脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

私のちょっとした組織論

2018-05-05 | Weblog

日本人は難しい英語を使いすぎる。例えばスポーツで集中しろと言う時「concentrate!」と言っていたが、しかしこれは言いにくい。私も競技者時代言われた言葉だが、集中しろは「Focus on!」だ、そのほうが言いやすいと思う。その他「虫」と言う言葉も「bugs」ではなく「insect」と言うらしいが学校でそのように習うせいか難しい単語をつかう。日本人は難しい単語を使うが、でも英語は文法じゃないと言うのは負け惜しみだ。根拠があっていうのならそれなりの理由があるのだろうが、しかしそうでなければそういう人間はたいていできない話せない、話せないから文法のせいにしているのだろう。最近英会話のテキストを探しに本屋に行くことがあるのだが、一番多くあるのがフレーズ集だ。こんなものおぼえてどうなるんだろうとさえ思うのだが、その場面での会話集などと言うのがあって、道を聞くと時とか買い物でとかそういうシチュエーションでの決まったフレーズがのっているのだが、しかしそれをおぼえたからと言って相手が必ずそう答えるとは限らない、おまけに英語がわかりませんとか、日本語がわかる人いませんかと言うようなフレーズもあるのだからこれでは何のための本かわからない。英語のプロが選ぶワースト教材で最も多くあがっていたのがスピードラーニングと言うフレーズ集だが、まさにこれはフレーズ集は役に立たないということを言っているのだと思う。英語は文法が大事である。特に中学3年ぐらいまでの文法は話すためには最低限必要な文法で、これぐらいの文法力がなければ会話に実際にはは入って行けないので相手にされない。本当に英語をおぼえてコミュニケーションをとりたければ中学英語はマスターすべきだ。

これからスポーツではさらに間違いなく英語力が問われる。ボクシングでもそうだが、これからは学問的な考察がより必要になってくる。確かにコツをどう伝えるかと言う点では感を伝えるわけだから競技をしていたほうが有利であろうが、しかしトレーニングやメンタルの強化そして一般の人たちもジムで競技しているのだから、アンチエイジングやけがの防止、そして群れの秩序をどう守りよくしていくかはスポーツ科学や心理学と言った学問の問題であり、いろいろな側面からボクシングやその組織と言うものを見ていく必要があるような時代になった今、俺は何とかチャンピオンだという小さな肩書だけでは通用しない、きちんとその世の中のレベルにあわせることが必要である。私自身スポーツクラブを経営し管理しているが、ここにはいろいろな人が在籍しているので、中高生のクラブ程度の考え方では、群れがうまくまとまっていかない。群れの秩序を保ち雰囲気をよくするためには、まず哲学的な考え方を浸透させてCreed(信条)をもつこと、そして言葉の質をあげてそういうことが理解できる会員を集める。さらにそこで楽しく安心してトレーニングをしてもらうため、雰囲気をよくするために心理学の勉強をしたのだが、その時参考にしたのがアドラー心理学、論文は日本語ではないので英語のものを読んだのだが、かなり参考にさせてもらったと思う。よく会員の人がうちのクラブは雰囲気がいいと言ってくれる。中には子供がいい影響を与えられるからここに来させてくれている人たちもいるが、それは私がただ単にアウトローお断りと人選しているからではなく、しっかりと考えて運営しているからである。ジムは学校と言う特定された場所ではなく、社会に開かれた場である。指導者がいくらあいさつしろとか礼儀と言っても体育会程度の常識が正しい、その上言葉がつたない、無知ではまともな人間はそこには集まらないであろう。群れを有機的にするためには指導する人はかなり学問をつまなくてはならないと思う。私はこの場をスポーツと言う競技を通して安心できる場、ここで何か成長できる有機的な場として運営させたいと考えているが、そのためにはもっと客観的にいろいろな側面から自分たちを見る必要があり、改善されて行かなくてはならないだろう。英語を理解するということは多くのことが学べる。うちのクラブにはいろいろな社会人から子供が集まるのだから、もっともっといろんなことを知ってさらにここの雰囲気をよくしたいと考えている。さらに雰囲気をよくすることでトレーナーたちが教えやすくなるし、楽しくなる。そういったことは相互関係をよくし、有機的にする。そういうクラブを運営したいと思っている。

 

 


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