in my room

静かなパラダイス

フランシス・ハ…

2019年03月30日 | Weblog

ノア・バームバック…好きな現役の映画監督の一人
映画「フランシス・ハ」(2012年・米)
原題「Frances Ha」



コメディ・タッチのモノクロ映画。
20代の女性が観れば、
等身大の主人公に共感を覚えて “グッ” とくるかも?!

https://www.youtube.com/watch?v=RpmztXpK1kk&t



フランソワ・トリュフォーにオマージュを捧げた映画。
劇中の音楽もジョルジュ・ドルリュー作曲の
トリュフォー映画でお馴染みの曲が使われている。
パリに行くシーンがあるけど、
トリュフォーを追いかけた映画ではない。

疾走するシーンやデヴィッド・ボウイ「モダン・ラブ」は
レオス・カラックスへのオマージュですね。



主人公でこの映画の共同脚本がグレタ・ガーウィグ。
最近では映画監督として高く評価されている。
私生活ではノア・バームバック監督の奥さん。
ケイト・ウィンスレットに似た雰囲気があるけど、
ドイツ系なので身体がゴツい!
演技が少々わざとらしく、それほど魅力を感じない…
コメディは演じるのが難しい。



NYでプロのダンサーを目指す27歳の主人公フランシス。
予期せぬ事態の連続、不器用で思うように進まない人生。
とりあえず元気を出して行きますか…そんな映画。
“フランシス・ハ”  変な名前だけどラストで種明かし…
ここはすごく上手い!



駆け出しのアダム・ドライバーが出ていて
自然な演技で個性が光る…今や最高の俳優!

https://www.youtube.com/watch?v=UwiGpIlS4dA

デヴィッド・ボウイ「モダン・ラブ」(1983年)
劇中、そしてエンディングで流れる…ビビッと痺れます!

 


鼻歌ソング Best 1…

2019年03月28日 | Weblog

暖かい!気候がよくなってきました!(嬉)
ウォーキングに自転車…とりあえず外に飛び出そう…
という気分になってくる!
鼻歌を歌いながら街や公園をブラブラするだけなんですが…

本日はワタシの “鼻歌ソング Best 1” (笑)
僕が考える “いい曲の定義” は鼻歌で口ずさめる曲なのです。



https://www.youtube.com/watch?v=Cc1QzIWWIrc

Boys Town Gang ボーイズ・タウン・ギャング
「Can't Take My Eyes Off You」(1982年)
邦題「君の瞳に恋してる」

コミック・バンドですか?(笑)
ゲイ丸出しの二人のお兄さんが強烈すぎて
しかもコーラスではなく、ゆる〜く踊っているだけ…(笑)
歌のお姉さんが目立たない!
こんな不思議なグループ見たことない…でも、癒される!(笑)

Boys Town サンフランシスコ ゲイ・タウン
歴史的名曲をディスコ・アレンジでカヴァー…日本で大ヒット!
イギリスでもヒットしたそうですが、
本国アメリカではダメだったみたいですね?!(笑)



https://www.youtube.com/watch?v=J36z7AnhvOM

オリジナルはフォーシーズンズのフランキー・ヴァリが
ソロで出したスマッシュ・ヒット!(1967年・米2位)
数多くのシンガーに歌い継がれているスタンダード・ナンバー。
珠玉のラブ・ソング…現在でも映画やドラマで耳にする。
管楽器に手拍子…アレンジが素晴らしい!(涙)

作者はフォーシーズンズの数々のヒット曲を生みだした
プロデューサー&ソングライターのボブ・クルーと
メンバーのボブ・ゴーディオ…有能!(憧)



中学生の頃、この曲が好きで
学校の成績には結びつかなかったけど
歌詞を覚えて英語の勉強をしていました。
というわけで、この曲が “鼻歌ソング Best 1” なのです。
2番目がビートルズの “あの曲” ですね。

今でもフル・コーラス歌えます。
いい曲ですね!

 


エマニュエル・リヴァ…

2019年03月26日 | Weblog



ミヒャエル・ハネケ脚本・監督「愛、アムール」
原題「Amour」(2012年・オーストリア/仏/独)
出演:ジャン=ルイ・トランティニアン エマニュエル・リヴァ
   イザベル・ユペール 他

https://www.youtube.com/watch?v=626RPRSHPn0

年老いた音楽家夫婦の “究極の愛” を描いた物語。
ズシンと響く、いつまでも記憶に残る素晴らしい映画…
年を取ったら “ああなる” そんな映画です。
娘役がハネケ映画でお馴染みイザベル・ユペール。

