「声優志望者も業界もアイドルを求めてる」声優・島本須美の危惧 - ライブドアニュース
声優の島本須美が、声優業界における変化などについて語った。現在業界ではアイドル性が求められ、志望者もアイドルに憧れる人が多いそう。だが主役の...
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最近のアニメはほとんど観ないので、あまり偉そうなことは言えませんが。
感じるところを感じるままに書きますと、
最近の声優さんの演技は、皆同じ。
こういうセリフの時は、こういう発声で、こういう感情の時はこういうトーンで。おそらくは声優学校辺りで習った「型」みたいなものがあるのでしょう。皆さんそれに則った演技をするので、どれもこれも全部同じに聴こえるのです。
もちろん、イマドキの声優ファンの皆さんには、ちゃんと区別がつくのでしょう。それはそれで良い事です。
しかし残念ながら、私にはほとんど区別がつかないという、悲しい現実があるわけです。(笑)
故・納谷悟朗氏は、「声優学校が全てをダメにした」と、大変なお怒りだったそうです。思えば声優黎明期から活躍されていた方々はもちろん、声優学校なんてなかった頃の方々は皆、試行錯誤を重ね、何もないところから自分なりの「かたち」を編み出していったわけだし、一人一人が強い個性、というより強いキャラクター性を持ち得ていたように思う。
あくまで私の主観ですが、今の声優さんは、皆「同じところ」に居ようとしているように、私には思える。個性が見えない。昔の声優さんは皆個性的だった。
二枚目演技でも、神谷明さんと森功至さんとでは、全くちがっていたし、二枚目悪役でも、市川治さんと鈴置洋孝さんではまるで演技が違う。
モンスター系悪役の飯塚昭三さん、渡部猛さん、内海賢二さん、それぞれに強烈な個性があった。
美少女系キャラでは、富永みーなと林原めぐみではやはり違う。林原さんなどは比較的最近の方かもしれませんが、この方あたりの年代までは、声優学校出身でもまだ個性があったように思う。
林原さんより後の年代から、個性が感じられなくなった。少なくとも私はそうだ。まあ、そんな簡単に、年代だけで特定できるものでもあるまいが、印象としてはそんな感じ。
みんな同じところにばかりいないで、折角個性的な大先輩方が沢山おられるのだから、これを参考として自分なりのキャラを立ち上げていけば、声優業界も面白くなると思うけどなあ。
例えば、家弓家正さんという声優さんがおられました。私はこの方の大ファンで、この方の吹き替えたクリストファー・リー、というか吸血鬼ドラキュラが大好きでした。
ああいう、格調高くも尚且つ怖い、あんな素晴らしい演技ができる声優さんが、今いるだろうか?少なくとも私には全く思い浮かばないね。
家弓さんの後を継ごうという、意欲ある若者はおらんのか!まったくもう。
まっ、所詮はど素人のつまらん繰り言。べつに聞く耳持たんでもええけど、大先輩の島本須美さんの言には半分でも耳傾ける気持ちを、イマドキの声優さんたちに持っていて欲しいと思うものです。
この前の日曜日、フジテレビ系列で『鬼滅の刃』放送してましたね。私、最初の1時間だけ観て、8時からはNHKにチャンネルを変えました。私にとっては『麒麟』の方が見ごたえありとの判断からです。
その原因の一つに、声優さんたちの演技があったと、申し上げておきます。
鬼滅の声優さんたちのファンの方々には、大変大変大変大変申し訳ないですが、やはり私には、没個性な演技にしか思えない。
本当に大変申し訳ありませんが、これが今の私の
正直な感想です。