、コソコソ他人をあげつらうという人は多いものです。それの最たるものがネットなのだと思います。自分を矢面に出さず、どこの誰か分からないように身を隠したまま暴言を吐く人達に、快感というものがあるのでしょうか。人は、最低限の品格の衣を身にまとうべきです。ネットには、品性を捨てさせる何かがあるような気がしてなりません。

オリンピックを舞台に、様々なドラマが生まれています。そこには勝者も敗者もあって、それぞれの振る舞いが記事になって、日々届けられます。おおむね、マスコミは感動話に仕立て上げようと演出しているようですが、一つ一つに「人」としての在り方を見る思いがしています。キチンと生きたい…と思います。

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