風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

永遠の「白い風」

2018-12-31 06:14:36 | ももクロ

 

 

 

 

 

この世に完璧なものなどない、とはいえ、このパターンでの「白い風」はもうないという意味では、これは「最高」であり「完璧」であると云える。

 

間違いない、このときの杏果は「完璧」だった。

ももクロは「最高」だった。

 

しかしももクロはここをも超えて、さらに先を目指して進んで行く。作っては壊し、作っては壊し

そうして前へと進み続ける。

 

なんだかとても、尊い。

 

杏果に、ももクロに、歩み続けるすべての人達に

 

よいお年を。


RAINBOW [Difficult To Cure] 1981

2018-12-30 08:58:26 | 今日のメタル

 

 

 

 

 

せっかくの年末なので(笑)第九続きということで、クラシック大好きリッチー・ブラックモアによりロック・アレンジが施された第九をご紹介。

今日貼ったのは1984年の日本武道館ライヴにて、東京フィルハーモニーオーケストラとの共演による特別ヴァージョン。リッチーのギター・インプロヴィゼーションからオーケストラの演奏に繋がっていくところはカッコイイですねえ。

 

ちなみに曲のタイトル[Difficult To Cure]邦題でいう「治療不可」とは、どんなに手を加えても、オリジナルには敵わないという意味だそうな。ヴェートーベンへのリスペクトを感じさせる発言だと思いますねえ。

 

 

年末のひと時、こんな第九も一興かと。


一万人の第九

2018-12-29 07:07:06 | エンタメ総合

 

 

 

 

 

年末になるとヴェートーベンの「第九」が演奏されるのは日本だけなんです。それはなぜか?

 

それは、楽団員の年越し費用を稼ぐため、と『チコちゃんに叱られる』でやってましたね(笑)

 

 

それはともかく、この演奏は2011年、東日本大震災被災地支援のため、大阪城ホールと宮城学院女子大学の2会場を衛星回線で結び、佐渡裕指揮の下に演奏された「1万人の第九」です。

第九の持つある種の凄まじい構築美は、私に言わせるとヘヴィ・メタルに近いものを感じます。好きなんですよねえ。

 

佐渡裕氏の渾身の指揮、1万人による合唱の荘厳さ。年末の忙しさを一瞬忘れて、堪能していただきたいですねえ。


「ゆく桃くる桃 第2回ももいろ歌合戦」組み分け&曲

2018-12-28 08:56:25 | ももクロ

 

 

 

 

 

今回で4回目になるももクロによる大晦日のカウントダウン企画、「ゆく桃くる桃」。

 

キッカケは2015年の紅白歌合戦にももクロがまさかの落選をしたこと。大晦日のスケジュールが開いてしまい、このままなにもしないのはつまらないしももクロらしくないということで、急遽大晦日に開いている会場を探し開催したのが始まりでした。

 

最初の2年間はトークありバラエティあり、ライヴありのごった煮のような企画でしたが、3年目から「ももいろ歌合戦」を企画、これが好評を博し今回2度目の歌合戦開催と相成ったわけであります。

歌合戦のあとはももクロによるカウントダウンライブ。午前0時丁度にえびぞりジャンプで新年を迎えます。

 

「本家」紅白歌合戦の向こうを張った「攻め」の企画がももクロらしいですねえ。こういうところが好きなんだよなあ。

 

御覧の通り出演者も各世代に亘りバランス良い編成です。なにげにイルカさんとかさだまさしさんとか加山雄三さんとか、大物も揃ってる。いかにも「大物食い」のももクロらしい出演者たちです。

この他「浅草出身の大物師匠」の出演もあるとか。誰だろう?まさか、たっ、たっ……。

 

 

大晦日の新たな風物詩「ゆく桃くる桃」。本家紅白や格闘技、「笑ってはいけない」もいいですが、こちらも見逃せませんなあ。

abemaTVやCSフジテレビNEXT。BS日テレでの放送が決まっています。abemaはテレ朝系列だし、フジテレビに日テレと各局横断だね。

 

 

ちなみにCS時代劇専門チャンネルでは、大晦日は忠臣蔵豪華三本立て。これもいいですねえ。

 

いずれにしろもうすぐ年越し、早いもんだ。


残心

2018-12-27 05:53:05 | エンタメ総合

 

 

 

 

今年の紅白歌合戦、紅組のトリを飾るのは石川さゆり、歌は「天城越え」だそうな。

 

