水戸戦から帰ってきました。相手はJ2リーグ4位につける堅守チーム。失点数24はJ2最少失点だそうです。ちなみにアルビは失点数45ね。見どころは「アルビ攻撃陣が堅守・水戸の守備陣を攻略できるか?」「アルビがプレーオフ進出に向けて首の皮1枚をつなげるか?」って感じでした。
アルビのスタメンは、このところの固定メンバー(安定メンバー)。ボランチはサチローと高木。カウエはリザーブです。ベンチには小川が入り、史哉は外れました(Xデーは延期です)。
開始早々にゲームが動きました。堀米のオシャレなヒールパスをシルビーニョが技ありのミドルシュート。欲しかった先制点があっさり入りました。やったー!
シルビーニョは、アルビにとって欠かせないピースになりましたね。上手いですわ。それに意外にスピードもある。瞬発力もね。課題は持久力か?でもまぁこれで今季2得点目。レオナルドとの連携もやっぱりこの人です。
その後は一進一退の攻防が続きます。水戸の猛攻を守護神・大谷がアルビのピンチをファインセーブで救ったかと思うと、レオナルドが、シルビーニョが、水戸ゴールに迫ります。舞行龍や新井の気迫の守備も光ります。前半は1-0で終了。審判の厳しい判定にも、シルビーニョがキレずに対応。がんばれ!シルビーニョ。
後半に入っても、両チームの厳しいせめぎ合いが続きます。アルビの交代カードは、貴章、至恩、達也。攻撃的選手が次々に投入されて、2点目をねらいます。そうです。逃げ切るのではなく、もう1点を取りにいく。そんな吉永監督の意思表示がボクらにも伝わりました。貴章が入ってからロングボールのターゲットは徹底的に貴章。それがまた、ピタリと決まります。さすが貴章だ!
至恩も果敢なドリブル突破で自分のよさをアピールします。アディショナルタイムも後半に入った頃でした。得点は依然として1-0です。至恩がPA内で倒されました。PK獲得です。相手にとってはちょっと気の毒なPK。だけど、あの時間帯に至恩だからこそゲットできた相手のファウルでした。これをレオナルドがきっちり決めて2-0です。勝負あった!
ところがこれで終わりません。アルビは逃げません。時間稼ぎをしません。ボクは見ていて今シーズンのアウェイ・千葉戦を思い出しましたよ。3月のフクアリでのあのゲーム。3-1でリードしていたアルビは、アディショナルタイムに4点目をルーキー新井が決めて4-1で勝利したのでした。2点リードしながら時間稼ぎをせずに攻め込んだアルビ。今日のアルビの3点目は、千葉戦で4点目をあげた新井のアシストで、レオナルドが今日2点目をヘッドでたたき込みました。
レオナルド!素晴らしい!得点王、行っちゃうか?行っちゃえ!行っちゃえ!ガンガン行っちゃえ! 結果、3-0の完勝です。リーグ戦4位の堅守・水戸を相手に、無失点&3得点の大勝利です!
ただね、アクシデントが発生しました。最後のレオナルドのゴールシーンで、水戸のGK・松井選手がゴールポストに顔(頭?)を強打。そのまま病院に救急搬送されました。
ちょっと見ていて痛々しかったし、病状が心配です。アルビのG裏からも、松井選手に拍手やコールが送られました。松井選手が倒れている間&担架で運ばれている間に、ゲームはなんとなく終了してしまいました。3-0で勝利していながら、万歳三唱(五唱)も、ハルヲスィングも、ヒーローインタビューもない、ちょっと不思議な雰囲気でのゲーム終了でした。
でも、何だかんだ言ってもG裏は大喜びです。勝つっていいですね。幸せな気分でアルビの勝利をお祝いしました。どうか水戸の松井選手も、元気な姿を見せてくださいますように!