ぱそらぼ (ぱぁと1)

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正しい自己評価

2014年05月23日 | ぱそこん道
パソコンが、世の中に普及し出してどのくらい経ったでしょうか。当初は特別な技能だったかもしれませんが、今では「できて当たり前」な世の中になってしまいました。…とは言え、その人が求められるパソコンの力の度合いは、環境によって全く異なります。仕事の合理的な処理のために、どんどん新しいシステムを構築していかなければならない方がおられる反面、取り敢えず定まったことを定まったようにこなせれば十分という場合もあります。パソコンというのは、あくまで「道具」ですから、必要なことをやり切る技量さえ備わっていれば、それで十分です。誰しもが、ピカイチの腕を持つ必要などありはしません。

ただ、パソコンの世界に携わっている者として、「自分の力を知っている」必要はあるような気がするのです。何につけ、私たちは「自分の力」を過不足なく自己評価することがなかなか難しいのですが、パソコンの世界では特に顕著であったりします。それは…上述しているように、自分のやりたいことさえ用が足りていればそれで良いので、客観的に力を計る物差しのようなものがないせいでしょうか。少なくとも、私たちの義務教育時代、パソコンの教科はありませんでした。自分の力を、客観的に評価された経験を私たちは持たないのです。

それで別段構わないのですが、パソコンの更なる力を習得したいと思っておられる場合に、自分の力を客観的に見つめることができないと、大変苦労される場合があります。自分が今つまづいていることの理由が分からない…のです。そこには「できるはずの自分」しか居なくて、欠けているものが何であってどうして乗り越えれば良いのかが分からない。残念ながら、私には「あなたの力はコレコレです」という立場にありません。それでも、時々禁を破って(笑)、パソコンの力量のアップのためには…と話すことはあります。悲しいかな、「いえ、そうではなくて…」と、ご本人に完全に否定されてしまったりもします。難しいです。

まずは正しい自己評価ができること。自信は無くても困りますし、あり過ぎても困ります。自分の力を知りたい場合、自分独自の尺度で測っては何もなりません。客観的な評価を受け容れて、自分に足りないものをきちんと磨くことが何よりの近道なのですが、今現在は学校教育も含めて、きちんとした基準がありません。早急にそのような目安が設けられることが必要ではないでしょうか。



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