訃報ばかりが続きます……。
2月17日、俳優の瑳川哲朗さんが、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のため、高齢者施設で亡くなられました。84歳でした。
瑳川哲朗さんといえば、我々の世代ではやはり、『ウルトラマンA(エース)』の対怪獣(超獣)攻撃隊「TAC」の竜隊長でしょうね。
それと時代劇ファンなら、何と言っても『大江戸捜査網』の隠密同心、井坂十三ですね。
井坂十三役は15年間に渡って演じ続け、大江戸捜査網の顔といっていい存在でした。2000年代に制作されたスペシャル版には、偉い人の役で出てましたね。
声優としても活躍された方で、バート・ランカスターやカーク・ダグラス、ヘンリー・フォンダ等々の吹替えを担当、山田康雄氏の後を継いでクリント・イーストウッドの声も吹替えていました。
私が個人的に印象に残っている声の吹替えは、『スタートレック』シリーズでレナード・ニモイが演じたMr.スポックの声です。知的で渋い声が見事にハマってた。
80年代に制作されたアニメ映画版『ゴルゴ13』で、主役のゴルゴ13の声を演じていました。映画はロクなもんじゃなかったですが(笑)、瑳川さんの声は結構ハマってたと思ったなあ。
ここ最近は舞台中心に活動されていて、余りお見かけする機会がなく、少々残念に思っていたのですが、まさかALSに罹患されていたなんて……。
言葉がありません。
今はただただ、安らかであらんことを。
お疲れ様でした、ありがとうございました。
敬意と感謝と哀悼を込めて
合掌。
『ウルトラマンA(エース)』より、「Terrible Monster Attacking Crue」略して「TAC」の竜五郎隊長(瑳川哲朗)。
お病気で大変だったのですね…。
お疲れ様でした。ご冥福をお祈りいたします。