in my room

静かなパラダイス

ナイキを創った男…

2021年02月28日 | Weblog

以前から読みたかったけど
本は高いので中古を待って購入
予想通り…めちゃめちゃ面白い!



「SHOE DOG 靴にすべてを。」
著者:フィル・ナイト(ナイキ創業者)

○創業者が “競技者=プレイヤー” である
 (パタゴニアしかり)
○有能で強力なブレーン
○恵まれた家庭&教育環境



これはマズい…顔面蒼白…眠れない夜
ギリギリ ハッタリ 綱渡り 絶体絶命 危機一髪
綿密に計算するも現実は運まかせ
内気で度胸ナシ(笑)
信念とポジティブな開き直り
頭脳明晰+ギャンブラー資質+引き寄せる運



ナイロン&レザー・コルテッツ ワッフル・トレーナー
フォレスト・ヒルズ ブレイザー…懐かしいのがジャンジャン出てくる(嬉)
私の高校時代 心情的には伝統の独アディダス…仏製スタン・スミス
憧れはカラッとした米・西海岸スポーツ文化の象徴ナイキ…そんな感じ
現在ほぼナイキ コンセプト&品質&デザイン&コラボ→超魅力的!
凄まじい商品開発力→ほしいほしい病(嘆)

ナイキは日本との関わりがとても深いメーカー
創業時の競技者ならではの目のつけどころ…
出発はオニツカ・タイガー代理店
うーん 興味深い!


もうすぐ3月…

2021年02月26日 | Weblog

とある展覧会に立ち寄りました
これは学生の卒業制作になるのかな?



高度な技術を持つ力のある作家…
ではあると思うけど どうなんだろう?
日展でも感じたことですが
最初に “技巧” が
目に飛び込んでくる作品には心が動かない



内々に溜め込んだ感情が激流となって
ほとばしる…そんな芸術に出会いたい
偉そうなことを言ってるけど
観る側としてはわざわざ足を運んでいるのだし
感想を述べるくらいはいいじゃない?!



それから…
“ここではないどこか” に連れて行ってくれる
非現実な “幻想性” プラス “知性” と“気品”
これは好みの問題ですけどね

発表の場があるというのは素晴らしいこと
学生はこの先
創作活動を続けていくのだろうか?
続けてほしいですが 
卒業の季節 そんなことも気になります


The Hitcher…

2021年02月21日 | Weblog

現在公開中の映画「ヒッチャー」(1986年・米)
原題「The Hitcher」
ニューマスター版リバイバル上映
監督:ロバート・ハーモン
脚本:エリック・レッド



https://www.youtube.com/watch?v=3lnBuDnjoSs

怖い&面白い→脚本◎  よくできている
たまたま会員の更新に立ち寄った映画館で上映中
昔観たのでスルー→Tシャツのみ購入



一昨年に亡くなった
オランダ時代から大好きな俳優
ルトガー・ハウアーが不気味で強烈な殺人鬼(コワッ)
この映画…殺人鬼が出るスピルバーグ「激突!」
(1971年・米  TV映画)といったところか?



青春スター  C・トーマス・ハウエルが
散々な目にあうサイコ・スリラー・ロードムービー
ボマージャケット&リーバイス&ナイキのバスケ…
1980年代ファッション◎



注目したいのが一人だけ出てくる女性が
ジェニファー・ジェイソン・リー(驚)
現在はグダグダな役ばかりですが
意外とかわいい やっぱり最後はグダグダ…可哀想
ヴィック・モローの娘



オタク度が加速しそうなTシャツですが
デザイン◎…気に入っている…夏まで待てない!


Paul Delvaux…

2021年02月19日 | Weblog

あいにく作家は不在でしたが
ギャラリーでじっくりと個展を観て
併設の書店で洋書をパラパラ…
午後の時間の過ごし方としては
かなりナイス◎ 
 


ベルギーの画家ポール・デルヴォーの画集を購入
600円…安くないかい?
シュールリアリズム…昔からこの人の世界観が好き
 
 

この画集は1980年代に日本で開かれた
大規模な展覧会の図録
当時デルヴォーは存命…なるほど…そうなんだ

 
 
実は…以前から欲しかった他の作家の
画集を目的に訪れたけど すでに売り切れ(残念)
見つけたら即買い…貧乏性なのかこれができない
古書サイトにはあったので手には入るけど…

 

横尾さんの展覧会でも
デルヴォーのパロディ模写が連作であってワロタw
横尾さんオモロい→関西人(笑)



