どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

ゆうかんな3びきと こわいこわいかいぶつ

2022年03月29日 | 絵本(外国)

     ゆうかんな3びきと こわいこわいかいぶつ/スティーブ・アントニー・作 野口絵美・訳/徳間書店/2017年

 

 壁にでっかく「きけん! フードをかぶった かいぶつに ちゅうい!」の張り紙。

 おそろしいっていう怪物は どんなやつか みてみたいという 好奇心は 誰も同じ。

 リスのニックと、ハリネズミのハリー、ハツカネズミのハックが フードをかぶった 怪物をさがすにいきました。

 「どこに いるんだ、でてこい、でてこい! ぼくらは ぜんぜん こわくない!」

 ドブネズミの大群が 逃げ出してきました。

 コウモリの大群が 逃げ出してきました。

 ネコの大群が 逃げ出してきました。

 「どこに いるんだ、でてこい、でてこい! ドブネズミたちが こわがっても コウモリたちが こわがっても ネコたちが こわがっても ぼくらは ぜんぜん こわくない!」

 あらわれたのは オレンジいろの ひとつめ でっかい けむくらじゃの手 おっきな おそろしい口の 巨大な怪物。

 三びきと 怪物の とっくみあいか 食べられてしまうかと思うと・・・。

 

 ともだちがいないという 怪物と シーソー 滑り台 ブランコで遊んで  

 おなかがすいたー! という怪物と 食べ放題の店に むかいました。

 

 こわそうですが ともだちがいないっていうのは さびしい。

 見た目で判断しないって ことかな。  

 

 三びきと 怪物が 遠くから 近くまで だんだん 距離をちぢめてくる ドキドキ感もみのがせません。