かつての教え子役でフランス人ピアニスト、
アレクサンドロ・タロー本人が出ていて
ピアノを弾くシーンがある…少しですが。



ジャン=ルイ・トランティニアン
かつてはカミソリのような二枚目俳優も年を取ったなぁ。
で…本日の話題ですが、老婦人役のエマニュエル・リヴァ。
どこかで聞いた名前…思い出した。



映画「Hiroshima Mon Amour」(1959年・日/仏)
“ヒロシマ・モナムール” そうだ!あの人!
邦題「二十四時間の情事」
原作・脚本:マルグリット・デュラス
監督:アラン・レネ

初めて観たのは学生時代ですが、
録画してあったので観直した。
この人…すごくキレイ、そしてエレガント!
いかにもフランスの一流の女優という風格。



でも…年を取ると “ああなる” 
仕方ないけど、気品と面影はある。
日本人建築家役の岡田英次。
「砂の女」(1964年)のイメージが強いですが、
堂々と海外の俳優と渡り合える、
今の日本の俳優には見られない存在感!

https://www.youtube.com/watch?v=CLts830aLlw
女「私、広島で何もかも見たわ」
男「君は何も見ちゃいない」

戦後10年ちょっとの広島の風景。
さすがはマルグリット・デュラス & アラン・レネ。
よくぞ撮影、映画ににしてくれた!
現在ではでは “ヌーヴェル・ヴァーグの最も重要な映画の一つ”
高い評価を得ている傑作です。

 


Chaka Khan…

2019年03月19日 | Weblog

たまには有名どころ…というよりも
10度のグラミー賞に輝く “超一流” 女性シンガー!



シカゴのファンク・バンド “ルーファス” のリード・ヴォーカル
Chaka Khan チャカ・カーン
正式にはアフリカ言語で “シャカ=炎 or 赤” と発音するようです。



https://www.youtube.com/watch?v=IzUIpOr1ssM

ルーファスで活動しつつ、
1978年 1stソロ・アルバム「Chaka」リリース
邦題「恋するチャカ」
ド肝を抜かれたA面1曲目「I'm Every Woman」(米・21位)
圧倒的な歌唱力…スゲェ!(驚)



プロデュース・アレンジ:アリフ・マーディン
作詞・作曲:N・アシュフォード & V・シンプソン
こちらも超一流!
日本のラジオでもヘヴィ・ローテーション!



1993年 映画「ボディガード」のサントラで
絶頂期のホイットニー・ヒューストンがこの曲をカヴァー。




https://www.youtube.com/watch?v=H7_sqdkaAfo

チャカ・カーンの存在が横綱級なので
(カヴァーは)止めた方がいい…批判もあったようです。
バック・コーラスに母親のシシー・ヒューストン!(憧)
PV…ちらっとチャカ・カーンとヴァレリー・シンプソンが出ている。

ホイットニーは線が細いですが、歌は絶品…声量申し分なし!
アレンジや雰囲気をがらりと変えていてオシャレ!
これはこれであり…?! 
当時、リアルタイムで聴いていて
“いい曲だなぁ” と思っていました。
若くして亡くなったのは残念ですね。

聴き比べてみれば、いかがでしょうか?

 


Street People…

2019年03月18日 | Weblog



ニュージャージー出身の5人組R&B・ディスコ・グループ
Street People ストリート・ピープル

https://www.youtube.com/watch?v=FJ19IRBgB9k

「Never Get Enough Of Your Love」
(1975年・米ブラック98位/米ディスコ5位)

うわっ!ナイスなダンス・ナンバー…カッコいい!
泣きのメロディ ヴォーカル コーラス…たまんねぇ!(涙)
リズム・ギター→鳥肌モノ!



NYのVigor Records
De-Lite Records傘下のレーベル(たぶん?)
1972〜93年まで存在したようです。



作者はニュージャージー出身のレイ・ダルージュ。
数多くのソウル&ディスコ音楽を手掛けるソングライター。
シンガーでアレンジャー、プロデューサーでもある。



“無知は罪”
これまで知らなかった、優れたグループが山ほどいる。
ほんと層が厚い…アメリカはとても広いなぁ!

 


Ephemerals…

2019年03月17日 | Weblog

2013年に結成されたロンドンのソウル・グループ
Ephemerals エフェメラルズ



https://www.youtube.com/watch?v=nps7QkbE60M
「Things」(2014年)

新しいグループ…音楽性が高い!(驚)
ソウル ジャズ ファンク アフロ…プラスα
評価の高いグループのようですね。
ヴォーカルのウォルフガング・ヴァルランはフランス系アメリカ人
ヨーロッパ的なエレガントなムード…オシャレ!