演歌は「日本人の心」などと申しますが、この歌は男女の道ならぬ恋路を歌ったであることは間違いなく、日本人の一般的倫理観からすれば許されぬ話のはず。にもかかわらず、これを日本人の心などと称してよいものだろうか。

 

ただこの歌には、そうした許されぬ恋慕の情に堕ちた者たちへの、そこはかとない「哀れみ」を感じさせるものがある。決して許されぬ道へと走ってしまった者たちへの哀れみの情。

 

許してはならない、でも哀れではある。この点こそが「日本人の心」なのだろうか。

 

いずれにしろ、「大人」の情の世界、ですねえ。

 

美しくも哀しき大人の情。それがこの曲を名曲たらしめているのでしょう。

 

 

近頃は人の過ちを責めるだけ責めて、憐憫も何も感じない人たちが多いようです。日本人の情緒は一体どこへ行ったんでしょうねえ。

 

なんてことを言うと私が責められるかな(笑)

 

 

 

サビを歌った後、手をぐぐぐっと伸ばしてなにかを追うようなしぐさをするでしょ。これが好きなんですよね。「残心」とでも云ったらいいか。全身全霊を傾けて歌っているその想いが伝わってきます。

 

この歌手にしてこの名曲あり。

 

 

あっ、でも紅白は観ませんけどね。大晦日は「行く桃来る桃、ももいろ歌合戦」とそのあとのももクロカウントダウンライブで決まりですから(笑)

もう地上波の時代じゃない。

 

 


『ももいろクローバーZ 10th ANIVERSARY [THE DIAМOND FOUR] in 桃響導夢』 Day2編「TDFの覚悟」

2018-12-25 09:42:56 | ももクロ












ももクロの4人を表す新たな表現「THE DIAМOND FOUR」。


私はこの表現が今一つしっくりきませんでした。



4人を称賛しようとする意図はわかりますが、ももクロは最初から4人だったわけではない。そうしたももクロの過去を、歴史を


忘れてしまえ!


とでも云うのだろうか?



そうしたモヤモヤを抱えたまま観たライヴ・ヴィデオでしたが、ライヴの冒頭で

そんな私の想いは綺麗に消し飛んでしまった。





ライヴの冒頭、ステージのバックに6枚のスクリーンがせりあがってくる。


えっ、6枚!?


そう、4枚ではなく6枚なんです。



これを見た瞬間、うわ!あつのりん(ステージ演出、佐々木敦規)にやられた!(笑)



と思いましたね。



この6枚のスクリーンのうち、両端の2枚は半分隠れてよく見えない。一見するとスクリーンは4枚だけのように見える。でもそこにはちゃんと6枚のスクリーンがある。



これは、ステージに立っているのは4人だけれども、その4人を両脇からそっと支えている2人がいる。という表現。


そこに気付いたとき、もう涙です。チクショウ、あつのりんめ!



そのとき、「THE DIAМOND FOUR」の意味するところが理解できたのです。




ステージに立っているのは、百田夏菜子、玉井詩織、佐々木彩夏、高城れにの4人。でもこの2人を、早見あかりと有安杏果が支えている。


いや、というより、4人が辞めていった2人の想い、「魂」を受け継いでいるのだ、と解釈すべきだろうか。



いずれにしろ、この4人はこれまでのももクロが歩んできた歴史を背負ってステージに立っている。決して過去を捨ててはいない。



それだけではありません。この4人を支えているのは辞めていった2人だけじゃない。ももクロサウンドを支えるバンド・メンバーがいて、多くのスタッフ、裏方、関係者がいて、そしてなにより


たくさんのモノノフがいる。


これらの人々が皆で4人を支えている。



だから、DIAМOND FOURはただのDIAМOND FOURじゃない。「TEAМ DIAМOND FOUR」なのだ。


我々はみんなで一つ。チームだ。



そうか、そういうことかと理解できたとき。



私の中のモヤモヤは、雲散霧消していました。








大きな会場であればあるほどに、一人減ったことの寂寥感はより強く迫ってきて、最初は結構きつかった。

「BIONIC CHERRY」で杏果の「喝!」はもう聴けないのかと思ったり、「ゴリラパンチ」はあーりんがメインを引き継いだけれど、やっぱりこの曲は杏果曲だなあと思ったり、ふっきれたつもりでも、どこかで杏果の影を追い求めている自分に気が付いて愕然としたり、

