ノア・バームバック…好きな現役の映画監督の一人
映画「フランシス・ハ」(2012年・米)
原題「Frances Ha」
コメディ・タッチのモノクロ映画。
20代の女性が観れば、
等身大の主人公に共感を覚えて “グッ” とくるかも?!
https://www.youtube.com/watch?v=RpmztXpK1kk&t
フランソワ・トリュフォーにオマージュを捧げた映画。
劇中の音楽もジョルジュ・ドルリュー作曲の
トリュフォー映画でお馴染みの曲が使われている。
パリに行くシーンがあるけど、
トリュフォーを追いかけた映画ではない。
疾走するシーンやデヴィッド・ボウイ「モダン・ラブ」は
レオス・カラックスへのオマージュですね。
主人公でこの映画の共同脚本がグレタ・ガーウィグ。
最近では映画監督として高く評価されている。
私生活ではノア・バームバック監督の奥さん。
ケイト・ウィンスレットに似た雰囲気があるけど、
ドイツ系なので身体がゴツい!
演技が少々わざとらしく、それほど魅力を感じない…
コメディは演じるのが難しい。
NYでプロのダンサーを目指す27歳の主人公フランシス。
予期せぬ事態の連続、不器用で思うように進まない人生。
とりあえず元気を出して行きますか…そんな映画。
“フランシス・ハ” 変な名前だけどラストで種明かし…
ここはすごく上手い!
駆け出しのアダム・ドライバーが出ていて
自然な演技で個性が光る…今や最高の俳優!
https://www.youtube.com/watch?v=UwiGpIlS4dA
デヴィッド・ボウイ「モダン・ラブ」(1983年)
劇中、そしてエンディングで流れる…ビビッと痺れます!
暖かい!気候がよくなってきました!(嬉)
ウォーキングに自転車…とりあえず外に飛び出そう…
という気分になってくる!
鼻歌を歌いながら街や公園をブラブラするだけなんですが…
本日はワタシの “鼻歌ソング Best 1” (笑)
僕が考える “いい曲の定義” は鼻歌で口ずさめる曲なのです。
https://www.youtube.com/watch?v=Cc1QzIWWIrc
Boys Town Gang ボーイズ・タウン・ギャング
「Can't Take My Eyes Off You」(1982年)
邦題「君の瞳に恋してる」
コミック・バンドですか?(笑)
ゲイ丸出しの二人のお兄さんが強烈すぎて
しかもコーラスではなく、ゆる〜く踊っているだけ…(笑)
歌のお姉さんが目立たない!
こんな不思議なグループ見たことない…でも、癒される!(笑)
Boys Town サンフランシスコ ゲイ・タウン
歴史的名曲をディスコ・アレンジでカヴァー…日本で大ヒット!
イギリスでもヒットしたそうですが、
本国アメリカではダメだったみたいですね?!(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=J36z7AnhvOM
オリジナルはフォーシーズンズのフランキー・ヴァリが
ソロで出したスマッシュ・ヒット!(1967年・米2位)
数多くのシンガーに歌い継がれているスタンダード・ナンバー。
珠玉のラブ・ソング…現在でも映画やドラマで耳にする。
管楽器に手拍子…アレンジが素晴らしい!(涙)
作者はフォーシーズンズの数々のヒット曲を生みだした
プロデューサー&ソングライターのボブ・クルーと
メンバーのボブ・ゴーディオ…有能!(憧)
中学生の頃、この曲が好きで
学校の成績には結びつかなかったけど
歌詞を覚えて英語の勉強をしていました。
というわけで、この曲が “鼻歌ソング Best 1” なのです。
2番目がビートルズの “あの曲” ですね。
今でもフル・コーラス歌えます。
いい曲ですね!
ミヒャエル・ハネケ脚本・監督「愛、アムール」
原題「Amour」(2012年・オーストリア/仏/独)
出演:ジャン=ルイ・トランティニアン エマニュエル・リヴァ
イザベル・ユペール 他
https://www.youtube.com/watch?v=626RPRSHPn0
年老いた音楽家夫婦の “究極の愛” を描いた物語。
ズシンと響く、いつまでも記憶に残る素晴らしい映画…
年を取ったら “ああなる” そんな映画です。
娘役がハネケ映画でお馴染みイザベル・ユペール。
かつての教え子役でフランス人ピアニスト、
アレクサンドロ・タロー本人が出ていて
ピアノを弾くシーンがある…少しですが。
ジャン=ルイ・トランティニアン
かつてはカミソリのような二枚目俳優も年を取ったなぁ。
で…本日の話題ですが、老婦人役のエマニュエル・リヴァ。
どこかで聞いた名前…思い出した。
映画「Hiroshima Mon Amour」(1959年・日/仏)
“ヒロシマ・モナムール” そうだ!あの人!