Colemine Records
2007年設立のオハイオ州ラブランドにあるレーベル。
インストゥルメンタルが多いようですが、歌モノもある。



1stアルバム「Nothing Is Easy」(2014年)
1曲目がこの曲。

このアルバムはドイツのファンク・レーベル
“Mocambo” からリリースされたようです。
新しいんだけど、ヴィンテージでクラシックなアナログ感が漂っている。
今の時代にこのアプローチはちょっとビックリですが
基本は抑えつつ、新しいものを加味していく…いいですね!

https://www.youtube.com/watch?v=qBEG6_ARrmI

4曲目「Easy Ain't Nothin 」 ちょっとヤバい!(焦)

 


Step By Step…

2019年03月15日 | Weblog

ものすごく寒い日がありますが、
春の陽気に誘われてこんな曲で踊ろう…軽快なダンスナンバー!



https://www.youtube.com/watch?v=Dadrg7T8wGA
Step By Step「I Always Wants To Be In The Band」(1977年)

“オレはこのバンドに入りたいんや”

Step By Step 一歩一歩
いい感じの名前がついたミルウォーキー出身の12人組ファンク・バンド!
ジャケットを見るとかなり若い…ティーン・エイジャー?



ミルウォーキーはミシガン湖に面したシカゴのすぐ北側。
ヴォーカル リズム・ギター コーラス ホーン・セクション…めっちゃファンキー!(嬉)
実力がありそうですが、アルバムはこれ1枚のみ…この曲はB面1曲目。



レコード会社はNYのシカゴ・ソウルの名門老舗レーベル “ブランズウィック”
ボウリング場とは関係がないようです…よくわかりませんが?!

 


Clydene Jackson…

2019年03月13日 | Weblog

クライディーン・ジャクソンと読むのかな?



3人組ソウル・グループ “Gravity 180” の
リード・シンガーとして知られていますが、
ロッド・スチュワート、マイケル・マクドナルド、パティ・ラヴェル…
数多くの有名アーティストのアルバムに
バック・ヴォーカルで参加している。



1stアルバム「Fresh」(1975年)
Crossover Records レイ・チャールズのレーベル。
プロデュースもレイ・チャールズ。

https://www.youtube.com/watch?v=gIxi9ZqOzAw
B面4曲目「I Need Your Love」

ものすごくモダン…この洗練度はヤバい!(汗)
ピアノ ストリングス 管楽器…アレンジ完璧〜絶品!
作者は彼女自身…優れたソングライターでもある。



なんだろうな?
上手い表現が見つかりませんが、
この感じって、なかなか出せないように思う。
実力派…卓越した能力の持ち主ですね!(溜息)

 


Paterson…

2019年03月12日 | Weblog



映画は観る時期によって印象が違う。
その時の心境や微妙な好みの変化、気候や体調なども関係する。
映画「パターソン」(2016年・米/独/仏)
脚本・監督:ジム・ジャームッシュ
今こんな映画が観たいなぁ…ジャストな映画…優しい◎



ジム・ジャームッシュ監督
日本の文化や映画に影響を受けている。
小津安二郎の映画を観ているかのような感覚。
フォレスト・ウィティカー主演「ゴースト・ドッグ」(1999年)
日本の武士道が基調になっている映画を思い出した。



映画「パターソン」主演:アダム・ドライバー
ホアキン・フェニックスと並んで最も好きな俳優…長身&声がいい!
ニュージャージー州パターソンという街で
パターソンという名のバス運転手の一週間の物語。

https://www.youtube.com/watch?v=AM3xbXxf00o

これといった特徴のない街で、何かが起きるわけではない。
規則正しく朝起きてシリアルの朝食、黙々とバスの乗務をこなす毎日。
静かな男…趣味は詩を書くこと…淡々と時間が経過する。
愛する妻と愛犬イングリッシュ・ブルドッグとの生活。
夜は犬の散歩とドクの店で一杯のビールを飲む。



妻役はイラン出身のゴルシフテ・ファラハニ。
この人…超キレイ&カワイイ!
インテリアにファッション、絵画に料理に音楽…
好奇心旺盛なアート系、活発で上昇志向がある。
主人公とは真逆の性格だが互いを思いやり、とても上手くいっている。



愛犬マーヴィン…ちょっと暴れるけど抜群の存在感(笑)
演技力があって(驚)いい味を出している。

しばしば挿入される双子のイメージ、詩のナレーションに
詩の文字を画面に出したグラフィック…美術に映像、
アンビエント・ミュージックのような静かな音楽が素晴らしい。



永瀬正敏が大阪から来た旅行者で出てくる。
彼も詩の愛好家で「パターソン」という詩集がある
ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの足跡を巡る旅の途中。
唐突に登場するけど(笑)しみじみとした会話が胸を打つ。

