どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

Eddy Bear なんてすてきな日

2023年12月19日 | 絵本(外国)

   Eddy Bear なんてすてきな日/アンドレ・ダーバン・作 角田光代・訳/学研教育出版/2009年

 

 ぴかぴか堂は、町で一番有名なおもちゃやさん。ショーウィンドーには、すてきなおもちゃがならんでいます。

 お店から、人がいなくなると、ぬいぐるみたちは まくらなげをしてあそびます。お月さまは、ぬいぐるみたちが なかよくあそんでいるのをみるのが楽しみで、ショーウィンドーの前にすわります。

 ある日、ふたりの男の子が、くまのエディのとりあいをし、エデイのちいさな耳はとれてしまいました。つぎの日、店長は、売り物にならない耳のとれたエディを すててしまいました。そんなエディを 救ってくれたのは ちいさなねずみ。ねずみは、仕立て屋のトッドさんを 紹介してくれました。エディは、トッドさんから耳をつけてもらいました。また、お店の窓にかざられたエディでしたが、だいすきだった友だちは、いませんでした。

 そのうち、ちいさな男の子が、いつもいつも窓の外をとおるのをみました。エディは男の子がとおるのが 楽しみになり、男の子もエディを見かけると、にっこりと笑いかけます。やがてエディは、エドワードといっしょに くらすことになりました。

 そして、学校の「おもちゃの参観日」に、エドワードにつれられていくと、そこには、ぴかぴか堂の仲間たちが、たくさんいたのです。

 

 優しくやわらかな色使いは落ちついた感じ。

 エディがみんなと遊んでいるのは春、そして再会するのは冬。雪玉合戦です。