邦題「二十四時間の情事」
原作・脚本:マルグリット・デュラス
監督:アラン・レネ
初めて観たのは学生時代ですが、
録画してあったので観直した。
この人…すごくキレイ、そしてエレガント!
いかにもフランスの一流の女優という風格。
でも…年を取ると “ああなる”
仕方ないけど、気品と面影はある。
日本人建築家役の岡田英次。
「砂の女」(1964年)のイメージが強いですが、
堂々と海外の俳優と渡り合える、
今の日本の俳優には見られない存在感!
https://www.youtube.com/watch?v=CLts830aLlw
女「私、広島で何もかも見たわ」
男「君は何も見ちゃいない」
戦後10年ちょっとの広島の風景。
さすがはマルグリット・デュラス & アラン・レネ。
よくぞ撮影、映画ににしてくれた!
現在ではでは “ヌーヴェル・ヴァーグの最も重要な映画の一つ”
高い評価を得ている傑作です。
たまには有名どころ…というよりも
10度のグラミー賞に輝く “超一流” 女性シンガー!
シカゴのファンク・バンド “ルーファス” のリード・ヴォーカル
Chaka Khan チャカ・カーン
正式にはアフリカ言語で “シャカ=炎 or 赤” と発音するようです。
https://www.youtube.com/watch?v=IzUIpOr1ssM
ルーファスで活動しつつ、
1978年 1stソロ・アルバム「Chaka」リリース
邦題「恋するチャカ」
ド肝を抜かれたA面1曲目「I'm Every Woman」(米・21位)
圧倒的な歌唱力…スゲェ!(驚)
プロデュース・アレンジ:アリフ・マーディン
作詞・作曲:N・アシュフォード & V・シンプソン
こちらも超一流!
日本のラジオでもヘヴィ・ローテーション!
1993年 映画「ボディガード」のサントラで
絶頂期のホイットニー・ヒューストンがこの曲をカヴァー。
https://www.youtube.com/watch?v=H7_sqdkaAfo
チャカ・カーンの存在が横綱級なので
(カヴァーは)止めた方がいい…批判もあったようです。
バック・コーラスに母親のシシー・ヒューストン!(憧)
PV…ちらっとチャカ・カーンとヴァレリー・シンプソンが出ている。
ホイットニーは線が細いですが、歌は絶品…声量申し分なし!
アレンジや雰囲気をがらりと変えていてオシャレ!
これはこれであり…?!
当時、リアルタイムで聴いていて
“いい曲だなぁ” と思っていました。
若くして亡くなったのは残念ですね。
聴き比べてみれば、いかがでしょうか?
ニュージャージー出身の5人組R&B・ディスコ・グループ
Street People ストリート・ピープル
https://www.youtube.com/watch?v=FJ19IRBgB9k
「Never Get Enough Of Your Love」
(1975年・米ブラック98位/米ディスコ5位)
うわっ!ナイスなダンス・ナンバー…カッコいい!
泣きのメロディ ヴォーカル コーラス…たまんねぇ!(涙)
リズム・ギター→鳥肌モノ!
NYのVigor Records
De-Lite Records傘下のレーベル(たぶん?)
1972〜93年まで存在したようです。
作者はニュージャージー出身のレイ・ダルージュ。
数多くのソウル&ディスコ音楽を手掛けるソングライター。
シンガーでアレンジャー、プロデューサーでもある。
“無知は罪”
これまで知らなかった、優れたグループが山ほどいる。
ほんと層が厚い…アメリカはとても広いなぁ!
2013年に結成されたロンドンのソウル・グループ
Ephemerals エフェメラルズ
https://www.youtube.com/watch?v=nps7QkbE60M
「Things」(2014年)
新しいグループ…音楽性が高い!(驚)
ソウル ジャズ ファンク アフロ…プラスα
評価の高いグループのようですね。
ヴォーカルのウォルフガング・ヴァルランはフランス系アメリカ人
ヨーロッパ的なエレガントなムード…オシャレ!