不思議な夜の世界 架空の街 物憂げに佇む裸の女性
時間が止まっている なんかしら惹かれるものがある



この図録は後半がモノクロ印刷
素描ならいいけど
オールカラーにするべきでしたね
 


La Notte…

2021年02月19日 | Weblog

今の気分は ラ・ノッテ!
学生時代以来 久しぶりに観た
無料配信→いい時代(嬉)



映画「夜」(1961年・伊/仏  モノクロ)
原題「La Notte」
脚本・監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
撮影:ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
美術:ピエロ・ズフィ
音楽:ジョルジョ・ガスリーニ 
出演:マルチェロ・マストロヤンニ 
ジャンヌ・モロー モニカ・ヴィッティ 他





https://www.youtube.com/watch?v=4edKfWlQkaY

大人の映画 高度な美意識 超カッコいい!(憧)
こんな映画…
もう作れない 作らない 作っても誰も観ない
マストロヤンニ モロー ヴィッティ→最高!(溜息)
演出・撮影・美術・音楽→最高!



“もはやお互いを愛してはいない”
成功している作家とその妻
倦怠…危機に瀕している夫婦が
フラフラと夏の夜にミラノの街をブラブラする…そんなお話

どこがオモロいねん? 特に面白くはない
なんで観るの? 極上のムードを楽しむ
そんでどないなるんや? どないもならん 
愛の不毛…アントニオーニ “入門編” でしょうか?

 

外が見えるエレベーターがゆっくりと降りていく…
環境音楽 オープニング・ショットから引き込まれる
劇中の音楽はジャズ
ジャンヌ・モロー VS モニカ・ヴィッティ
背中の美しさはモローの勝ち…そこはどうでもいい(笑)



妻が手紙を取り出して読む…ラブレター
夫「誰の手紙だ?」
妻(驚いた目線)「あなたよ」
決定的!



芸術家アントニオーニ→素晴らしい!(涙)
さてと もう一度観よう!


写真展…

2021年02月13日 | Weblog

今日は暖かかったですね
そして先ほどは揺れ…宮城福島沖で強い地震



前から観たいと思っていた写真展に出かけました
「写真の都」物語ー名古屋写真運動史:1911〜1972ー
実は…それほど期待はしていなかった
しかし…良かった ずいぶん長居しました



名古屋の写真家のムーブメントがよくわかる
いろいろな人が頑張っていたんだなぁ〜
“ゴム印画” ってなんやねん?



中でも山本悍右(やまもと かんすけ 1914〜1987)
の写真が印象に残った…すごくモダン
シュールリアリズムの影響を受けた
作品が目を引きました



知らないことばかり 勉強になる
先入観を持たず とりあえず観に行く
その姿勢は持っておきたいですね!


日展…

2021年02月12日 | Weblog



日展を観てきました…ピカソは関係ない(笑)
なんだかなぁ〜  まるで響かない?
いつもは何点か “いいな” と
思える作品に出会えるんだけど…?
審査基準=○○先生の弟子とか派閥とか止めればいいのに
そんなことやってるの日本だけじゃないの?



同じ場所のフロア違いで “横尾忠則展” をやっている
なんだかなぁ〜  まるで違う!(当たり前だけど)
横尾さん やっぱりスゴい! カッコいい!
なんだろうね? どこから来るの? ケタ違いのパワー?



口直しにチョコを食べよう with 熱いコーヒー
芸術の使命は観る者を “豊かな気持ち” にさせること(だと思う)
時に “滅入る気持ち” にさせるけど
それは作家のテーマであり意図的なアプローチである
日展 観る者を “疲れ” させる
“書” はよくわからないけど もう行かんでええわ


白…

2021年02月10日 | Weblog

スニーカーって…
白でいいんじゃない?
白でいいと思う



写真家の故・稲越功一さんは
白のスニーカーがトレード・マーク
スタジオの床にはズラリと純白のキャンバス・スニーカーが
並べられていた…どこかで聞いたことがある
 


誰かに影響されるということはないけれど
独自の “スタイル” を持つことは重要だと思う
昨今はウェブ社会で
膨大な量の情報が錯綜していて
迷ったり惑わされたり振り回されたり…絞らないとね
 


我を通したり誰かと張り合うのではなく
しっかりと自分の考えや意見を持つことは
必要なのではないかな?
これはいつの世でもそうだと思うけど…

とりあえず…足元は “白” で…いきますか!


フィル・スペクター…

2021年02月09日 | Weblog

今年1月16日に亡くなりました 81歳  R.I.P.
生きてたの? これが正直な感想(失礼ですが…)
奇行 変人 人としては “?” ですが 
サウンド・クリエイター レコード・プロデューサー
“今モーツァルト” 計り知れない影響力→天才!



