ハード・ロック・ギタリストのカリスマ的存在、リッチー・ブラックモア。ディープ・パープルやレインボーなどのハード・ロック・バンドのギタリストとして70年代から90年代にかけてその地位を不動のものとしていました。
1997年以降は、奥さんのキャンディス・ナイトとともに「ブラックモアズ・ナイト」というユニットを結成。ルネッサンス・ミュージックやブリティシュ・トラッド・フォークなどにインスパイアされた独特の音楽をプレイし、ロックからは長らく遠ざかっていました。
しかし2016年にリッチー・ブラックモアズ・レインボーを再結成し、ロックの世界に返り咲きます。そしてこの度、
新曲を発表したという次第。
クラシックというかルネッサンス・ミュージックというのか、ギター・フレーズがいかにもリッチーらしく、思わずニヤリとさせられます。ギター・ソロにもまったく衰えを感じさせず、御歳74歳にしてこの壮健ぶり。
素晴らしい。
ヴォーカルのロニー・ロメロの声質は、レインボーの初代ヴォーカリスト、故ロニー・ジェームズ・ディオを彷彿とさせ、これもまた良し。
まさに往年の「レインボー」そのものだ。
時代的にどうしたこうしたとか、そんなことは関係ない。リッチーはとっくの昔に時代など超越した存在となっている。リッチーはその時その時で、やりたいことをやればいい。
リッチーにはその資格がある。
リッチー・ブラックモア、好きだな。