Colemine Records
2007年設立のオハイオ州ラブランドにあるレーベル。
インストゥルメンタルが多いようですが、歌モノもある。
1stアルバム「Nothing Is Easy」(2014年)
1曲目がこの曲。
このアルバムはドイツのファンク・レーベル
“Mocambo” からリリースされたようです。
新しいんだけど、ヴィンテージでクラシックなアナログ感が漂っている。
今の時代にこのアプローチはちょっとビックリですが
基本は抑えつつ、新しいものを加味していく…いいですね!
https://www.youtube.com/watch?v=qBEG6_ARrmI
4曲目「Easy Ain't Nothin 」 ちょっとヤバい!(焦)
ものすごく寒い日がありますが、
春の陽気に誘われてこんな曲で踊ろう…軽快なダンスナンバー!
https://www.youtube.com/watch?v=Dadrg7T8wGA
Step By Step「I Always Wants To Be In The Band」(1977年)
“オレはこのバンドに入りたいんや”
Step By Step 一歩一歩
いい感じの名前がついたミルウォーキー出身の12人組ファンク・バンド!
ジャケットを見るとかなり若い…ティーン・エイジャー?
ミルウォーキーはミシガン湖に面したシカゴのすぐ北側。
ヴォーカル リズム・ギター コーラス ホーン・セクション…めっちゃファンキー!(嬉)
実力がありそうですが、アルバムはこれ1枚のみ…この曲はB面1曲目。
レコード会社はNYのシカゴ・ソウルの名門老舗レーベル “ブランズウィック”
ボウリング場とは関係がないようです…よくわかりませんが?!
クライディーン・ジャクソンと読むのかな?
3人組ソウル・グループ “Gravity 180” の
リード・シンガーとして知られていますが、
ロッド・スチュワート、マイケル・マクドナルド、パティ・ラヴェル…
数多くの有名アーティストのアルバムに
バック・ヴォーカルで参加している。
1stアルバム「Fresh」(1975年)
Crossover Records レイ・チャールズのレーベル。
プロデュースもレイ・チャールズ。
https://www.youtube.com/watch?v=gIxi9ZqOzAw
B面4曲目「I Need Your Love」
ものすごくモダン…この洗練度はヤバい!(汗)
ピアノ ストリングス 管楽器…アレンジ完璧〜絶品!
作者は彼女自身…優れたソングライターでもある。
なんだろうな?
上手い表現が見つかりませんが、
この感じって、なかなか出せないように思う。
実力派…卓越した能力の持ち主ですね!(溜息)
映画は観る時期によって印象が違う。
その時の心境や微妙な好みの変化、気候や体調なども関係する。
映画「パターソン」(2016年・米/独/仏)
脚本・監督:ジム・ジャームッシュ
今こんな映画が観たいなぁ…ジャストな映画…優しい◎
ジム・ジャームッシュ監督
日本の文化や映画に影響を受けている。
小津安二郎の映画を観ているかのような感覚。
フォレスト・ウィティカー主演「ゴースト・ドッグ」(1999年)
日本の武士道が基調になっている映画を思い出した。
映画「パターソン」主演:アダム・ドライバー
ホアキン・フェニックスと並んで最も好きな俳優…長身&声がいい!
ニュージャージー州パターソンという街で
パターソンという名のバス運転手の一週間の物語。
https://www.youtube.com/watch?v=AM3xbXxf00o
これといった特徴のない街で、何かが起きるわけではない。
規則正しく朝起きてシリアルの朝食、黙々とバスの乗務をこなす毎日。
静かな男…趣味は詩を書くこと…淡々と時間が経過する。
愛する妻と愛犬イングリッシュ・ブルドッグとの生活。
夜は犬の散歩とドクの店で一杯のビールを飲む。
妻役はイラン出身のゴルシフテ・ファラハニ。
この人…超キレイ&カワイイ!
インテリアにファッション、絵画に料理に音楽…
好奇心旺盛なアート系、活発で上昇志向がある。
主人公とは真逆の性格だが互いを思いやり、とても上手くいっている。
愛犬マーヴィン…ちょっと暴れるけど抜群の存在感(笑)
演技力があって(驚)いい味を出している。
しばしば挿入される双子のイメージ、詩のナレーションに
詩の文字を画面に出したグラフィック…美術に映像、
アンビエント・ミュージックのような静かな音楽が素晴らしい。
永瀬正敏が大阪から来た旅行者で出てくる。
彼も詩の愛好家で「パターソン」という詩集がある
ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの足跡を巡る旅の途中。
唐突に登場するけど(笑)しみじみとした会話が胸を打つ。
ジャームッシュ&永瀬といえば「ミステリー・トレイン」(1989年)
工藤夕貴とメンフィスを訪れた旅行者の役が忘れられない。
地味な映画なので、万人受けするとは思えないけど
細部を確認しつつ、何度でも観たくなる。
常に手元に置いておきたい、僕にとって愛すべき映画になった。
軽快なダンス・ナンバー…今の季節にぴったり!