先々週だったかな?
ピーター・バラカンのラジオでも
追悼特集をやっていました



好きな曲を少々:

https://www.youtube.com/watch?v=KJozPXdVrK4
The Ronettes「Do I Love You?」(1964年)
作詞・作曲:P・アンダース & V・ポンシア/P・スペクター 
アレンジ:ジャック・ニッチェ 

https://www.youtube.com/watch?v=y0-0VjPhqy4
Darlene Love「Wait Til' My Bobby Gets Home 」(1963年)
作詞・作曲:J・バリー & E・グリニッチ/P・スペクター  
アレンジ:ジャック・ニッチェ

https://www.youtube.com/watch?v=DVpmSyMc-DM
The Modern Folk Quartet「This Could Be The Night」(1966年)
作詞・作曲: ハリー・ニルソン/P・スペクター 
(山下)達郎さんのカヴァーでもお馴染み



ベスト盤とクリスマス・アルバムは
持っていてもいいと思います


W・A 大型本…

2021年02月07日 | Weblog



映画監督ウェス・アンダーソンの大型本
「THE WES ANDERSON COLLECTION」(2013年)
336頁 定価40ドル
ABRAMS ニューヨークの出版社 



以前から欲しかったけど
品薄だったり高価だったり…困ったな
古書サイトで見つけて神田の書店から買えました(嬉)
安くて状態は新品同様◎



第一作目(1996年)〜2012年までの
監督した映画について多角的に詳しい考察がなされている
絵コンテ 参考資料 インタビュー てんこ盛り!
英語ですが写真や絵を見ているだけでも楽しい





この中で好きな作品:好きな順
1「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(2001年)
2「ダージリン急行」(2007年)
3「天才マックスの世界」(1998年)
ストップモーション・アニメーション映画
「ファンタスティックMr. FOX」(2001年)も楽しい



彼が観てきた映画 聴いてきた音楽
好みが僕とピタリと一致(驚)
ですから…常に気になる監督なのです



日本語版「グランド・ブダペスト・ホテル」
の本も欲しいけど これがまたどえりゃ〜高い(嘆)
焦らず 欲張らず 他の本を読みながら 古書を待つ
それしかない!


横尾さん 再び…

2021年02月06日 | Weblog

妻「もう一度 横尾さんの展覧会に行きたい」
私「行くなら平日 ほな行こか」

妻は編集者時代に成城の横尾さんのアトリエで
インタビューしたことがあって
その時は “富士山” の話だったそうですが
スピリチュアル的な事象に興味があり
先日 一度目を観た後で
著書やインタビュー集を読み返して
もう一度観ておかなければ…という経緯





私「大きな絵は離れて観るといいよ 印象が変わるから」
横尾さんの絵は近くで観ると
“ぷっ” “なんやこれ” “ナンセンス” “へたっぴ”
しかし遠目で眺めると構成力と色彩に圧倒される(驚)
今回…存命にも関わらず大回顧展のような規模の展覧会
名古屋では今後は観ることができない
二度といわず三度・四度と観るべきであろう



ださカッコいい “ターザン” Tシャツ購入(笑)
デッドストック “甲子園 胴上げ星野仙一” Tシャツとともに
夏の出番を待っている(うっ)

“ピュア” “少年のような心” “誰でもウエルカム” “構えない”
周囲はさぞたいへんでしょうけど唯一無二のアーティスト
芸大や美大を出ていたら
決して “YOKOO” には成り得なかった→確信しました!


All Things ALICE…

2021年02月04日 | Weblog



絵本? 辞書? 楽しい! 優しい!
リンダ・サンシャイン編集 352頁 
「All Things ALICE」“アリスのすべて”
Clarkson Potter ニューヨークの出版社





絵=イラストがとても美しい
タッチの違う絵をふんだんに使用 写真もある
グラフィック タイポグラフィ 凝っている
こんな本を英語の教材に使えば
興味が湧くと思うけど…そうでもない?



文庫本と併用すれば さらに楽しめる

映画化は定番のディズニーのアニメーション(1951年)
忘れたけど短編? イマイチ?
ティム・バートンの実写版(2010年・2016年)
ド派手 コテコテCG 凝りすぎ やかましい(笑)



頭の中でイマジネーションを膨らませながら
ページを進める 豊かな時間だと思います


現代美術…

2021年02月02日 | Weblog



現代美術の展覧会を観てきました
技術は高いけれど響かない作品がある
世界観が合うか否か?
人それぞれ 好みですね





 

表現 → 洗練
素材 → 熟慮
主張 → 謙虚
気品を感じる作品が好み


 


素材感 スケール(大きさ) 表現力 
刺激になる!