ジャームッシュ&永瀬といえば「ミステリー・トレイン」(1989年)
工藤夕貴とメンフィスを訪れた旅行者の役が忘れられない。

地味な映画なので、万人受けするとは思えないけど
細部を確認しつつ、何度でも観たくなる。
常に手元に置いておきたい、僕にとって愛すべき映画になった。

 


Let Me Down Easy…

2019年03月09日 | Weblog

軽快なダンス・ナンバー…今の季節にぴったり!
Rare Pleasure(レア・プレジャー)「Let Me Down Easy」(1976年)



https://www.youtube.com/watch?v=u_U3LL7HaT0

ニュージャージーのローカル・レーベル、CHERI Records
シングルのみ発売されたようです。
めっちゃモダン…よくできている…素晴らしい!(感涙)





Rare Pleasureは男性のみのソウル・グループ(たぶん)
この曲は、女性ヴォーカル、サンディ・バーバーを加えた
ソングライター&プロデューサー、
デヴィッド・ジョーダンのプロジェクトのようです。



https://www.youtube.com/watch?v=HSwda46cNMg

1998年、NYの世界的クラブDJ/プロデューサー
デヴィッド・モラレスによってハウス・リミックス…うーん、なるほど!
僕はクラブ・ミュージックには疎いですが、これはいいぞ!

昨年10月、来日中に麻薬所持のため福岡で逮捕されたり、
いろいろとお騒がせ、賑やかな人のようですね?!

 


The Fuzz…

2019年03月07日 | Weblog

本日は快晴…抜けるような淡青の空…気候が良くなってきました。
何かいいことありそうな予感…?
特になさそうですが、前向きな気持ちになりますね!
気分はゆったり…スウィート&メロウ・サウンド!



https://www.youtube.com/watch?v=wiLRxqRcXLs
The Fuzz「I Love You For All Season」(1971年・米21位/米R&B10位)

ワシントンDC出身の3人組ガールズ・ソウル・グループ
The Fuzzのデビュー・シングル。
作者はメンバーのシェイラ・ヤング(Sheila Young)



CALLA Records NYのブラック・ソウル・レーベル。
1965年から77年まであったようです。
The Fuzzは1972年に解散。
1990年代に再結成し、メンバーの死などを経て
現在も活動しているようです。



ベスト盤のCDが出ている。
BGMで流すとオシャレな気分になる…買おうかな?

 


Daybreak…

2019年03月05日 | Weblog

Daybreak 夜明け
素敵なグループ名ですね!



ニュージャージー出身のソウル・グループ。
ノーザン・ソウルというとアメリカの北エリア、
ボストン ニューヨーク フィラデルフィア シカゴ デトロイト…
このあたりですね。



https://www.youtube.com/watch?v=1JuJ02OXbU8
Daybreak「I Need Love」(1977年)

春風のような心地良いサウンド…洗練されている!(嬉)
ギター・カッティング…抜群のセンス!



プロデュースはNYの大御所、パトリック・アダムズ。
PAP Recordsは彼の持つレーベル。
作者はケネス・シモンズ…リード・ヴォーカルの人のようです。
この曲は「Everything Man」のB面。

https://www.youtube.com/watch?v=7T20SuBHqpQ

いい曲だけど、“演歌調こぶし”(笑)
僕の好みからいえば、少々ヘヴィ?
もう少し “サラサラ” “薄味” な感じが好きなんですが…(笑)

 


Cheryl Berdell…

2019年03月01日 | Weblog

1970年代ディスコ・ミュージックは楽しいけれど
“濃いなぁ” ギラギラ&コテコテ…大げさなので少々しんどい!
でも…このあたりはいいぞ!



https://www.youtube.com/watch?v=fKni4PUSxu4

シェリル・バーデルと読むのかな?
「Giving It All To You」(1978年)
“私のすべてをあなたに捧げるわ” うーん、なるほど!

詳しくはわかりませんが、
この人はノーザン・ソウルのくくりで出てくるので
シカゴあたりのシンガーだと思われる。
EM.T Recordsについては不明。



世界屈指のディスコ・マニア(そんな人がいるんだ?)
アル・ケントが選んだ1970年代ベスト・ディスコ・ミュージック
5枚組CDが出ていますが、1枚目の1曲目がこの曲。
ですから、相当評価の高い曲だと思われる。



https://www.youtube.com/watch?v=Xp5NFXATuio

この人には “Fall In Love” という曲があって
オムニバス・アルバム「The Real Sound Of Chicago」
(2009年)に入っている。

歌に “品” がある…かなりの逸材!
では、失礼して部屋で一人で踊ります!(笑)