色々気づかされることがあった。



それでも4人は一生懸命前を向いて、ひたすら前進しようとしている。


過去を捨てず、過去を振り返らず、前へ前へと進み続ける。


その姿はとても潔く、ある意味とても


勇ましい。




ライヴの最後、4人がそれぞれに述べる、感謝と決意。


夏菜子の「お前ら全員ついてこい!」に込められた感謝の想い。



私は思う。私はやはり、5人の頃のももクロが一番好き。もうそれを、隠すことも否定することもしない。


でもそれはそれとして、今、現在、4人で頑張っているももクロを推して行こうと。


「TEAМ DIAМOND FOURの」一員として。




ももクロって、素敵です。








ところで、TEAМ DIAМOND FOURを略すと「TDF」になりますが、

この「TDF」、実はウルトラセブンにも関係があるんです。


主人公モロボシダンが所属するウルトラ警備隊の上部組織は「地球防衛軍」です。地球防衛軍は宇宙人の侵略から武力を持って地球を防衛する機構ですが、この地球防衛軍


略すと「TDF」になるんです。


ウルトラ警備隊基地内には、あちこちに「TDF」の文字が書かれており、ウルトラホークやポインターなどにも「TDF」の文字が刻まれている。


面白いですねえ。地球防衛軍が武力で地球を守るなら、TEAМ DIAМOND FOURはさしずめ


「笑顔」で地球を防衛する。といったところでしょうか。



ウルトラセブンとももクロ、狙ったのか偶然か。



いずれにしろ、良い話です。好きだな、こういうの。











『TDFの覚悟』


【SET RIST】

OVERTURE ~ももいろクローバーZ参上!!~

01.Z伝説 ~ファンファーレは止まらない~

02.マホロバケーション

03.BIONIC CHERRY

04.ザ・ゴールデン・ヒストリー

05.ココ☆ナツ

06.DNA狂詩曲

07.桃色空

08.DECORATION

09.行くぜ!怪盗少女 ~ZZ ver.~

10.ゴリラパンチ

11.全力少女

12.労働賛歌

13.コノウタ

14.笑一笑 ~シャオイーシャオ~

15.吼えろ

16.「Z」の誓い

17.青春賦

ENCORE

18.今宵、ライヴの下で

19.クローバーとダイアモンド

20.あの空へ向かって

クリスマス吉例!

2018-12-24 04:58:31 | ももクロ








ももいろクローバーZ『サンタさん』




毎年定番のサンタさんです。しかしもう7年前の曲ですよ、ももクロちゃんたち、幼いですねえ……って、去年も同じようなことを書いた気がする(笑)



最近、記事の中身が短いものばかりなので、手を抜いてるんじゃないかと思われる向きもあるかと思われますが、いえいえ、決してそんなわけはございません。

なんだかこの頃妙に忙しく、ブログに割いている時間があまりないのです。さりとて毎日ブログを上梓することが日課となってしまっており、書かないとどうにも気持ちが悪い。


そんなこんなでこのような仕儀と相成った次第。読者の皆様にはその点、何卒お汲み取りの程。




冬至も過ぎまして、太陽は新しく生まれ変わりました。その生まれたての太陽のように純粋無垢でパワフルなももクロちゃんたちから力を得て、この忙しい年末を乗り切りましょう。


う~~~~マンボ!




そんなわけで希少なる読者の皆様方に、心を込めて




メリークリスマス、です。

Band Aid [Do They Know It's Christmas] 1984

2018-12-23 05:18:57 | エンタメ総合













ボブ・ゲルドフとミッジ・ユーロが中心となり、エチオピア飢餓難民救済プロジェクトとしてイギリスとアイルランドのミュージシャンたちによって始められた「バンド・エイド」。これを起点として、いわゆる「エイド・ブーム」が広がっていき、「ライヴ・エイド」へと繋がっていくわけです。



『ボヘミアン・ラプソディ』まだ観てない~。










BAND AID 30(2014)

時代を越えて今でも続けられている。一時的なブームで終わらせないところは


エライね。





世界中の子供たちへ、大人たちにも


どちら様にも、ちょっと早いですが(笑)



メリークリスマス。

村治佳織&坂本龍一『戦場のメリークリスマス』

2018-12-22 04:50:53 | エンタメ総合











日本を代表するギタリスト・村治佳織さんと坂本龍一教授の豪華揃い踏み。



ガットギターに張られたナイロン弦特有の、奥深くて太く優しい音がいいですねえ。



押尾さんのプレイと村治さんのプレイどっちがいいか、なんて野暮なことは申しません。それぞれにそれぞれの特色があって、どちらも素晴らしい。




一口にギターといっても、奥が深いものです。