Rare Pleasure(レア・プレジャー)「Let Me Down Easy」(1976年)
https://www.youtube.com/watch?v=u_U3LL7HaT0
ニュージャージーのローカル・レーベル、CHERI Records
シングルのみ発売されたようです。
めっちゃモダン…よくできている…素晴らしい!(感涙)
Rare Pleasureは男性のみのソウル・グループ(たぶん)
この曲は、女性ヴォーカル、サンディ・バーバーを加えた
ソングライター&プロデューサー、
デヴィッド・ジョーダンのプロジェクトのようです。
https://www.youtube.com/watch?v=HSwda46cNMg
1998年、NYの世界的クラブDJ/プロデューサー
デヴィッド・モラレスによってハウス・リミックス…うーん、なるほど!
僕はクラブ・ミュージックには疎いですが、これはいいぞ!
昨年10月、来日中に麻薬所持のため福岡で逮捕されたり、
いろいろとお騒がせ、賑やかな人のようですね?!
本日は快晴…抜けるような淡青の空…気候が良くなってきました。
何かいいことありそうな予感…?
特になさそうですが、前向きな気持ちになりますね!
気分はゆったり…スウィート&メロウ・サウンド!
https://www.youtube.com/watch?v=wiLRxqRcXLs
The Fuzz「I Love You For All Season」(1971年・米21位/米R&B10位)
ワシントンDC出身の3人組ガールズ・ソウル・グループ
The Fuzzのデビュー・シングル。
作者はメンバーのシェイラ・ヤング(Sheila Young)
CALLA Records NYのブラック・ソウル・レーベル。
1965年から77年まであったようです。
The Fuzzは1972年に解散。
1990年代に再結成し、メンバーの死などを経て
現在も活動しているようです。
ベスト盤のCDが出ている。
BGMで流すとオシャレな気分になる…買おうかな?
Daybreak 夜明け
素敵なグループ名ですね!
ニュージャージー出身のソウル・グループ。
ノーザン・ソウルというとアメリカの北エリア、
ボストン ニューヨーク フィラデルフィア シカゴ デトロイト…
このあたりですね。
https://www.youtube.com/watch?v=1JuJ02OXbU8
Daybreak「I Need Love」(1977年)
春風のような心地良いサウンド…洗練されている!(嬉)
ギター・カッティング…抜群のセンス!
プロデュースはNYの大御所、パトリック・アダムズ。
PAP Recordsは彼の持つレーベル。
作者はケネス・シモンズ…リード・ヴォーカルの人のようです。
この曲は「Everything Man」のB面。
https://www.youtube.com/watch?v=7T20SuBHqpQ
いい曲だけど、“演歌調こぶし”(笑)
僕の好みからいえば、少々ヘヴィ?
もう少し “サラサラ” “薄味” な感じが好きなんですが…(笑)
1970年代ディスコ・ミュージックは楽しいけれど
“濃いなぁ” ギラギラ&コテコテ…大げさなので少々しんどい!
でも…このあたりはいいぞ!
https://www.youtube.com/watch?v=fKni4PUSxu4
シェリル・バーデルと読むのかな?
「Giving It All To You」(1978年)
“私のすべてをあなたに捧げるわ” うーん、なるほど!
詳しくはわかりませんが、
この人はノーザン・ソウルのくくりで出てくるので
シカゴあたりのシンガーだと思われる。
EM.T Recordsについては不明。
世界屈指のディスコ・マニア(そんな人がいるんだ?)
アル・ケントが選んだ1970年代ベスト・ディスコ・ミュージック
5枚組CDが出ていますが、1枚目の1曲目がこの曲。
ですから、相当評価の高い曲だと思われる。
https://www.youtube.com/watch?v=Xp5NFXATuio
この人には “Fall In Love” という曲があって
オムニバス・アルバム「The Real Sound Of Chicago」
(2009年)に入っている。
歌に “品” がある…かなりの逸材!
では、失礼して部屋で一人で踊ります!(笑)