まあ、よくわからない人です。
電気グルーヴというテクノバンドのメンバーで、特になにか楽器を弾くでもなく、歌に専念するでもなく、ステージ上で鶏を放して捕まえたり、陶芸をしてみたり、なんかよくわかりませんが「いろんな」ことをしているらしい。
俳優としていつごろから出始めたのかもよく知りませんが、私が印象に残っているのは、映画『ALLWAYS三丁目の夕日』の、氷を売って歩くオジサン役でした。昔の冷蔵庫は中に氷を入れて冷やすタイプだったため。氷がよく売れたんです。これが電気冷蔵庫に取って代わられて、氷が全然売れなくなってしまう。
捨てられている古い冷蔵庫を見ながら、トボトボと歩いていく姿になんとも言えない哀愁があって、この人面白い!と思ったのが最初でした。
厳しい役、怖い役、優しい役。『あまちゃん』の寿司屋の大将みたいな、「よくわからない人」の役から、映画『凶悪』の文字通り凶悪な殺人犯まで、役柄は実に幅広く、ちょっと屈折した感じのある役の方が似合うかもしれません。
映画『シン・ゴジラ』では、タバ作戦を現場で指揮する自衛官の役で、「戦闘だけが花ではない」だったか、そんな感じのセリフが印象的な、良い役でした。
色々な意味で、奥底の深い人のように思われます。よくわからない人だけど、興味を惹かれる人ではあります。
ある意味達観しているようにも感じます。
電気は本当の意味でのテクノの音好きになって欲しいから、ふざけた歌詞で注目されてでも、そこからテクノの音を知って欲しかったらしいですが、それが音楽界では伝わりづらかった気もします。瀧が演奏しない、パフォーマーとしてしか参加していないように見えますが、詞や演出、その他マルチに活動して電気でもいなくてはならない存在だったりします。あっ、演奏してた時期もありますよ?
でも本当に不思議な人ですよね。誰とも自分のまんまで付き合いそうなぐらい、話すテンションはいつも同じ感じで、でもタモリさんとかみたいな感覚ももってる気がします。
超オリジナル磁気って感じの個性に感じちゃいます。
電気グルーヴの方だったとは!
私、一時期シンセサイザーで作曲してたので、シャングリアの音源(伴奏に使うリズムとか)をパクったりしてました☆
でも、電気ネットワークとカンチガイしてて、音楽やりながら、身体もはってるんだと、途中まで思い込んでいましたねー。
ゴールデンボンバーのパフォーマンスもピエールさんが走りだったのかもしれないですねー☆
って、私、俳優さんだとも知らなかったのですけど☆
3丁目の夕日&ゴジラに出てましたっけ。全然記憶にないなー。
でも、いかにも俳優顔してますもんね☆もう少し気を付けてみてみますー☆
しかもこういう他業種から俳優になった人って、専業俳優さんより、俳優がやりたがるやりがいのある役をやるじゃないですか。
専業俳優さんは「なんで…?」と悲しくなったり、怒りを感じたりしないのかなぁ…と。
一応私的には、きっと瀧さんやリリーさんは、「監督にうるさいことを言わない」んじゃないかと想像しているんですけど…。
「オレは、オレは」をしないというか。
もちろん演技力とか、職業芝居の匂いがしないとか、リアルに変人色(狂気)があるとか、理由は色々あるのかもしれないけど…。
なんにせよ、人生って、本当に不思議ですね。
なにか奥側に秘めていそうな怪しさがあって、オリジナリティ溢れる人だなと思いますね。面白いです。
シン・ゴジラでは自衛隊のヘルメットを被って迷彩服を着てますが、よく見ないと顔がわからないかもしれないですね。
斉藤工さんが戦車隊員の役で出てたのは気付きましたか?あと前田敦子ちゃんが冒頭のトンネル事故のシーンにほんの数秒出てます。
そういうもんだ、としか言いようがないです。
でも執着心が無い感じで達観してて、このインタビューが1番分かりやすいです。
https://a.excite.co.jp/News/smadan/E1506480744320/
あと、電気は日本のテクノ界のもはや重鎮です、逆にマニアには好きって言うのもカッコ悪いような評価もありそうですが、テクノの本場ドイツ、オランダでの評価は凄いです。
無機質な電子音ですが、展開に愛を感じたりします。